イラストを描くためのペイントソフトはたくさんありますが、たくさんあっても選べないと思うのでプロ目線でギュッと有料のお絵かきソフトを5選まで厳選しました。
定番のソフトになりますので玄人には新鮮味はないと思いますが、初心者には選びやすいんではないかと思います。
最近はタブレットで描く人も多いと思うので、有料のお絵かきソフトを5選に加えて、お絵かきアプリも3つ紹介します。(なので合計8選)
▼イラストを始めるのに必要な道具、学習、就職など当ブログ内容の総まとめ記事
≫イラストレーターになる方法の全知識まとめ【現役のプロが解説】
ジャンプできる目次
おすすめ、お絵かきソフト5選
というわけで最初に結論から厳選のお絵かきソフト5選はこちら▼
定番のソフトだと思いますが、初心者の人にとってはどれがいいか選ぶのは大変んだと思うので、状況に応じた選びかたを後述します。
これまた最初に結論をいうと
初心者がイラストペイントソフトを有料で買うならCLIP STUDIO PAINT PRO一択でオススメします。
なぜなら有料ですが手の出しやすい価格でコスパが高く、初心者からプロまでずっと使えるからです。
pixivでも半数以上がCLIP STUDIO PAINTを利用しているということで、2番手のPhotoshopですら2割ほどなのでクリスタは圧倒的なシェア率。
じっさいにCLIP STUDIO PAINT PROは現在僕もメインで使っているソフトです。
PROは5,000円で、EXのほうは23,000円で高機能版です。
ちなみに当ブログでCLIP STUDIO PAINT PROの使い方記事も書いています▼
≫CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)の使い方や設定をわかりやすく解説【初心者講座】
僕が長いことPhotoshop使っていたので、Photoshopからクリスタに移行組にも参考になる解説です
おすすめのお絵かきアプリ3選
お絵かきアプリも3つにしぼりました。
ipadの有料買い切りアプリならProcreate。
無料ならibisPaintかMediBangPaintで考えてOKです。
有料で大丈夫でPCと併用するならお絵かきソフト5選で紹介したCLIP STUDIO PAINT のアプリ版が最良です。
$10ほど払えるならProcreateはブラシもとてもいい感じのが使えます。
無料かつPCと併用するならMediBangPaint。
▼アイビスペイントについては当ブログで使い方記事も書いています。
≫アイビスペイント(ibisPaint)の使い方や設定をわかりやすく解説【初心者講座】
その他のお絵かきソフト
色々とありますが、特に気になる用途がなければ、前述の有料お絵かきソフト5選やお絵かきアプリ3選の8つから選ぶのでOK。
使っている人が多いソフトやアプリは情報も多く、やはりそちらを使っているほうが利点が多いです。
とりあえず、他にはこんなソフトがあるんだなという認識でザっと目を通す感じでOKです。
その他のソフトを読み飛ばして、お絵かきソフト5選の特徴の違いや結局どれを選べばいいのかを読みたい場合
→こちらからジャンプ
mdiapp系お絵かきソフト
お絵かきソフトはたくさんありますがmdiappというソフトを源流にもつソフトをひとくくりで考えると把握しやすくなります。
この記事の
『おすすめソフト5選のopenCanvas』
『おすすめアプリ3選のMediBangPaint』
これらもmdiapp系ソフトになります。
nattou.orgによって開発されたソフト関係ということで産みの親が同一。
FireAlpacaとopenCanvas
FireAlpacaとopenCanvasは株式会社 ピージ―エヌのソフトです。
フリーソフトのFireAlpacaと有料のopenCanvasで展開しています。
openCanvasはXP-Penのペンタブを買うとバンドルとして付属してきたりします。
なので、ペンタブをまだ持っていない場合はソフト単体で買うよりもペンタブを買うとお買い得かと思います。
portalgraphics.net(ポータルグラフィックス ドット ネット)略してPGNが社名となっていますがこのポータルグラフィックスは古くから絵を描いていたインターネット老人会の人間にはとても懐かしい存在。
ポタグラといった略称でPixivが台頭する前はイラスト投稿サイトとしてかなり存在感のあったサイトだと思います。
僕自身も初期のopenCanvasは使っていましたしポタグラに投稿されたイラストを見て刺激を受けていました。
近年ではクリスタでもタイムラプスが導入されましたが、openCanvasは当時からタイムラプス的な作業工程を保存したイベントファイルで保存できました。
なのでポタグラで上手いイラストの作業工程を見ることができました。
そのため、openCanvasやポタグラがイラストソフトやイラスト投稿サイトの覇権をとっていてもまったくおかしくないという時代があったのはたしかです。
しかし、ポタグラはあくまでopenCanvasで描いたイラストの投稿サイトでした。
そのため、どのお絵かきソフトで描いたイラストでも投稿可能なPixivがイラスト投稿サイトの覇権を握ったという歴史があります。
MediBangPaint
MediBangPaintは株式会社MediBang(メディバン)によるソフトです。
FireAlpacaと元の製作者が同じだけに名前も似ていますが、マンガ用の機能があるCloudAlpaca(クラウドアルパカ)というソフトから名称変更したソフト。
アプリでもPCでも使えるので注目のお絵かきソフト。
ジャンプPAINTといったMediBangPaint派生ソフトもあります。
ジャンプPAINTとMediBangPaintとの違いはジャンプ作品を見本に練習できるチャレンジジャンプや編集部による漫画賞講座でテクニックを学べるという特徴があります。
コミックワークスNEO
コミックワークスNEOはスクリーントーンのDELETER(デリーター)による販売バージョンです。
スクリーントーンのデータが豊富なのが特徴ということです。
LayerPaint HD
LayerPaint HDはAndroidスマートフォン・タブレット向けペイントアプリ。
nattou.orgさんがアプリのコメントに返信されていることからmdiapp同様開発者直のアプリではないかと思います。
mdiapp+
開発者のご本人のサポートが受けられるWindowsPC向けお絵かき&漫画制作ソフト。
知名度的には派生ソフトのほうが高く、正直なところ僕自身もopenCanvasやMediBangPaintは知っていても源流であるmdiappを存じあげなかった期間が長いというのが正直なところです。
しかし、MediBangPaintの上位版という話もあるのでMediBangPaintを漫画制作に使うのであれば一度こちらも調べてみてもよさそうです。
ペイントソフト名 | 価格 | 特徴 | メーカー |
---|---|---|---|
openCanvas | ¥ 6,900 | ペンタブにバンドルお絵かきソフト | PGN |
FireAlpaca | ¥ 0 | ↑の無料フリーソフト展開版 | PGN |
MediBangPaint | ¥ 0 | アプリもPCでも漫画も描ける | MediBang |
コミックワークスNEO | ¥ 8,300 | スクリーントーン豊富 | DELETER |
LayerPaint HD | $ 6.99 | Androidペイントアプリ | nattou.org |
mdiapp+ | ¥ 6,000 | 開発者本元のソフト。 | nattou.org |
漫画を描いたりしないならペンタブのバンドルのopenCanvas 7を使うのは広告もないでしょうし良い選択かと。
しかし、すでにペンタブを持っているなら開発者の本元であるmdiapp+もありではなでしょうか。
無料のMediBangPaintから使い始めるのもアプリ版などタブレットやスマホでも描きたい人にはおすすめ。
mdiapp系以外のお絵かきソフト
mdiapp系以外のソフトは以下のようなものがあります。
写真加工系のフリーソフトだと昔からGIMPが有名ですが、イラスト系で無料のソフトだとKritaも悪くなさそうです。
ペイントソフト名 | 価格 | 特徴 | メーカー |
---|---|---|---|
Krita | ¥ 0 | イラストレーター、アーティスト向けのペイントソフト。 | Krita財団 |
GIMP | ¥ 0 | 昔からある無料のPhotoshopの代用フォトレタッチソフト。 | The GIMP Team |
Pixia | ¥ 0 | 老舗のペイントソフトでHPも懐かしい見た目。 過去にはソフトの名を冠した書籍などもあり。 |
お絵かきソフト5選の特徴の違い。結局どれを選べばいい?
ペイントソフト名 | 価格 | メーカー |
---|---|---|
CLIP STUDIO PAINT PRO | ¥ 5,000 | CELSYS(セルシス) |
Photoshop | ¥1,078 /月 | Adobe(アドビ) |
ペイントツールSAI | ¥ 5,500 | SYSTEMAX(システマックス) |
Painter | ¥ 54,780 | COREL(コーレル) |
openCanvas | ¥ 6,800 | PGN (ピージ―エヌ) |
CLIP STUDIO PAINT PRO
- PC版は買い切り
- バージョンアップも定期的にあり、内容的にも絵描き向け
- 最近は求人サイトの使用アプリでも記載されるようになった
- 使用ユーザー率が圧倒的
今から初心者がペイントソフトを選ぶならこれ一択といってもいいでしょう。
とにかくPC版はサブスクではないので初心者にも金銭的な負担が少ないのがいいです。
買い切り5000円という学生でも手を出しやすい価格がGOOD。
企業だとPhotoshopが使われていることも多いですが、イラストレーター全体で考えるとクリスタを利用されている人数が多い傾向にあります。
プロも使っているので初心者から最後までずっと同じソフトを使い続けることができるのが良いところです。
アセットや3D機能などイラスト特化なのはやはり強いですね。
Photoshopは高機能ですが、あくまで基本は写真加工ソフトなので、微妙に絵描きの利用の要望に対するフットワークが重い気がします。
そのあたりCLIP STUDIO PAINT PROはお絵描き用途に対する改善を積極的に進めてくれている印象があります。
iPhone版は毎日1時間無料
iPhone版は毎日1時間無料ということなので、試しに使ってみたりサブとして出先で使うぶんにはお金がかからないわけですね。
これはありがたい話です。
それ以上アプリ版で使いたい場合はPRO月額100円、高機能なマンガ、アニメーション制作ならEX月額300円で時間制限なく使用でき、年額払いなら割引もあります。
漫画も描ける
コマワリとか漫画向けの機能も充実していますね。EXのほうは特に漫画用の追加の機能も使えるということです。
クリスタは漫画もイラストも描けて価格もお手頃。
現時点では初心者が選ぶお絵かきソフトはクリスタが最良といって異論がある人はほぼいないんではないかと思います。
Photoshop
言わずと知れたAdobe(アドビ)Photoshopです。
イラストなどを描かない一般の人でも誰でもその名を知っているソフトですね。
Photoshopは写真加工ソフトではあるんですが絵を描くのにも使えて昔からイラスト制作にも使われてきています。
「平家にあらずんば人にあらず」のように
「Adobeユーザーにあらずんばプロクリエイターにあらず」
というレベルの覇権ソフト……でした。
就職サイトでは応募条件にPhotoshop使用経験があげられることも!?
ゲーム業界の就職サイトでも業務使用ツールといえばPhotoshopと書かれていて、プロになるにはこれを使ってないと話にならないという時代もありました。
昨今ではクリスタなどのユーザーが増えたこともあり優秀な人材を逃さないためにもゲーム業界の求人にも使用ソフトはクリスタやSAIなどそのときにユーザー数の多いソフトは書かれることが増えてきました。
たとえば
業務使用ツール:Photoshop、Illustrator
PSD形式で出力でれば、CLIPSTUDIO PAINTやSAI等の使用可能
といったように注釈が入るようになりました。
他のソフトしか使っていなくても就職には影響でなくなってきたものの、今でも以下のような応募条件の企業もあります。
軽くでもAdobe製品に触っておくに越したことはないでしょう。
【応募条件】
実務経験がある方
・UIデザイン実務経験
・背景デザイン実務経験
・Illustrator、Photoshopの使用経験
個人的にはサブスクはカンベンしてほしい性分ですが、永続的に使うのではなく軽く触るためにはむしろ最適です。
CC以前だったら軽く触るにしても買い切りでかなり高額したのですが、今ならPhotoshopの使用経験ありといえる程度の間だけ課金することできます。
Photoshopについての個人的な見解や特徴
- サブスクという名のアドビ税がマイナス。
- さらに最近は新バージョンになるとバグや困りごとのTweetを良く見かける。
- プロの職場では結構使われている。
- 絵師全体でのユーザー数はクリスタに覇権を奪われているがPhotoshopはAIの進化で逆転もありうる?
今回のこの記事ははペイントソフトの紹介ですが、ドローソフトとしてはAdobe Illustratorもベクターで描くイラストソフトとして有名です。
ペイントツールSAI
一時期はかなりのユーザー数で、Photoshopやクリスタとならび競うレベルで絵描き界隈では有名なソフト。
関連書籍も多数出ていたと思いますし、求人の使用ソフトでもその名を見ることがありました。
描き心地が良いということで有名で、ゲームイラストの原画家のかたなど、僕が過去勤めていたときの同僚でも使っている人は多数いました。
ただ、そのときから使っていた人の話でも更新が滞っていることが問題になっていてクリスタに乗り換えているのを目にしてきました。
聞いた話だと開発が個人の方だったということですので、あれだけ多く販売すると個人レベルだともう一生働く必要ないレベルの売り上げになってしまったんではないでしょうか。
個人開発は応援したいという気持ちにはなりますが、永続的な更新やアップデートに不安が残るという面もありますね。
Painter
PainterはPhotoshopなど同様かなり昔からある定番のソフト。
アナログ風であったり実際の絵に近い塗りにするほうこうに強いソフトです。
今でこそPhotoshopほか色々なペイントソフトもブラシの機能やカスタマイズ性が高くなりましたが、昔は絵画的な塗りならPainterというイメージがありました。
昔はペンタブのバンドルソフトといえばPainter EssentialsとPhotoshop Elementsでした。
なのでペインターやPhotoshopの機能限定版でふれる機会も多かったかと思います。
ちなみに昨今はクリスタの3か月ライセンスやopenCanvasがペンタブにバンドルされているみたいですね。
僕はPainter Essentialsでない本チャンのPainterを使ったことがないのですが、昔から使っているプロの方もいらっしゃいます。
価格自体は5万円越えとそれなりの価格しますが、サブスクのような毒ダメージ的出費ではないのはいいですね。
openCanvas
openCanvasについてはmdiapp系ソフトの代表として5選の中に選びました。
僕が使っていたときよりもパワーアップしていて、今はパース定規などクリスタだけかと思っていたような機能も搭載されています。
今現在クリスタではなく、あえてopenCanvasを選ぶかというと、なんともですがイラストを描く機能としては充分な性能はあると思いますので、対抗馬として今後の進化にも期待したいですね。
XP-Penのペンタブを買ってオマケでGETできたんであれば、そのままopenCanvas使うのもありなんじゃないでしょうか。
特に学生とかで5000円でもキビシイぞ、という状況もあると思うので、そんなときにはこういったバンドルソフトや無料アプリが心強いですよね。
お絵かきペイントソフト、有料無料比較
ペイントソフト名 | 価格 | OS |
---|---|---|
CLIP STUDIO PAINT PRO | ¥ 5,000 | Windows / macOS |
月額プラン | ¥ 240/月 | Windows / macOS iOS / Android |
CLIP STUDIO PAINT EX | ¥ 23,000 | Windows / macOS |
月額プラン | ¥ 650/月 | Windows / macOS iOS / Android |
Photoshop | ¥1,078 /月 | Windows / macOS iPad |
ペイントツールSAI | ¥ 5,500 | Windows |
Painter | ¥ 54,780 | Windows / macOS |
openCanvas | ¥ 6,800 | Windows |
MediBangPaint | ¥ 0 | Windows / macOS iOS / Android |
Krita | ¥ 0 | Windows / macOS/Linux |
GIMP | ¥ 0 | Windows |
Pixia | ¥ 0 | Windows |
有料お絵かきペイントソフト
有料のお絵かきソフトは買い切りだと5000円~6800円ぐらいが中心ですがPainterが5万オーバーでクリスタのEXのほうは2万越え。
Photoshopがサブスクなので年間1万円以上かかるので長期的にみて一番高額ですね。
クリスタもPC以外のiOSやAndroidメインでやろうとするとサブスクになります。
でも価格的にProなら月240円なので まだ良心的といえるでしょう。
サブスクについての考え方ですが、そのソフトを使うことで月額1000円なら30分から1時間ぐらいは他のソフトを使うよりも時短にならないなら損ってことです。
画像加工系はPhotoshopが高機能ではあります。
CLIP STUDIO PAINTはマンガ制作の機能もあり特にEXのほうはプロ漫画家も利用するソフトです。
イラストのみでしたらPROのほうでも基本的にことたりますので、PCのみなら5000円と有料ソフトの中では一番定価が安くすみます。
素材に見合わない高額に設定しないよう運営はアナウンスしていますが、逆に素材に見合わない低額な素材が多すぎると感じます。
ようするに活用する側としてはありがたい話なんですけどね。
でも、安すぎることは素材の価値や相場を下げることになり本当の意味で役に立つ素材がCLIP STUDIO ASSETSに並ばなくなることにつながるので長期的に見て良くないと思います。
と逆に安すぎることに苦言をいう必要があるほどのお得さがあるサービスので他の無料ソフトなどを使うよりもクリスタを使ったほうが時短になり、結果的に有料ソフトだけど買ったほうが得ということになるわけです。
無料お絵かきペイントソフト
無料お絵かきソフトは広告が入ったりする場合もありますが、気軽に試せるのが強みですね。
無料ペイントソフトだとMediBangPaintが各OSで使えつつmdiapp系ソフトの安心感があります。
もしクリスタがPCもサブスク化させた場合に脱出先としてMediBangPaintなど他のソフトにもがんばっていただきたいところです。
Blenderをメインで使ってるならKrita!?
Kritaはオープンソースということで個人開発のように完全に停止してしまうリスクがないのも利点ですし、手ぶれ補正など有料ソフトなみの機能を備えているのはすごいですね。
2Dメインではなく3DデザイナーでBlenderユーザーはKritaがいいというツイートも見かけました
3DソフトだとBlenderのように無料ソフトがかなり存在感を増していますし、無料ソフトもあなどれませんね。
僕自身も今はクリスタを使っていますので心からオススメしますが、市場独占した企業は値上げになりがち。
健全な競争になるように他のソフトも応援したいですね!
状況別、どのお絵かきソフトアプリを選べばいいか
PCのみで使うのかアプリと両方で使いたいのかなど、手持ちのデバイスによって選ぶべきソフトも変わってくると思いますので、以下の表にまとめてみました。
アプリとPC両方 | PCのみ | アプリのみ | |
---|---|---|---|
有料サブスク | CLIP STUDIO PAINT PRO | Photoshop | |
有料買い切り | CLIP STUDIO PAINT PRO Painter SAI openCanvas | Procreate | |
無料 | MediBangPaint | Krita | ibisPaint |
僕自身はタブレットPCを利用しているのでPC買い切りのクリスタでタブレットお絵かきもできる状況ではあります。
≫Surface Pro 7(サーフェス プロ)レビュー デジタルイラスト絵を描くPCと液タブも2-in-1
まとめ
値上がりするアドビ税、クリエイターはAdobe税の節税のため別ソフトへ
長年Photoshopを使ってきた身としては、Photoshopもっとがんばれ!
って思いもあるにはあるんですが、Adobe Creative Cloud個人版コンプリートプランなどが値上げしたようです。
毎年お金が徴収されるサブスクを税金にたとえて、Adobeのサブスク料をAdobe税などとSNSなどで呼ばれていたりします。
ただでさえ消費税とか本物の税金も上がり続ける世の中。
今回はPhotoshop単体プランは対象外だったみたいですがいつ値上がりしてもおかしくないですよね。
市場が独占や寡占状態になる危険性をヒシヒシと感じる事例ですね。
他のソフトに比べたらすでにPhotoshopは割高なので僕はフリーランスでやっている間はCLIP STUDIO PAINT PROをメインで使っていくと思います。
ぜんすけ
まぁ、PhotoshopがAIとかでとんでもない時短になる機能とか搭載しだしたら、さすがに手のひらクルッっとまた使い始めるかと思いますが…
アセット購入で課金するからソフト自体のサブスク化は、このままご勘弁を
なんだかんだPhotoshopからCLIP STUDIO PAINT PROに移行するにも環境を寄せたりしつつ慣らすのに多少は抵抗があるので、基本的には同じソフトをずっと使い続けられるほうがいいですよね。
そういう意味でも無料ソフトは運営にお金が入らなくて更新が止まってしまったりしたら致命的です。
かといって使いづづけるかぎりアドビ税のようにサブスクを取られ続けるのもしんどい。
クリスタは買い切りですが、アセットを購入したときなどにクリエイターだけでなく一部は運営にお金が回ります。
何もしなくても取られるサブスクで利用料よりも、アセット購入の手数料ならまだ納得感のある支払いです。
運営にお金が回って、さらに使いやすいソフトにバージョンアップされるならみんな嬉しい話ではあります。
というわけで、クリスタのセルシス社がPC版もサブスクにするとかいう暴挙にでる日が来ないかぎりは、ペイントソフトはCLIP STUDIO PAINTを選んでおけば間違いないです。
公式サイトのほうで無料体験版をダウンロードできるので、とりあえずそちらで試してみるのがいいかと思います。
ぜんすけ
僕自身もフリーランスになってからクリップスタジオペイントPROを実際に毎日仕事で使っています
個人的に特にCLIP STUDIO PAINTがオススメな理由は買い切り版も常に最新のバージョンを使えるということですね。
これって、じつはスゴイことですよ。
普通の買い切りソフトだと最新機能を使うためには新バージョンのソフトを買う必要があります。
しかし、クリスタでは今のところ新たな課金を求められずに使えています。
今のバージョンが Ver.1.11.14とかなので、もしかするとVer.2になった際には他のソフト同様に新バージョンになるのにお金がかかる可能性はゼロではないです。しかし、リリースから10年経ってもいまだにそのときは来ていないので、このまま新規ユーザーの拡大やアプリ版のサブスク、アセットストアなどの収益などで売り上げを出していく方針なのかもしれないですね。
追記
ついにバージョン2.0になるときが来たようですね↓
今までメジャーバージョンはずっと変わらずに、マイナーバージョンアップを続けてくれていたので、CLIP STUDIO PAINTユーザーは一度買ってしまえばずっと最新バージョンを使うことができてきました。
しかし、ついてにバージョン2.0というメジャーバージョンアップのときがきたようです。
1.0から2.0へのバージョンアップの際は買い切りで購入かサブスクかを選ぶかたちになるようです。
既存ユーザーも課金が必要になりましたが、Photoshopのようにサブスクのみにならなかったのは良かったんではないかと思います。
そもそもバージョンアップ料金が必要なのは他のソフトでは当然で、10年間メジャーバージョンアップがなく、最新バージョンを使い続けることができたクリスタが特別な存在だったのが普通のソフトになったということでしょう。
正直なところ僕もメインソフトをPhotoshopからクリスタに変えた人間ですが、もしサブスクオンリーで金額もPhotoshopと同じならPhotoshopに戻るか別ソフトへの移行も検討しなくてはならないところでしたが、無期限版という買い切り版を出してくれるようなんで、今後もCLIP STUDIO PAINTメインで継続できそうでよかったです。
CLIP STUDIO PAINTもついに追加課金が必要になりましたが今はまだ無期限版を残してくれています。
Photoshopのように覇権ソフトになりすぎてサブスクオンリーにしないためにもopenCanvas(などmdiapp系)やSAIにもがんばっていただきたいですね!
ちなみにこの記事のアイキャッチ画像のILLUST STUDIOというソフトはご存知でしょうか?
メーカーはCLIP STUDIO PAINTとおなじCELSYS。
じつはすでに販売終了したCLIP STUDIO PAINTの前身のソフト。
ILLUST STUDIOのユーザーは当時無償でCLIP STUDIO PAINT PROに移行できたのです。
なので、じつは僕が購入したのも正確にいえばクリスタではなくイラスタなんですよね。
そんなわけで、僕はわりと長いことPhotoshop派でクリスタをメインで使うようになってからはまだ数年ですが、ソフトを購入したのはえらい初期だったわけですね。
ちなみにゲーム会社に勤めていたときに、クリスタのことをイラスタと言い間違えて話していたら新卒の子に
「なんですか、そのソフト?」
って聞き返されたことがあります。
すでに若い人にとっては最初からクリスタで、イラスタなど知らないんだなぁ…
と時の流れを感じましたね。
追記 :「Rebelle(レベル)5」というソフトが話題!?
Twitterを見ていたらRebelle 5というソフトがタイムラインで流れていたので紹介します。
というか忘れないように自分のブログにメモ代わりに書いている感じです。
水彩画のようなにじみができるソフトということなんですが、その手の売り文句のペイントソフトはたまに見る気がします。
なのでその売り文句だけでは僕はとくに食いつかなかったと思います。
しかし、nyorockさんによるツイートの作業動画が大変魅力的に見えましたのでちょっと見ていただきたいです▼
これだ! って感じでとてもいいですよね。
CLIP STUDIO PAINTでもブラシ先端の複数組み合わせはできますが、このじわっとにじませてアナログテイストの柔らかさを出すところはできないですからね。
「セルシスさんCLIP STUDIO PAINTのアプデでこの機能導入お願いします!」
といいたいところですが、そう簡単ではないですよね……。
Proと無印の2種類あるみたいで、無印が9900円でProが16,949円ですね。
以下がProのほうで多い機能です。
- 顔料ミキシング
- NanoPixel テクノロジー
- カラーマネジメント
- カラーソフトプルーフ
- 色域外警告
- Photoshopプラグイン
Photoshopと連携できるようなので、Photoshopメインで使っている場合はProも魅力的な気がしますね。
▼無印版を購入したので、以下の使い方記事も作成しました!
≫Rebelle5の使い方&レビュー【水彩画のような絵具のにじみがデジタルで描けるペイントソフト!?】
ペイントソフトを選ぶ | |
おすすめ、お絵かきソフト5選 | |
各ペイントソフトの使い方 | |
CLIP STUDIO PAINTの使い方 | ibisPaintの使い方 |
Rebelle5の使い方&レビュー |