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【中編】これからの時代も生き残るクリエイターに必要なこと②【安売りをしない】

11 min
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こんにちは出雲寺ぜんすけ(‎@blankcoin)です。

先日フリーになって3年経ちましたが、これからもクリエイターとして生き残っていくために必要なことをこれまでを振り返って考えました。

そこでリストアップしたのが以下の3つ

これからの時代も生き残るクリエイターに必要な考え方
  1. 変化に対応する力(逆に見送る勇気)   ←前回の記事で解説
  2. 安売りをしない            ←今回の記事はココ
  3. ランニングコスト(生活費など)の最適化 ←次回の記事で解説予定

前回の記事では変化に対応する力(逆に見送る勇気)という1つめの内容について解説してきました。

≫【前編】これからの時代も生き残るクリエイターに必要なこと①【逆に今やらなくてもいいこと】

というわけでこの記事では二つめの内容について解説していきたいと思います。

※前後編でいけるかと思ってましたが結局長くなったので前中後編の3記事にしました。

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▼イラストを始めるのに必要な道具、学習、就職など当ブログ内容の総まとめ記事
≫イラストレーターになる方法の全知識まとめ【現役のプロが解説】

自分の仕事を安売りしない

安い仕事なら受ける必要はないという話をしたいと思います。

「そりゃ、安い仕事をしないというのはあたりまえでしょ」

と思うかもしれませんが、
そうでもないこともあったりするので、安すぎるイラストの単価が話題になったりするわけです。

安すぎる仕事を回避するには時給換算してみる

フリーランスの場合は時給で働いているわけではないのですが、安すぎる仕事を回避するためには時給換算は有効です。

方法は説明するまでもないですが、単価を制作にかかる時間で割るだけですね。

時給だけでなく仮にその仕事だけをした場合の月収や年収までザックリ計算すると状況が明確になります。

過去の仕事の実績が一切ないときは例外

まったく仕事の実績がなく、
これからプロとして報酬を貰ってイラスト仕事を始める段階でなら安売りはNGじゃない
と僕は考えています。

この記事の主題である『安売りしない』と逆のことを言っていて恐縮ですが、ようはタイミングの問題です。

プロになって日の浅い段階であれば単価をおさえなければ、競争優位性を勝ち取れない場合もあるのでしかたないと思います。

しかし、何年もプロとして生き残り、技術がプロとして通用する段階になったら安売りはやめていく段階ではないかと考えています。

今回の記事ではその段階の話をしていこうというわけですね。

技術も実績もある人が安く受けるのは若い芽を摘むこと!?

技術があり尋常じゃなく手が速いクリエイターが低単価で手当たりしだい受けまくることは、低価格で周辺の商店街を潰し競合を締め出す巨大スーパーマーケットチェーンがごとき戦略。

それもまた資本主義社会なので別に責められるべきことではないかもしれません。

とはいえクリエイターは職人的なところもあると思うので後進の育つ余地はあったほうが健全かなとも個人的には思ってたりします。

「後進を育てるだと~!? 何を生ぬるいことをッ むしろ若い才能の芽は摘んでいく!!
それができてこそ“生き残ることができるクリエイター”というものよ」

という考えの方もなかにはいるかとは思います。
そういう考えの場合でしたら……まぁしかたないです。

ぜんすけ

ぜんすけ

しかしそんな意図はなく、なんとなく最初のころの安い単価を続けてしまっているのでしたら検討の余地ありかと。

ある程度生き残ったクリエイターは単価を上げていくことで新規参入の余地を作りつつ、本人もさらに継続して生き残りやすくもなるなるんではなかろうかというわけです。

思っていた以上に人間一人ができる仕事は少ない

仕事というのは意外と一人で抱えられる量は少ないです。

たくさんの仕事などを受注しようと思うと会社のように複数の人間の手が必要になってくるということでしょう。

フリーランスとして一人で仕事をする場合は受けられる案件というのはすごく限らているにも関わらず大概の依頼というのは締切まで期限があまりないものが多いです。

そのため、別の仕事で埋まっていると依頼があったとしても受注することはできません。

両手いっぱいに仕事を抱えない

安い仕事で手一杯になっているときにもっといい仕事が来ても受けることができないという最悪な状況が発生してしまうわけです。

来た依頼を片っ端から受けてしまうというのは悪手になってしまうのです。

というわけで、条件のいい仕事の依頼が来た場合に受注できるように、なるべく両手いっぱいに仕事を抱え込みすぎないようにしたほうがいいです。

そんなことは言われなくてもわかっているよと思うかもしれませんが、無数のクリエイターの中から自分を選んでくれたと思うとつい前向きに検討してしまうというのが人情というもの。

しっかりと意識的に仕事を抱えすぎないと決めておくことが重要です。

安い仕事はお断りする

仕事を抱えすぎず厳選するという確固たる意志があればこそ、安い仕事は断りやすくなるでしょう。

そもそも安い仕事ということは、その依頼主はその仕事にその程度しか価値を見出していないということなので、その仕事に対応したところで得られるものは少ないだろうと察することができます。

ぜんすけ

ぜんすけ

予算からクライアントがどの程度重要視している仕事なのかが透けてみえるというわけです。

とんでもなく低単価の場合は自分以外の他の人でも代替え可能な仕事であり、自分の仕事にさほど期待されていないとわかります。

なのでそういった仕事は基本的に受注しなくても大丈夫でしょう。

逆に安い仕事でも受注する

次に逆に安くても受注するという話をしたいと思います。

「いや、安い仕事はお断りするんじゃなかったんかい!!」

とツッコみたくなるかもなのですが、

前回の記事でも変化に対応する力といいつつむしろ新しいことを見送る勇気という反対のパターンも解説しました。

というわけで今回も正反対の逆パターンについても語っていきましょう。

安くても受注するケースとは後の仕事につながる実績になる仕事

過去の実績をみて、「あぁ、この仕事もこの人がやっていたんだな」とわかると安心して依頼することができますよね。

だからそういった実績に繋がる仕事は安かったとしても検討の余地があります。

実績公開不可だった場合は確実にこの『後の仕事に繋がる』というポイントが外れます。
なので
実績公開不可でしかも安い仕事』は秒で断って大丈夫です。

安い仕事でも受けるってどういうこと? 2×2のマトリクス表で見ればわかります

どういった場合に安い仕事を受けるべきでいつ断るのか、少し混乱してきているかもしれないので一度整理していきたいと思います。

2×2のマトリクス表でフリーランスの仕事について考える前に、少しだけ脱線してサラリーマンの転職の場合で考えてみましょう。

転職の場合の評価軸_2×2のマトリクス表

ちなみに僕はサラリーマン時代に転職活動をした経験もありますが、そのときの基準にしたのか以下の2点。

  1. 給与額
  2. 残業時間(休日出勤)
残業_
残業_×
給与_給与_

というこのマトリクスで残業が少なくて給与の多い『◎』はもちらん理想だけど、求人サイトを見てもそんな求人ばかりでもないというのが現実。

というわけで、とりあえず残業が多くて給与少ない地獄『×』だけは避けて、せめてどちらかはましな状況が期待できるところを優先して応募するという考えで活動しました。

サラリーマンであっても、次の転職で優位になるように名の知れたところで働く(実績)という基準を入れる人もいるでしょう。

  1. 給与額
  2. 残業時間(休日出勤)
  3. 実績

短期間でキャリアアップを目指して渡り歩く場合には、フリーランスに近い側面が出てくるのでフリーランスのように実績の項目が出て3つの点を意識するようになるのではないかと思います。

(僕の場合は特に会社を渡り歩くという思考はなかったので会社員時代の転職では実績は考慮せず、上の2項目のマトリクスで考えました)

フリーランスクリエイターの仕事の2×2のマトリクス表

フリーランスの場合は残業時間やなんかは自分で自由に決められるので、給与額と残業は一体化して単価になります。そのため

  • 単価
  • 実績

というこの2軸で考えられます。

実績になる
実績公開不可×
単価単価

先ほど『実績公開不可でしかも安い仕事』は悩まずに秒で断ってOK

とお伝えしたのはこの2×2のマトリクス表で『×』のところに位置するからというわけです。

「安い仕事は断れ!」というメッセージの直後に「安い仕事でも受けろ」などといいだすと、何を矛盾したことをと思われそうですが、このマトリクス表を見ればすんなりご理解いただけるのではないでしょうか。

point
『×』以外の仕事は、実績の強度単価の高さをそれぞれ比較して優先度を決めます。

やりたい仕事=ドラ

以後の仕事につながる実績になるかどうかという基準とは別に、単純に自分が個人的に好きなIPなどやりたい仕事というケースもあるでしょう。

しかし、この自分が好きでやりたい仕事というのは実績公開可であることが前提で実績の強さに上乗せで乗る要素ではないかと考えています。

また、麻雀のたとえで恐縮ですが、いわばドラみたいなものかなとイメージしています。

実績公開というがなくてドラのみではアガれないけど、アガれるときに『やりたい仕事』というドラがのっていると点数が増えるわけです。

生き残るためのポイント

たとえやりたい仕事だったとしても安い仕事は受注量の制限を自ら決める必要があります。

安い仕事を受けるのはかまいませんが、自分の持ち時間のすべてをそれで埋めてしまうと経済的に詰みやすくなります。

ですから他の単価の良い仕事も受けれ可能な余裕をもって受注するのがポイントです。

なぜクリエイターの依頼単価は表記されていないのか?

イラストレーターさん料金表とかあったら発注しやすいし、他のクリエイターさんがいくらで受注しているのかわかったら自分の受注額の参考にできるのに何でないんだろうと疑問に思う人も多いんじゃないでしょうか。

しかし、次の内容がわかると依頼にかかる単価が書かれていない理由もわかってきます。

理由① 依頼内容が案件ごとに違う

まず、内容が依頼される案件ごとに違います。途中チェックの段階の多さやリテイクの回数など同じ一枚のイラストでも工数の違いがかなりあります。

理由② 時価だから

イラストレーター人にの出来る仕事の量ってのは限られているということは前述のとおり。

すなわち仕事が重なったり忙しさによって受けられる余裕が違います。

締切までの期間が短いほど必然的に高単価になります。

仕事を依頼するまさにそのタイミングで運良くちょうどクリエイターの手があいているかどうかは、まさに稀少な魚が釣れるか釣れないかと同じように市場価格が定まらないため時価になるわけです。

クリエイター側としては締切のギリギリの高単価案件を差し込みで受けることができるようにするためにも、前述したように安い仕事を両手いっぱいに仕事を抱え込みすぎいことが大切です。

ちなみに、締切直前なのに低単価の仕事はスルーでOKです。

まぁ、締切に余裕のある案件のほうがレアかもしれないので、直前具合しだいだと思いますが……。

ここまでの▲二つが一般的にわりと言及されること。

そして、▼次の内容が当記事で解説してきたことを踏まえた内容。

理由③ 実績価値が違うから

仕事内容や忙しさだけで決まるならまだいいのですが、受注してもいい価格はプロジェクトの実績の価値によっても変わるので単純な料金表にできないのです。

これは前述の実績と単価の2×2のマトリクス表からもわかるように実績価値が高いのであれば単価は下限まで下げられ可能性があります。

逆に実績非公開案件など実績価値が低い場合は高単価である必要があるというわけです。

ようするに依頼者側が単価に影響を与えるという、まるで観測者が結果に影響を与えてしまう量子論みたいな性質を持っているのがクリエイターの単価なのです。

だから料金表のようなものが提示するのが難しいというわけです。

ちなみに、この記事をお読みの皆さまも長い人生のなか企業勤めになって発注側になることもあるかもしれないと思います。

そんなときは
「このプロジェクトは実績価値高いから安くやってくれるやろ」
と足元見ずに素直にマトリクス右上の『◎』にしたってやったってくださいませ。
(僕に依頼する場合じゃなくても)

コミッションサイトでは料金表を作れる

コミッションサイトではイラストの料金表があったりすることも多いんじゃないでしょうか。

これはクライアントが個人メインだったりするため実績の強度は一定であることが理由だと思います。

依頼者による差異が少ないため、こういったサイト内では料金を比較的決めておきやすいというわけですね。

安いからって仕事を断ってたら、やる仕事なくなるんでは?

フリーランスという安定感のない仕事のしかただとやはり、断ってたら仕事がなくなるのではという気がしてしまいますよね。

たしかににそれは一概に否定はできません。

しかし、これまでも述べてきたようにどのみち個人のフリーランスはたくさんの仕事を一度に受けることはできません。

なので、コピペメールの実績非公開で誰に頼んでもいい低単価の仕事は断るほうがメリットが多いのではないかというのが、3年ほどフリーランスで仕事をしてきた時点での考えです。

もし仕事がなくなったら自由に使える時間ができるので営業活動に本気で取り組む余裕が生まれるでしょうし、次回解説するランニングコストを抑えることと合わせていけば、どうにかなるんではないかと今のところ考えています。

フリーランスの単価は高いぐらいで、ようやくサラリーマンと同じコスト

僕はゲーム会社などでサラリーマンも長く経験していたのでわかりますが、会社側は各種保険など一人の人材を雇うために僕らの手取りの給料以外に多額のコストをかけています

これは給与明細を見ればわかりますよね。

厚生年金は自分が払ってる金額もなかなかですが、じつは同額を会社側が負担してくれています。

ぜんすけ

ぜんすけ

厚生年金にくらべて会社負担分のない国民年金では老後にもらえる額が少なくなります。
そのぶんiDeCo国民年金基金など何がしかの方法で自前で貯めておく必要があるわけですね。

フリーランスに発注する場合、企業側は厚生年金の負担もないしオフィスの席も用意する必要ありません。
とにかく余計な出費がかからないのです。

さらに正社員は日本だと一度採用してしまうと簡単にはサヨナラできませんが、フリーランスなら必要なときに必要なだけ使えるのでムダがないのです。

なので、経営者的にはとても都合よく使えるので、その無駄な出費がない分は単価に返ってきてしかるべきというわけですね。

こういった基本的な社会の仕組みを頭にいれておくことで、その仕組みに反している低単価の仕事とは距離をおけるマインドを得ることができるというわけです。

心理的な楽さに抗うべし

あれやこれやと単価を上げるべしという話を繰り返し伝えているのは、じつは自分自身に対しても伝えているという側面もあります。

そもそも人類はお人よしな性質があります。

そしてなにより『高くするよりも安くするほうが心理的に容易』です。

心理的な楽さに負けると後で身体的にしんどくなるハメになってしまいます。

安く請けないことがみんなのため!?

正直なところ経営者としては外注費は安ければ安いほうがいいと思うでしょう。

しかし、もし成り立たないレベルまで低単価だったらどうでしょう。

そうなれば、みんな
「これはあかんな……。じゃあ、さすがに就職するか」って
フリーランスをやめることになるんじゃないでしょうか。

ぜんすけ

ぜんすけ

とりあえず、僕ならなります。

フリーで受注してくれる人いなくなって、求職者しかいなくなったら厚生年金など諸々出費が増えるので逆に経営者としてもコストがかさむ結果になるんじゃないでしょうか。

というわけで、安い単価で受注しないことは『回りまわって経営者のためにも社会のためにもなる』ぐらいに思っておくことで、安請け合いの心理的な楽さにあらがうというわけです。

値上げしなければ、社会全体の構造でいつの間にか値下げさせられている

昨今はスタグフレーションだと世間でも騒がれているわけですが、フリーランスも他人事ではありません。

値上げをしなければ、実質的に値下げしているようなものなのです。

食料品の値上がりなどもそうですが、電気代も昨年よりも節電して使用料減らしたのにも関わらず逆に料金は上がっていたりしますよね。

値上げをせず安い仕事を受けて続けると結果として、インフレやインボイスによって自分でも気づかぬうちに相対的にどえらい値下げしていることになりかねないのです。

ぜんすけ

ぜんすけ

「おれは 値上げしていたと
思ったら いつのまにか値下げしていた」

な… 何を言っているのか・・・・・・・・・ わからねーと思うが・・・・・・・・・ 

おれも・・・ 何をされたのか・・・・・・・ わからなかった・・・・・・・

そんな時代に今まさに突入しているわけです。

値上げ交渉せずとも“安い仕事を受注しない”という間接的な値上げ戦略

「OK。値上げしないと今後まずいことになるのは分かったが、いきなり値上げ交渉はハードル高いな」

というご意見もあるかと思いますが、まったくそのとおりでして
毎回こちらから見積りを出している仕事ならともかく、そうでない継続案件の場合は値上げ交渉を切り出すのはなかなか心理的なハードルが高いものはありますよね。

というわけで、

  1. 最低受注額を決めてそれを切り上げていく。
  2. 安い仕事は自然と受ける機会が減る。
  3. 長期的かつ総売り上げで値上げになる。

という流れで、仕事の下限の切り上げで長期的に高めていこうという戦略です。

これならば、直接継続中の仕事で交渉をおこなわずともいずれ高くなるというわけです。

もちろん、高単価でも発注いただける取引先がなければ切り上げていくことはできないので、取引先開拓のための営業活動は必要になるかもしれません。

―テクニックー
メール返信用のメモで自分にリマインド

最低受注額を決めたところで、依頼が来たときにうっかり忘れてた。
そんなことにならないテクニックを紹介します。

仕事用の返信メールのテンプレを羅列したメモ。

フリーで仕事しているなら自然と使っているんじゃないでしょうか。

締切直前で発注先を探しているクライアントとしても返答は早いほうが助かります。

なので、自分の状況に照らし合わせてスピーディーに返答するためにも返信用のテンプレは必要不可欠です。

メール返信用のメモに受注条件のリマインドを書いておく

『最低受注額』やこの記事で語ってきたような『自分自身への忠告』のメモを目に入れてからでないと肝心の返信メールのテンプレにたどりつけないようにしておくのです。

僕の場合はエッセンシャル思考を読んだときのメモした「90点以上しか受けない」といったような言葉なんかも並んでいます。

これによって、メールで返信するという一番思いだすべきときに自動的に、過去の自分からの警告が入るというわけです。

ぜんすけ

ぜんすけ

この返信メールメモでリマインドする方法は僕以外にも同じ方法を使っているとフリーで活躍されている方がおっしゃっていたんで実戦的なテクニックだと思います!

無理に受注しなくても問題ないクリエイターは生き残る

依頼が殺到するほどの人気になれば単価も上げられるはずいうのは1つの真理。

逆に依頼がなくなれば単価は下がるわけです。

競合が多い場合は単価下げ合戦になってしまって、イラストの単価安すぎ問題が発生してしまうわけです。

ではこの値下げ合戦に距離をおくことはできないのでしょうか?

そもそも依頼がなくても生活が成り立つという状況を作り出せれば、無理に単価を下げたり安い仕事をしなくても良くなります。

生殺与奪の権を他人に握らせるな

これはフリーランスこそ肝に銘じておくべき名言というわけなんですね。

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すなわちクリエイター側が企業に選ばれないといけない買い手市場から、クリエイター側が受注する仕事を選ぶ売り手市場かのような逆転を自分自身の中でおこせるというわけです。

一般的に考えたらこのようなクリエイター側が仕事を選ぶという売り手主導になるには売れっ子イラストレーターなど依頼殺到の人気者だけと思ってしまいがち。

しかし、無理に受注しなくてもよくなりさえすればそれに近い状態になりうるというのがポイントです。

安い仕事を受けずとも生活できるようにすることで自分の生殺与奪の権を自分で握る

では、具体的にそのためにはどうしたらいいのかっていうのが
次のランニングコスト(生活費など)の最適化の内容になるわけです。

あと請負仕事以外の仕事を持つ、というのもその対策になりますので次回合わせて触れられたらと思います。

これからの時代も生き残るクリエイターに必要な考え方

記事のタイトルにもある“これからの時代も生き残る”という意味では安売りしないということはとても重要になってくると思います。

誰が作ったかを考慮しない、だれがやってもいいような安い仕事はAIイラストに取って代わられる時代がいずれくるでしょう。

しかし、イラスト以外で考えてみれば生産者が表記されていたり、特定の生産地だったり、職人や工房の名前で商品に価値を感じ、高くても購入する要因になってますよね。

100均の商品でもいい物はたくさんありますし、なんなら機能性ではさほど遜色なかったりします。

それでも時と場合によってはTPOで100均ではないものを使用するシチュエーションもありますよね。

ぜんすけ

ぜんすけ

たとえば贈り物をするときとか。
高級な飲食店を出店するときの食器を用意する場合とか。

AIや工場のような大量生産された安価なものに生産量や使用価値では太刀打ちできないかもしれません。

しかし、職人のこだわりや労力によって生まれる『価値』をもってしてブランディングできるプロダクトがあるはずです。

それこそが“これからの時代も生き残る”クリエイターの活路ではなでしょうか。

そうした仕事で『価値』を生み出せるように僕もこれからも日々精進していきたいと思います!

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