絵師になるにはどうしたらいいのか、プロとしてイラストレーターという仕事をできるようになるのにはいったいどんな練習をしたらいいのだろうか?
そもそもイラストレーターって誰にでもなれるものなの?
絵を描くという仕事に興味を持ったらそんな疑問を持ちますよね。
中学生、高校生、大学生、社会人……いつだって進路に悩むタイミングはあると思いますがそのときにイラストレーターという選択はどうなのでしょうか?
親や友人にイラストレーターになりたいなんて相談したら、やめとけとか言われるんじゃないかと不安もありますよね。
そもそも、イラストレーターになるために何が必要かがわからないと、どう準備をしていいかもわかりません。
この記事では初心者がイラストレーターになるにはどうするべきかを、プロとして絵を描くことで20年弱生きてきて今でもイラスト仕事をしている視点で解説したいと思います。
この記事を書いている人間が、実際にどのようなイラスト仕事をしてきたかは当サイトのギャラリーページをみていただくとよりくわしくわかりますが、最近ではKeyの新作キネティックノベル『終のステラ』で背景を描くことで参加しています。
≫Key新作キネティックノベル『終のステラ』に背景で参加しました【実績公開】
というわけで、企業の運営ブログやイラスト仕事の実績が不明なブロガーではなく、
現在も最前線でイラストを描いて生きている個人のイラストレーターが解説しているブログ記事です。
今までもこのブログでさまざまな角度からプロのイラストレーターになるための知識を語ってきました。
その集大成といえるまとめ記事が今回のこの記事です。
もともと僕は美大ではない一般大学に通っていて、そこからプロになりました。
そのため、これから目指す初心者のかたにも参考になる話ができるかと思います。
ジャンプできる目次
【道具】イラストレーターになるのに必要な道具をそろえる
まずはイラストレーターになるための道具の話をします。
アナログの道具もありますが、ここではデジタルの道具をメインで紹介します。
アナログの画材の良さもかなりありますし、むしろすぐれている点も多いです。
しかし、それでも現在のイラストの主流はデジタルイラストになっています。
- 画材による消耗品費を抑えられる
- 素材化など作業効率化
- 品質の統一性
などデジタルイラストの利点が大きいためかゲーム業界などでも基本的にデジタルイラストを使用しています。
そうしたプロの現場の状況もかんがみて、この記事でもイラストレーターになるための道具としてデジタル機材の紹介をしていきます。
イラストソフト
まずはイラストを描くためのおすすめソフトを紹介します。
≫【おすすめ、お絵かきソフト5選】無料と有料比較、イラストを描き始めるのに最適のペイントアプリはどれ?
くわしくは上記記事のほうで解説していますが、結論だけいってしまうとCLIP STUDIO PAINT PRO。
5000円の買い切りですし、ユーザー数も圧倒的で情報も多いので間違いないです。
欲をいえばPhotoshopを軽くでも触れたほうが就職対策としてはいいですが、コスト面などもろもろ考えると、『とりあえずビール』ぐらいのノリで「とりあえずクリスタ」かなと思います。
クリスタの使い方については当ブログでも解説しています。
≫CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)の使い方や設定をわかりやすく解説【初心者講座】
クリスタを使うのが初めてという場合はこちらの記事を読んでいただければと思います。
ペンタブ
ペンタブについてはのちのちくわしく選び方とかを別記事にまとめたいですが、これまでレビューしたものをサラっと紹介させていただきます。
まずペンタブは板タブと液タブがあります。
- 画面が正面にある
- 姿勢がよく保ちやすい
- 姿勢が原因での体調のトラブルを起こしにくい
- アナログ画材と違って手元をみないので、最初はそこに違和感を感じる人もいる
- 画面の角度や使い方によっては姿勢などで疲れる場合もあり
- 機種や季節によっては画面が熱い場合も
- 描く場所とペンの位置が同じなので直感的
- 自分の手で描く場所が隠れる
正直なところわりと好みの違いレベルですが板タブと液タブではザっとこんな違いがあります。
板タブ
当ブログでは2つの板タブのレビュー記事を書いています。
▲Deco pro swは1万円代で比較的安価な板タブで入門者にも気軽に試しやすい板タブレットです。
▲Xencelabsペンタブレット Medium バンドル SEはプロも納得のクオリティの板タブレットのセットです。
4万円代と板タブとしては高価格帯ですが、ペン2本あり、左手デバイスがついています。
お金がかつかつでなく良いモノを使って始めたい場合はこちら。
やはりWacomのペンタブレットが良いという場合は以下の記事でWacomの板タブの比較記事も書いています。
≫Wacomペンタブレット(板タブ)のスペックをプロイラストレーターが比較! 初心者におすすめなのは⁉
液晶タブレット
液タブもひと昔前のWacom一択の時代はとんでもなく高額商品でしたが今や庶民にも手の届く製品となりました。
≫XP-Pen『Artist 12 pro』レビュー【液晶タブレット】
▲当ブログでレビューしている液タブは、板タブでもレビューしているXP-Pen社による液タブArtist 12 Pro。
Artist 12 Proを当ブログではレビューしましたが、僕が実際に使った感覚だと画面サイズが結構小さいです。
持ち運ぶことが多いとか液タブのお試しで、ということでなければもう少し大きいArtist 15.6 Proとかのほうがいいかと思います。
とはいえ1万円以上値段もあがってしまうので、お財布と相談になるかと思いますが……。
それでも4万円代なのでXencelabsの板タブセットと変わらないぐらいの価格で液タブを買うことができます。
イラスト向け左手デバイス
デジタル環境でイラストを描くときにはブラシのサイズであったり画面の拡大縮小などを頻繫に行います。
そんなときにダイヤル式の左手デバイスがあるとスムーズにそういった操作を行うことができ作業の効率が良くなったり操作する手の動きを抑えることができます。
左手デバイスについては今はTourBoxが最強だと思います。
今までいくつもの左手デバイスを使ってきましたが、最終的にTourBox Eliteにたどりつきました。
とはいえ左手デバイスはイラストレーターになるための必須アイテムかというとそうでもないです。
TourBoxを使わないなら普通のキーボードも優秀なのでそのままキーボードショートカットを使うのでもぜんぜんOKです。
イラストレーター向けクリエイターPC
僕はタブレットPCのSurface Pro 7を使っています。
≫Surface Pro 7(サーフェス プロ)レビュー デジタルイラスト絵を描くPCと液タブも2-in-1
3Dをがっつり使ったり通常のイラスト作業以上の負荷のかかる作業をする場合はSurface Pro 7ではキビシイ場合もあります。
そういう作業をする場合はBTOパソコンとかでカスタマイズしたデスクトップPCを用意するのもいいでしょう。
CPU | Intel Core i5-1035G4 |
メモリ | 8GB |
ストレージ(SSD) | 256GB |
▲とりあえずこれ以上のスペックにしておけば普通の絵を描くだけならOK。
ゲーミングPCとかもスペックが高いので、とりあえずクリエイターPCとかゲーミングPC仕様ならまず間違いはないでしょう。
【学習】イラストレーターになるための学ぶ方法を選ぶ
まずはどの方法でイラストレーターになるための勉強をするかを決めていきましょう。
美大やイラスト専門学校、独学などどの方法が自分に向いているのかを考えます。
実際にプロになった人達と出会うとどの方法をとったかは人それぞれです。
そのため、どのみちからでもプロにはなれますが、コスパや得られるものが結構違うのでこれらの記事を読んで自分に向いた学習方法を見つけてもらえたらと思います。
美大で学んでイラストレーターになる
以下の記事では美大にいくことで何を得ることができるのかということとどのくらいコストがかかるのかを解説しています。
≫美大の学費が一般大学より高い理由【学費を投資として考えてみた】
まとめると
- 美大の学費高いので何のために美大で学ぶのかよく考える必要あり
- 学費は先行投資……なんですが、絵で生きていくこと自体確実性が低いため、投資というよりも投機というかギャンブル的な側面がある。
- 場合によってはハロー効果発揮する場合もあるかも?美大に行くことでのプライスレスな利点も色々ある。その利点や経験に価値を感じる人なら検討。
イラスト専門学校で学んでイラストレーターになる
つぎにイラストの専門学校はどうなのかの解説です。
この記事でも書いたポイントをまとめると
- ゲームやアニメなどのイラストの仕事をしたいなら専門学校は美大よりもお金はかからない。
- 独学 専門学校 美大の3つの中で専門学校は中間に位置するバランス型。
- 3つどの選択も結局は成長は結局自分しだいなので遊んで卒業してしまわないように注意
となります。
記事のほうでは独学、専門、美大のそれぞれの学費を比較したりして解説しています。
専門学校の利点はそこでのコネや繋がりが重要です。
講師の先生から学べるかどうかは自分しだいなところがあるので、受け身で教室に足を運ぶだけでは本来の価値を享受することがむずかしいというところがポイントです。
個別の専門学校について資料請求を実際にしてみてどんな感じかを調査した記事も書いています。
≫ヒューマンアカデミーの資料請求してみた【マンガ・イラストとゲームカレッジ】
≫ヒューマンアカデミー『マンガイラストカレッジ』や『ゲームカレッジ』で就職できる? 評判、口コミや学費
≫アミューズメントメディア総合学院の特徴や口コミや評判、学費を徹底解説!【イラスト・ゲーム・漫画・アニメの専門学校】
独学で学んでイラストレーターになる
独学でイラストレーターになるのは難しそうと思うかもしれませんが、他の学校へいくという選択をしても独学は独学で必要ですよね。
ではイラストの独学は何から始めたらいいのか、そしてその練習方法はどうしたらいいのか気になりますよね。
というわけで、イラストレーターになるためそしてなったあとも実力を高めるために必要な独学の方法を解説していきます。
無料のイラスト独学勉強方法。Webサイトや無料の動画を見る
無料の動画やサイトでかなり有益な情報を得ることができるようになりました。
まさに独学者にとっては恵まれた時代です。
多すぎて探すのに困ってしまうレベルだと思うので、当ブログでは背景の描き方にしぼってですが講座サイトをまとめています。
この記事をみれば少なくとも背景について無料で学べる情報のかなりの部分をまとめて閲覧することができます。
背景以外にも多くのイラストの描き方が公開されているサイトはあるので今後そういったサイトなどをまとめた記事なども追加していこうと思います。
イラスト独学方法_オンライン教室
ネットでは無料の情報も多くありますが、誰しもが無料で手の内を明かしてくれる人ばかりではありませんよね?
でもやっぱり自分が憧れのイラストレーターの手法を学びたいという需要にこたえるべく、最近はオンラインで学ぶ有料のオンラインクラスなども多数あります。
特定のコースを単体で購入するタイプが多く、定価は万単位の金額であることが多いです。
無料の情報にあふれるWebによって感覚がくるいがちですが、美大や専門学校の1コマの値段と比較して考えると、イラストのオンライン講座はむしろかなり安いとも言えます。
オンラインスクールのなかでもパルミーは特殊で、膨大な数の動画講座が受講期間中は見放題になります。
という特徴の違いがあります。
パルミーは学割もあるので圧倒的なコスパだと思います。
以下で詳しくレビュー記事書いているので詳細はそちらで。
ここまで解説してきたオンライン教室は基本的に動画をみながら学ぶ形式で、リアルタイムに指導してもらう形式ではありません。
なんとリアルタイムで指導してくれるオンライン教室も存在していて、ATAM ACADEMYというのは小学生から学べるオンライン教室で習い事のようにしてイラストの勉強ができます。
内容としては初心者向けになると思いますが、直接指導してほしい場合には良さそうです。
≫ATAM ACADEMY小学生から学べるオンラインイラスト教室 の料金や特徴を調べてみた
リアルタイムで教えてもらえるのでATAM ACADEMYは独学ではないのかもわかりませんが、専門学校というほどではないの『習い事』的なポジション。
超初心者の場合はパルミーなどで独学する前にATAM ACADEMYで直接指導で基礎に慣れるというのもいいかなと思います。
イラスト独学方法_書籍
独学の王道、書籍で学ぶ。
かなり多数の本があります。
僕が背景を描いていることもあり背景の本の紹介記事がこちらです。
国内のデジタル背景イラスト描き方技法書をほぼ網羅しているのではないかと思います。
Kindle Unlimitedの書籍でイラストの独学する
≫Kindle Unlimited読み放題のイラスト描き方技法書と参考本100冊以上まとめ
こちらの記事は背景だけでなくキャラクターも含めあらゆるイラストの学習に役立ちそうな本をまとめています。
しかも「Kindle Unlimited」という月額980円のサブスクサービスですが最初の30日間は無料です。
学校に通うと学費で月に10万近くかかることを考えると独学は破格ですね。
イラスト独学練習方法の秘訣
≫【独学でプロを目指す】初心者必見! 上達するイラスト練習法、3つの秘訣
独学方法の記事を追加しました。独学方法について詳しくはこちらの記事で解説しています。
- 基礎練習全部をやってはいけない。自分が楽しい練習方法だけやる。
- 練習対象を絞って一点突破でプロレベルにする。その後徐々に広げていく。
- 仕事、作品作り、模写のいずれかをやる。そして、セルフフィードバックをする。
【就職】イラストレーターなどのクリエイティブ職の就活
学ぶ段階が終わったら次は就職活動です。
イラストレーターといえばフリーランスのイメージも強いでしょう。
たしかにそうですが、まずは就職を考えましょう。
かなり有名なイラストレーターも最初はどこかのゲーム会社などに就職しています。
僕自身も今はフリーランスで働いていますが、会社員としてゲーム会社などで長く勤めてきました。
そのことがフリーになってからもかなり助けになっています。
イラストレーターの就活のコツを知る
≫【ゲーム業界など】絵描きの就活(転職)で心が折れないための5つのポイント
- 同時にできるだけたくさん応募せよ!!
- 100社に落ちるつもりで挑む!
- 自己応募とエージェントを併用する
- エージェントさんの言われるがままでなく、自分の希望を相談する
- 最初から課題の提出がある求人を後回しにする
- ファミキャリ!(クリーク・アンド・リバー社)
- ワークポート
- 【第二新卒エージェントneo】ネオキャリア
その他にも就活テクニックを書いた記事がこちらになります。
≫クリエイターの転職事情&就活テクニック【ゲーム業界イラストレーターの転職対策】
また、直接的な就活テクニックではないですが、ゲーム業界がどんな雰囲気なのかを知るには以下のような漫画で楽しみながら業界の雰囲気をつかんでおくのもいいでしょう。
イラストレーターとして就職するために必要なスキルを知る
≫【クリエイターの転職】ゲーム業界でCGデザイナーになるために必要なスキルとエージェントまとめ
- 自分がやりたいではなく会社が求めていることができれば就職できる
- 他の人があまりやっていないことができると有利
- 協調的コミュニケーション
- 向上心アピールは慎重に
- 優秀なエージェントは各企業の傾向と対策や内情を把握している
ポートフォリオを作る
ポートフォリオとは自分の作品集です。
普通の就活では学生の能力などわからないので基本的に学歴などで判断されがちですが絵描きの就活は違います。
学生だろうがポートフォリオという作品集によって、ひと目で実力を把握されてしまいます。
どのようなものかは具体的に見たほうが早いと思うので僕のポートフォリオサイトを貼っておきます。
紙媒体ポートフォリオをつくる
ポートフォリオはこのようにサイト形式でもいいですが、基本的に面接のときなどに見てもらえるように印刷したりもします。
印刷しやすいようにPDFデータでも用意しておくのもいいでしょう。
プリントアウトした紙をA4クリアファイルに入れて作るのが定番ですが、家にプリンターを持たない人にとってはコンビニでカラー一枚50円で20枚以上印刷するなら1000円超えるので、いっそオフセット印刷しても値段は変わらなかったりします。
≫【ポートフォリオの作り方】イラストレーターやゲーム会社志望者向け。ポートフォリオに必須の3項目とは!?
▲さらにくわしく紙媒体の作り方について解説した当ブログの記事はこちら。
Web版ポートフォリオをつくる
ポートフォリオはPDFを送付する場合や面接などで紙媒体で持っていくこともありますが、ポートフォリオサイトはデータ自体を送らずともURLだけで見てもらえるのが利点です。
僕はこうしてブログをWordPressで作っているので、ポートフォリオサイトもWordPressで作成しましたが、日頃からレンタルサーバーを借りてブログなど運営していない場合はポートフォリオサイト制作サービスを使うというのが手軽です。
ポートフォリオサイト制作サービスをまとめた当ブログの記事が▲こちらになります。
【独立】フリーのイラストレーターになるために独立する
会社を辞めて、個人事業主やフリーランスになる。
学生の中にはいきなりフリーランスのイラストレーターを目指してしまったりする人もいるのですが、実際のプロに聞くと皆が口をそろえていうのが
「いや、一回就職してからのほうがいい」
といいます。
これはなぜかというとフリーランスなど独立している場合は安定感もありませんし、はじめから取引先もありません。
フリーでうまくいっている人も多くは安定した取引先を会社員時代の同僚などの繋がりから得ているケースが多いです。
ぜんすけ
僕自身もフリーになってから、じっさいに同僚から依頼された仕事もしてきています
というわけで、この記事はイラストレーターになるための全知識として、独立についても解説していますが順番としてはクリエイティブ職で会社勤めのほうが先になると思います。
- 満員電車からの解放
- 遅刻がない
- 宅配の荷物はいつでも受け取れる
- 空気を読んだ残業がない
- 家族そろって夕飯を食べられる
- オンオフを明確にさせやすい
- 仲間がいる
- IT健保など
- 仕事が途切れない
- 老後リスクが低い
最初は会社員がおすすめですが、フリーのイラストレーターでやれそうと思ったらフリーをやってみるのもあり。
ただし、別に一度フリーになったからといって永遠にフリーにこだわる必要もなく、
「条件の悪い仕事を受けるぐらいならサラリーマンをやるわい」
というマインドはあったほうが、フリーランスという弱い立場の足元見たようなご発注を丁重にお断りすることができるのでおすすめです。
イラストレーターとして開業する
基本的に会社員として働いてから独立するということで、会社員として働いていると雇用保険に入っていると思いますので、失業手当がもらえますが就職や開業した場合には再就職手当がもらえます。
≫【個人事業主として開業しました!】開業届け出す意味と、出すときに楽な方法
開業して契約書や発注書がもらえるような仕事をちゃんとこなせていればフリーのイラストレーターになった場合でも再就職手当はでるのでよく確認しておくといいでしょう。
イラストコンテストに応募してイラストレーターになる
このようなイラストコンテストがさまざまなところで開催されています。
コンテストというと登竜門っぽいですしいかにもデビューする感がありますが、フリーのイラストレーターになるという道としてはコンテストで大賞を取るよりもっと楽な道もあると思います。
ただ、こういったコンテストは募集テーマにそったイラストを趣味でどのみち描いているならワンチャン応募してみてもいいんじゃないかと思います。
コンテストのためだけにイラストを描く場合は労力のわりに受賞しなかった場合のダメージがでかいですが、もとからコンテスト関係なく描いくつもりでいたら、かすりもしなくても大丈夫だと思うので。
ポートフォリオを見つけてもらいやすくする
前の記事のようなイラスト制作会社などの登録型で働くだけでなく、パブリッシャー直の案件なども受けたほうが実績公開できることも多いと思います。
そのためにはポートフォリオサイトなどから見つけてもらって直接依頼をしていただく必要があります。
しかし、ポートフォリオサイトを作っただけだと孤島状態で誰からも見つけてもらえません。
そこで、SNSやイラスト投稿サイトなどのプロフィール欄で自分のサイトのアドレスを表示します。
他にも当ブログの以下の記事にように紹介してもらえるところがあれば依頼するのもありです。
在宅イラストレーターとして働く
≫在宅イラストレーターの仕事ができる登録サイトまとめ【知っておくべき種類と特徴】
僕はゲーム業界で社内で働いていたときは発注側、フリーとしては受注側として両面でこういったイラスト制作会社などと関わらせていただいて仕事をしてきています。
特徴が色々とあるので自分の状況に合わせて使い分けていくといいでしょう。
イラストレーターとして働いて生き残っていくための考えかた
3年ほどフリーランスの経験もしたのでそこで得た生き残っていくために必要だと思う考え方が以下になります。
- 変化に対応する力(逆に見送る勇気)
- 安売りをしない
- ランニングコスト(生活費など)の最適化
この内容をそれぞれ1記事としてガッツリ解説しています。
≫【前編】これからの時代も生き残るクリエイターに必要なこと①【逆に今やらなくてもいいこと】
≫【中編】これからの時代も生き残るクリエイターに必要なこと②【安売りをしない】
イラストレーターとして働くときに気を付けておきたいこと
フリーランスとして仕事を始めたときには仕事依頼としてサイバー攻撃されないようにこちらの記事も見てもらえればと思います。
普通に国内の仕事をしているぶんには大丈夫だと思いますが、念のため知識としてしっておいて損はないでしょう。
まとめ
というわけでイラストレーターになるにはどうしたらいいのかという切り口で当ブログの記事をまとめてみました。
ある程度必要な内容を網羅していると思いますが、こうしてまとめ記事を書いたことでより深く個別記事を書く必要な内容も把握できましたし、この記事は今後も加筆やリライトをしていこうと思います。
さらに
- イラストレーターになったあと、どう生き残っていくか
- イラストレーターがより良い条件で仕事ができるように業界を変えるにはどうしたらいいのか
といった内容など、イラストレーターになったその後のこともこのブログで記事を書いていきたいと思っています。