草の描き方【デジタルイラスト背景講座】

草原講座




こんにちは出雲寺ぜんすけ(‎@blankcoin)です。

今回は草原背景の描き方について解説していきたいと思います。

草原のベースを塗る

草原

今回は草原の描き方ということで空は以前描いたものに手を入れて使い回しています。

空に関しては雲講座などを参照にしてみてください。

雲の描き方2009

雲の描き方【デジタルイラスト背景講座】

2009年8月23日

彩度の低い色で塗る

後で手前のほうは草を描いていきますが、まずは全体的に草の色を塗っていきます。

まずは彩度の低い色で塗っていきます。

彩度の低い色

彩度の高い黄緑色で塗る

遠くのほうは空気遠近とかもあるので最初の色を残しますが、手前のほうを彩度の高い黄緑色で塗ります。
彩度の高い黄緑色

このときに手前ほど太く奥の遠くのほうを細くします。

これによって遠近感をつけることができます。

草原遠近感

この太さが両方同じにしていくと真上からみたような俯瞰の絵に近づいていきます。

草を描く

草を描いていきます。

筆の入りや抜きが必要なのでシェイプのコントロールを筆圧にしたブラシで描いていきます。
ブラシプリセットのオマケのデフォルト.tpl「不100流100」
草1

だいたいこのような草をいくつも描いていきます

———追記———
背景CGテクニックガイド のCD-ROMに入れた
自然ブラシ 葉線画カスタムtplというブラシは比較的抜きやすいので、お持ちの場合は草を描くときにも使ってみてください。
草2

周りに小さな草なども足していきます。

草3

少し離れたところにこのような細かくて小さな草もあるといいでしょう。

草4

逆に低い草ばかりになってしまったときは、たまには長い草があるとバランスがよくなります。

全面をこういった草で埋めてしまわずに省略しつつ描いていきましょう。
そのあたりは学校では教えてくれない風景スケッチの法則という本にも書かれていますね。

草はコピペしてもいいとは思いますが草ひとつひとつはシンプルな形で描いていますので、普通にすべて描いてもさほど手間でもありません。

コピペする場合はあからさまなコピペバレしないようにひと手間かけて調整しましょう。

草原1

草を馴染ます

最初の草のベースでは草が目立ちすぎるので浮いてしまっています。

そこで、草原をさらに濃い色で塗り重ねていきます。

ブラシプリセット BC-d カスタム筆ブラシ.tpl 「カスタム筆ブラシ」、「カスタム筆ブラシ テクスチャなし」
草原3

なるべく奥のほうは元の色を残すようにします。

草原3

前回描いた草を隠すとこのような状態です。

草に明るい色を入れる

今度は逆に草原と草が馴染みすぎて草原の濃さによっては埋もれてしまったりします。
そこで草に明るい色を入れて視認できるようにします。

草8
草9

場合によってはもともと草を描いていなかったところに明るい色のみで草を追加するのもいいでしょう。

草10 草原4

…と、今まではここでこのページは終わりだったのですが……

なんと、拙著【デジタルイラストの「背景」描き方事典】の内容を途中まで公開しちゃいます!!

ここからは書籍版の解説になります。

書籍版 草地の描き方

草書籍版00
 公園、空き地、庭など草の生えた地面はさまざまなシーンで使います。

草地には主にイネ科の植物を描きます。イネ科の葉は平行脈の長細い葉です。芝生の芝草もイネ科です。芝生のように刈り込まれて管理されているのであれば、草はあまり描き込まないようにします。逆に管理されていない草地であれば草が伸びている様子を描きこみます。

イネ科の雑草にはハマスゲ、オヒシバ、スズメノカタビラなどがあります。こだわってイネ科以外の雑草も描く場合は、葉の形が異なる点などに注意して別途資料を確認するとよいでしょう。

グラデーションを描く

草書籍版01
画面上のほうは白く飛ばし気味にしています。草などの緑色を白飛ばしする場合は、緑から白の間に黄色をグラデーションに入れると良い色になります。

草に明暗のムラをつける

草書籍版02_01
「カスタム筆」ブラシを使って、草に明暗のムラをつけます。ここではまだ草の葉を描かずに明暗だけを描きます。

草書籍版02_02
拡大図

明暗のムラの役割

草書籍版03_01
植え込みの下草
草書籍版03_02
簡略図
草書籍版03_03
植え込みの下草
草書籍版03_04
簡略図

前工程の明暗には葉を描くためのアタリという目的以外にもう一つ役割があります。

草の葉を描くといっても、手当たりしだいに草の葉を描くわけではありません。主に明暗差のある箇所の葉を描きます。

 例えば植え込みの手前に生えた草であれば、「植え込みの色」と「日陰の草の色」、「日なたの草の色」にそれぞれ明暗に差があるのでその箇所に草を描きこみます。

 しかし、植え込みなどがない草地には、はっきりとした明暗差ができません。そこで、草地に明暗のムラを作ることで、明るさの違う葉を描きやすくしているのです。

草の葉を描く

誠に申し訳ありません!!

ここからは先は書籍での解説になりますので、どうぞよろしくお願い致します!

背景の描き方講座まとめ

背景の描き方講座

2016年10月29日
背景の描き方講座まとめページ
他にも空、山、草原、木などなど、さまざまな背景の描き方を紹介しています!
まとめページから他の背景の描き方も見ていただけたら嬉しいです!

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