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曇り空の描き方【デジタル背景描き方講座】

2 min

こんにちは出雲寺ぜんすけ(‎@blankcoin)です。

今回は曇り空の描き方を解説します。

のちのち別の曇り空の描き方も追加することがあるかもしれませんが、とりあえず拙著『デジタルイラストの「背景」描き方事典』のAmazon試し読みの範囲内で曇り空は解説されているので、気軽に見やすいかたちで試し読みできるようにブログでも公開します。

『試し読み』から書籍でのページの見え方も確認できます
この記事を書いた人

現役で絵の仕事をしている出雲寺ぜんすけが執筆しています。
最近の仕事ではKeyの新作『終のステラ』に背景イラストで参加。

終のステラ』の発売は2022年9月30日。
何卒よろしくお願い致します!
体験版も公開されました!
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【書籍版】曇り空の描き方

十種雲形に「乱」という文字の付く雲は2種あり、どちらも雨を降らせる雲です。

一つは「積乱雲」。

もう一つが、雨を降らせる最も一般的な雲で、雨雲と呼ばれる「乱層雲」です。ここでは乱層雲の曇り空を描きます。

曇り空の描き方01_ブラシで曇り空を塗る

  1. STEP

    空全体に広がった曇は、灰色のグラデーションやブラシの濃淡だけの段階で完成でも問題ありません。
    雨を降らせる乱層雲であれば、さらに描き込む必要があります。ここでも使用するブラシは「カスタム筆」ブラシです。ブラシの[不透明度]を落として横方向にストロークすることで、濃淡を描きます。

  2. STEP

    曇り空はレイヤーを分けずに1枚で描いても問題ありません。部分的に明るくしたい場合は、[不透明度]を落としたブラシで白を重ね塗りします。

    レイヤーを分けるのであれば白い背景レイヤーと灰色で塗るレイヤーを作っておいて、灰色で塗っているレイヤーを[消しゴムツール]で消すことで明るくするという描き方もおすすめです。

  3. STEP

    ここまででもある程度の雲の濃淡は表現できていますが、それをさらに描き込んで強調していきます。

    濃淡によって雲の厚みが薄く少し明るい箇所と雲が厚く暗い箇所を表現するように描くと曇り空らしさが増します

曇り空の描き方02_描き込みをレイヤーで管理する

1枚のレイヤーで描いてもかまいませんが、ここではレイヤーを増やして描き進めて随時統合するという方法を使っています。

これによってヒストリーで戻れる回数以上の過去の状態との変化を、レイヤーのオンオフで確認しながら塗り進めることができます。

曇り空の描き方03_描き込みの粗さを整えつつ描き進める

描き込みを進めていると間違った方向に突き進んでしまうことも多々あると思います。

入道雲」の陰の細部の描き込み同様に描き込みすぎはマイナスになる場合もあるので、拡大した状態だけで描き進めずに、引いて画面全体のバランスを見ることが重要です。

時々画面を引いて確認するのもよいですが、常に全体を確認しながら作業するには[ナビゲーター]や[アレンジ]の新規ウィンドウを利用するとよいでしょう。

曇り空の描き方04_遠くの雲の形を整える

引き続き雲を整えつつ描き込んでいきます。

遠くの雲のほうが濃淡の縦の間隔が短くなるように、縦につぶれているように描くことで、遠近感のある曇り空になります。

逆に画面上方も下方も同じ間隔で描くと、真上を見上げたアオリの曇り空にできます。

曇り空の描き方05_色を調整する

元の色のままでもかまいませんが、調整レイヤーの[色相・彩度]で明度を「-60」程度にして暗くすると悪天候にできます。

曇り空の描き方06_ちぎれ雲を描く

さらに描きこみを増やしたい場合は、層状の雲とは別に低い位置にちぎれ雲を描きます。

ちぎれ雲の描き方は青空の雲のベースレイヤーと同じですが、色は白ではなく暗い色にします。このちぎれ雲は非表示にしたり移動したりできるように、別レイヤーに描いておいたほうがよいでしょう

おわりに

書籍のほうではさらにtipsなどもあり、他にもたくさんの項目を解説しているので、よろしければお手に取ってもらえる機会があれば幸いです!

≫夕空の描き方

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