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月の描き方【背景イラスト描き方講座】

2 min
月の描き方
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こんにちは出雲寺ぜんすけ(‎@blankcoin)です。

今回は月の描き方について解説していきたいと思います。

月5

月のベースとなる円を描く

肉眼で地上から見ると、月ってそんなに大きくないですけどアニメなどではよくある演出ですから使い勝手がいいので、描けると便利かもしれません。

夜空背景の前に円を描きます。

やり方は色々あると思いますが、僕は範囲選択ツールをshift押して正円を描いてます。

正円の描き方

 

基本的なことか書いておくとデフォルトだと範囲選択ツールは長方形選択ツールですがshift+Mで楕円選択ツールになります。

楕円選択ツールにした後shift押しながらドラッグすると正円になります。

shiftとAlt押しながらドラッグすると位置を変えずに正円を描けます。

月の海を描く

月0
白い円ができたところで、月の海を描いていきます。

海って言っても、もちろん水がある海ってわけではないです。

Wikipediaによると
「濃い色の玄武岩で覆われた月の平原」

月面の海について補足

 

ついでに拙著「背景」描き方事典から月面の海の解説を引用します。

月面には反射率が低くて暗く見える「海」と呼ばれる部分(実際に水がある海ではありません)と反射率が高くて明るく見える「高地」と呼ばれる部分があります。

「海」にはクレーターが少なく、「高地」にはクレーターが多いです。

この理由は窪地部分に溶岩が溜まって「海」ができたことによります。「海」は溶岩が後から溜まってできたため、溶岩からできる玄武岩という黒い地質であり、また古いクレーターは溶岩で埋まってしまっているためクレーターの数も少ないのです。

月の海の位置とか大きさは、結構といいかげんでいいと思います。

資料の月の絵を見てもバラバラですし、なんとなく月の海とかクレーターとかあれば、みんな月と認識してくれるので見た目が月っぽければ問題ないので気楽に楽しく描いていいと思います。

ちなみに月の海は北半球と南半球で逆に見えます。

これに関してはこのへんのサイトとかドット絵プロフェッショナルテクニックという本にくわしく書いてあります。

月を青で薄く塗る

月1

最終的には白い部分も多くなりますが海以外のところも青で薄く塗っていきます。

このあたりまでは岩とか描くときも基本的に変わらない描き方だと思います。

岩を描くときもクレーターじゃないですけど、小さいくぼみを描いたりしますので。

月のクレーターを描く

岩12
月も岩と同じ形のへこみもあっていいと思いますが月のクレーターは一度膨らんでからへこんでいたりしますよね。

そのため少しだけ描き方を変えたりもします。

このように、影の外側にさらにハイライトを入れることで穴のふちの盛り上がりを表現します。

月のクレーターを追加で描く

白くしました。あと、クレーターを増やしました。
月2

月をレベル補正をして光らせる

月22

レベル補正をして月を明るくして光っている感じを出します。

月4

光条~クレーターからの放射状の筋を描く

さらにクレーター増やして、クレーターから放射状に線を引きました。

月21
月5

月の光を描く

夜空講座の小さい月のとき同様に月の光を周りにいれます。

以前の夜空の雲をのせて、木を追加して完成です。
月23


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