XP-PEN社からワイヤレス接続 ペンタブDeco Pro SWのご提供いただきました!
以前このブログではXP-Pen『Artist 12 pro』という液タブのレビュー記事を書きましたが、今回の『Deco pro sw』はペンタブレットいわゆる板タブと呼ばれるものになります。
じつは僕は液タブを使う前はもっぱら板タブを使っていて、時間としては板タブを使っていた期間のほうが圧倒的に長かったりします。
ここ数年は液タブを使って描いているのですが、ひさしぶりに板タブを使ってみて液タブとの違いも含め、どんな人に今回の『Deco pro sw』が向いているかなどレビューしていこうと思います。
僕が以前使っていた板タブはワイヤレス機能がなかったので、そのあたりの使い心地なども紹介していきたいと思います。
それではどんなものか見ていきましょう! ……といいたいところですが、検索でこの記事にたどり着いた方にとってはお前は何者だという状態だと思いますのでちょっとだけ自己紹介をさせていただきます。
僕はゲーム会社などに16年勤めその後フリーでも日々絵を描いたりする仕事をしています。
学生のころ初めてWacomのFAVOというペンタブを買って使っていた期間も含めると、かれこれ20年以上も日々タブレットで絵を描いています。
このような背景イラストを描いたり、デジタルイラストの「背景」描き方事典など背景描き方の技法書の執筆などしています。
当記事作成時のAmazonでの価格は14500円です。
公式ストアはキャンペーン中だとおまけがついてきたりするので、ご購入のタイミングでどちらがお得かどうか確認しておくといいかもです。
公式ストアで購入された製品は製品保証が1.5倍で18ヶ月!
▼イラストを始めるのに必要な道具、学習、就職など当ブログ内容の総まとめ記事
≫イラストレーターになる方法の全知識まとめ【現役のプロが解説】
ジャンプできる目次
Deco Pro SW開封レビュー
それではさっそく開封していきたいと思います。
Deco Pro SWの箱を開封
まず箱を開けるとこのようなかたちでタブレット本体とペンのケースが見えます。
Deco Pro SW 本体をどかすとその下にじゃ小さな箱が収納されていて、長細いほうにケーブル。
大きいほうには各種ガイドやグローブ、USB – micro USBアダプターといったものが入っています。
- Deco Pro SW 本体
- バッテリーフリースタイラスペン
- 替え芯×10
- ペンホルダー
- USBケーブル (USB-A – USB-C)
- Bluetoothレシーバー
- USB – micro USBアダプター
- 2本指グローブ
- 保証書
- クイックガイド
- クイックガイド (Androidデバイス用)
Deco Pro SWのペンホルダー開封
それではDeco Pro SWのペンホルダーを開けていきましょう。
ちなみにPC側がBluetoothに対応していればこのペンホルダーに入っているBluetoothレシーバーは使わなくても接続は可能です。
Deco Pro SWの使う準備_電源と接続
Deco Pro SWの電源スイッチ
Deco Pro SWの電源スイッチ は裏にありますので、ここをONにして電源をいれます。
Deco Pro SWのコード接続
Deco Pro SW という機種の特徴はワイヤレスであることですが、もちろん通常のコードでの接続も可能です。
接続方法はUSBケーブル (USB-A – USB-C)が入っていますのでDeco Pro SW本体に USB-C を指して USB-A をPCに接続します。
Deco Pro SWを充電する
Deco Pro SW本体の充電はPCにコード接続することでできます。▲写真のようにダイヤルのランプが赤く点灯していると充電中。
PCからでなくても、お手持ちの USB-A 対応した電源タップなどがあればそちらからでも充電できます。
Deco Pro SWワイヤレス接続
ワイヤレス接続は今まで使っていなかったので個人的に使うのが楽しみにしていた機能です。
Bluetoothレシーバーで接続する
BluetoothレシーバーをUSBに指すだけですね。
PC本体にBluetooth接続機能がない場合にはこのレシーバーを使います。
Deco Pro SW本体でワイヤレス接続する
Deco Pro SWにはBluetoothが搭載されてワイヤレス接続が可能です
PC本体にBluetooth機能がある場合USBささなくて済むのでいいですね
接続方法は以下のようにします。
まず Deco Pro SW の電源をいれたら左上のエクスプレスキーを3秒長押ししてホイールのライトが速い点滅状態にします。
屋内通信距離を試してみる
公式のデータによると屋内通信距離は3~5メートルということで実際に試してみました。
自宅の玄関の廊下にノートPCを設置。
広い部屋ではないですが、それでもリビングの端から玄関だと距離があるのでブラシサイズを大きくしておかないと描いたことがわからないレベルです。
そんな感じで実際に試した結果、通常室内で普通に描くのであれば距離は気にせず描けることが確かめられました。
ぜんすけ
ぶっちゃけ離れると視力の問題で見えなくなるのでこんなに離れて描くシチュエーションあまりないと思います。
特殊な使い方、たとえばプロジェクターとかで大きなスクリーンに表示して描くとかでもPCからの距離を気にせずコードレスで自由に描けるんではないかと思います。
ワイヤレス接続を使ってみた感想
有線に比べてワイヤレスだとスッキリしていてやはり良いと思いました。
場所を固定してどっしり構えて仕事に使うのであればそこまでペンタブを動かしたり片付けることがないので有線のデメリットはそこまででもないかと思います。
しかし、僕の場合は今フリーで自宅で仕事していますが、仕事部屋はあるもののリビングで仕事したり部屋をまたいで場所を変えて作業していたりします。
こういった場合だと特にワイヤレスのメリットがでかいです。
移動するときにもコードがないので邪魔になりませんし、作業場所がごちゃつかずにすみます。
そして本体のBluetooth接続をすればUSBスロットを使用しないので他のことでUSBを使いたいときにいちいち外さずに済みます。
ちなみにAmazonレビューだと本体のBluetooth接続だと遅延があると書かれていましたが、僕の環境では特に遅延などはなく他と変わらない印象でした。
これはPC側の性能とか環境差があるのかもしれないですね。
充電で結局コードつなげるじゃん問題
そして、実際に使う前には無線っていっても結局充電でコードつなげるわけだしどうなんっすかね?
と、じつはやや懐疑的ではあった無線機能ですが使ってみた感想としては、やっぱ無線ありがたいわと思いました。
個人的には本体の厚みとかそれほど重視していないので電池とか入れて再充電までの時間が劇的に伸びたりするのであればそういう製品があってもいい気もしますね。(電池式の Bluetooth マウスとかだと半年ぐらい電池変えずにもったりするので)
とはいえ今の無線で10時間稼働というのでもとりあえず一日は無線で使えるわけでスマホを充電するノリで充電すればいいので悪くないと思います。
半日とかしか電池持たないと結局有線になっちゃいますが、一日持ってくれれば常に無線状態を維持できますからね!
Deco Pro SWのペン仕様
ペンは以前当ブログで紹介したArtist 12 pro同様に良い感じです。
見た目はグリップが黒でそれ以外がシルバーでペンタブ本体のカラーリングと揃っていてカッコいい。
ペン先も過度な沈みこみもないですし見た目も安っぽさはなく、とてもちゃんとしています。
バッテリーフリーなので、電池もいらないですし軽いです。
ペンにエクスプレスキー は基本どおり2個ついています。
ぜんすけ
そう、普通は この Deco Pro SWのペンみたいにエクスプレスキー2個なんだぞSurface pen君!
値段高いくせに君にしか使ったことない特殊な電池使うし、ボタンは一つだし反省していただきたい
……とSurface Pro 7ユーザーの僕は Surface penにはもう少し頑張ってもらいたいと思っているのですが、 Deco Pro SWのペン はこれといって不満もなく良いできなのではないでしょうか。
ちなみにワコムのペンだとテールに消しゴム機能が割り当てられたりしているんですがそれはないです。
あのテールの消しゴムはペンをひっくり返すのが手間で使うことなかったんで個人的にはなくてもOKかなと。
テール消しゴムがあるよりは手元のボタンを増やしてくれたほうがありがたいというのが個人的な意見。
60度の傾き検知機能と8,192レベルの筆圧感度ということで性能のスペックはかなりよいです。
ぜんすけ
ちなみに人それぞれ筆圧は違うので、ペンタブのドライバ入れたら筆圧感度の設定は自分に合わせて調整しましょう!
でないと、せっかくの筆圧感度も活かしきれないと思うので、ペンタブ初心者の方はお忘れなくです。
Deco Pro SWのダイヤルとエクスプレスキー
このDeco Pro SWで個人的に特に気になっていたのがこのダイヤルです
同じく当ブログ記事で紹介させていただいたArtist12 Proでも物理的に回せるダイヤルがあって、それもRev-O-mateとかに近い感じで使える機能がペンタブに搭載されているというのはありがたいなと思っていました。
しかし、 この Deco Pro SWのダイヤルはそれを超えてきました!
タッチと物理ダイヤルの2種類で回せるデュアルホイール!
Deco Pro SW のダイヤルは 物理的に回せるダイヤル だけでなくWacomのIntuos Proにあるようなタッチホイールもダイヤルの内側に搭載しているというダブルで回せるデュアルホイールがあるのです!!
このすごさ伝わりますでしょうか?
今まではPowerMateや Rev-O-mateのような別の商品だったものがペンタブに搭載されただけでもすごいのに、さらに上位互換として2種類のホイール機能になっているというわけです。
この2種類のホイール機能の何がいいかというとたとえば片方に画面の拡大縮小(虫眼鏡ツール)を割り当ててもう一方にブラシのサイズ変更を割り当てるということができるのです。
(拡縮は別ショートカットでこと足りている場合はブラシのサイズと硬さの2種の割り当てとか)
パワーメイトなど既存の左手デバイスではこれをやるのには押し込みながら回すといったアクションが必要でした。これが力を入れなくてはならないため気軽ではなかったのです。
Deco Pro SWのデュアルホイールは力を込めなくていいので指先での操作で2種類のホイール操作を使い分けられるのは個人的にはかなり感動しました。
デュアルホイールのサイズ感はRev-O-mateなどにも近くかなり好感触です。
ぜんすけ
XP-Pen社はダイヤル型左手デバイスユーザーを完全に取り込みに来ていますね!
ダイヤル型左手デバイスって単体でも結構なお値段するので、こうしてペンタブに搭載されているのは経済的にありがたい話です。
さらに、収納とか机の上をスッキリさせる意味でもこうしてペンタブと一体化されているというのはとても助かります。
普通ならペンタブとPCをつなぐケーブルと左手デバイスのケーブルの2本をPCと繋げないといけなかったところが Deco Pro SWの場合無線でコードレスというわけですからね!
ただし、キーボードショートカットに慣れきってしてしまっていて エクスプレスキー でショートカット足らない場合は デュアルホイール と左手のキーボードの距離が遠いといので上手く使いこなすのは難しいかなとも思います。
( Rev-O-mate 等の場合はキーボードの左側に置いて小指で回すことができるわけなんですがそれができないという問題)
そのためDeco Pro SWのデュアルホイール を使いこなすには自分の使うショートカットキーをエクスプレスキーとペンですべてまかなえるように体制を整えて、作画時にキーボードは使わないぞという形で作業できるとよさげですね。
じつはキーボードショートカットに慣れきってしまっていると20個程度キーの数欲しくなるんですよね……。
だからキーボードの 『T』 あたりから左半分ぐらい欲しくなるというのが実情だったりするんですよね……。
(ちなみに『T』は変形なのでよく使う。ついでにいうと 『G』もグループ化で頻繫に使う。 欲を言えば 『U』『J』も欲しいところではあるが そこまでいくと左半分どころの数ではなくなるので 『T』 『G』 あたりが無難?)
他のメーカー他の商品含めてペンタブや液タブのエクスプレスキーってキーボードに比べて硬くて押しにくいし数も少ないってのもあって、おまけ程度だと結局使わないから無駄だなぁというのは絵描き的にはあるあるじゃないでしょうか。
なのでキー数増やしたり押した感じの使用感を良くしてガチで使えるようにするか、ひとつもキーのないシンプルな廉価版の2極化されていくほうがいいんじゃないかなというのが個人的な意見だったりします。
ちなみにボタンの押した感触についてこだわっているのは、たとえばスペースキーのショートカットで押している間だけ手のひらツールとして使えるんですが、これは一度押すだけのボタンではなく頻繁に押したり離したりを繰り返すのでこれが硬いと使いにくく、普通にキーボードのような感じで押せたほうが良いってわけです。
エクスプレスキーだと手のひらツールに変えたあと手を放しているのに手のひらのままになっているとかあったりするのでこれがかなり困りものです。
同様にShitキーで直線を引くときもエクスプレスキーから手を放しても押下状態が続いて、もう一度エクスプレスキー押すまで直線が解除されなかったりとか……
もしこのキーボードに近いボタン数のデバイスが実現した場合、 ホイール をどこに配置するかも重要で、基本的には指をスペースキーやCtrlキーから離さないですむ位置に置くべきだと思います。
そうなると必然的に小指か親指を使ってホイール操作をすることになりますが、小指だと左側に配置することになりかなり幅が取られそうなので、スペースキーの下あたりで左手親指で操作する位置に配置するということになるような気がします。
そこにホイールを配置して意図せず触れてしまうとかがなければかなりパーフェクト作業環境デバイスになるんじゃないのか!?
……などとついついレビューから脱線して妄想を繰り広げてしまっていました。
【追記】この記事を一度書き終わったあとよくよく 【XP-PEN】 公式ストアを見ていたところ、Artist 24は中途半端にエクスプレスキーなどなくシンプルな形。
そしてショートカットはAC19 ショートカットリモートという別の左手デバイスに切り分けているようです。
なんだかんだいって、この方式も一つの最適解な気もしますね。
キーの数こそ9個なのでこれだけで脱キーボードができるか不安ではありますが、写真を見た感じだと AC19 のボタンはキーボードっぽい雰囲気。
前述したようなペンタブ一体型でパーフェクトオールインワンパターンか、 Artist 24 + AC19 のようにシンプル&分離パターン。
このどちらかが最終的に行き着くところな気はします。
まぁこれは絵描き向けのペンタブとしてはの話なんですけどね。
絵描き以外でもペンタブって使わないわけではないので、そういったライトユーザー的には現状のエクスプレスキーも有用なのかもしれないんで、そのへんはなんともですね。
さらに AC19をAmazonで調べていたら関連商品でまさに↑で僕が考えていた配置にダイヤルがある左手デバイスはすでに実在していたことを知りました!
▼このDELUX T11ってのがまさにこれやんって感じの商品。
でもこれ単体でわりといい値段するし、最新のOSに対応していないとか海外の製品だから日本語キーボード対応がどうのとか、ちょっと手を出していいのか判断に悩む商品。
このDeco Pro SWはさすがに20個とはいかないまでもエクスプレスキー8個に二種のホイールということで、現在の一般的な板タブよりも多く設定でき、左手デバイスをタブレットに一体化して無線でシンプル環境にするということにおいてかなり挑戦的で最先端の製品ではないかと思います。
ぜんすけ
上記の僕の妄想のデバイスだと右利き専用になってしまいますが、この Deco Pro SW の形だと利き手関係なくどちらでも使える仕様になっていて幅広い人に使いやすくできています!
Deco Pro SWはBluetooth機能でiPhoneやiPadでお絵かきツールibispaint を使える!
ついにPCをもってなくてもiPhoneで描けるという時代に突入したわけですね。
これまでも指などやスマホ用のペンで描けましたが、ペンタブレットではなかったので本格的な環境とはいえなかったと思います。
しかし、ついにこの Deco Pro SWでは Bluetooth機能でiPhoneと繋げて板タブで描くことができるようになったわけです。
まだPCやiPadは買ってもらえないけどiPhoneはあるという学生のかたなどには朗報なんじゃないでしょうか!?
のちのちPCなど買った場合でもそのままこの板タブを使い続けることもできるので長く使い続けることができそうですよね。
アプリ側の対応も必要なようなのですが ibispaintという無料で使えるアプリが対応しています!
ちなみに ibispaintの使い方の当ブログで解説した記事はこちら→アイビスペイント(ibisPaint)の使い方や設定をわかりやすく解説【初心者講座】
iPadでもDeco Pro SWは使える!
当然iPhoneで使えるならiPadでも使えるということで接続してみました。
iPad だと画面も大きいのでパソコンで作業しているのに近い雰囲気がでますね。
iPhone や iPadのDeco Pro SWへの Bluetooth接続方法
基本的にどちらも同じような感じなのでiPadのほうの画面で解説します。
まず Deco Pro SW の電源をいれたら左上のエクスプレスキーを3秒長押ししてホイールのライトが速い点滅状態にします。
ホイールのライトが速い点滅状態 になっていれば、その他のデバイスにDeco Pro SWが表示されるはずですので選びます。
ここまででiPad(iPhone)の設定はOK。
しかしこれだけだと ibispaintで描けるようにはなっていないので ibispaintの設定が必要です
そこでまず、 ibispaint のアプリを立ち上げます。
そして設定の対応スタイラスにあるXPPENを選択できればもう描けるようになっていると思います!
Deco Pro SWはAndroid6.0以上のスマホとtabletで描ける!…らしいぞ
Android のスマホにも対応しているということで、実際に使ってみよう!
……と思ったんですが
USBケーブル が(USB-A – USB-C)ということで、僕の持っているスマホはOPPO Reno3Aという機種で USB-Cの接続なんですが、付属のUSB変換アダプターも『USB – micro USBアダプター』ということで繋げられなかったので、試せていないです。
『USB – micro USBアダプター』 で繋げられる tablet 端末も持っているんですが、そっちはかなり古い機種で Android6.0 以下ということで対象外。
ぜんすけ
なんかの機会で変換アダプターを入手したらその時に試してみるかもです。
よほど古くなければAndroid6.0以上だと思いますが、 Android で使うために買う場合は念のためにバージョンの確認を!
Deco Pro SWでphotoshopとCLIP STUDIO PAINTの動作検証
Photoshop動作検証
PhotoshopCS6のように古いバージョンを使っている場合はWindows inkのチェックを外す必要があります。
(たぶん最新のCCとかなら不要)
逆にクリスタのほうはWindows inkのチェックつけていてていいので、アプリケーションごとの設定をしておくといいでしょう。
雲を描いたりするときは Photoshopのほうが描きやすい印象なんですが、僕が使っているのがPhotoshopCS6という古いバージョン のせいか線画の線はクリスタのときほどなめらかに表現できていない気がしました。
最新のPhotoshopで検証できてなくて申し訳ない……サブスクってあんまり好きじゃないもので。
CLIP STUDIO PAINT動作検証
Photoshopとは違いクリスタは最新のバージョンということもあり、何も問題もなく滑らかに描けていると思います。
XP-PenのDeco Pro SWの改善点は?
四隅のライト消せない
描いたときにタブレットの描画範囲の4隅が光るんですが、夜とかだと結構これが気が散るので消したいですね。
これはドライバの問題なんでドライバのアップデートで解決されるんじゃないかと思います。
ちなみにホイールのほうの青い光は『輝度』のところで消灯できます。
この青いライトはホイールデバイスの伝統といった感じで、まぁついていても消してもどっちでもいいんですが、ペンが触れたときだけひかる4隅の光は結構邪魔です。
ずっとついているとかならまだいいんですが、描いているとチカチカ点滅するので特に使い始めたとき夜だったこともあり気になりました。
調べてみると他の XP-PenのDecoシリーズのドライバではこのライト調整できたみたいなので、 Deco Pro SW のドライバもアプデされてライト四隅のライト消せるようになって欲しいなと思います。
ついでに『作業エリア』が 『 作業アリア』という誤字になっているんでそこもついでにアップデートで修正対応していただきたいかなと。
まだドライバが不安定
エクスプレスキーを自分用にカスタマイズ設定できるのですが、不意にデフォルトの設定になって意図しない動作をするなどドライバの不具合がありました。
Wacomのように老舗のペンタブメーカーでもドライバ安定してない問題はずっと昔からあるので、タブレット機器のドライバってのは相当根深い問題を抱えているんでしょうね……。
液タブと板タブどっちがいいのか問題
まず、板タブと液タブの違いですが板タブは画面が正面にあるので姿勢がよく保ちやすく、液タブよりも姿勢が原因での体調のトラブルを起こしにくいという面があります。
アナログ画材で描いていたのと違い描いている場所と描かれる場所が違うので人によっては違和感を感じる可能性もありますが、さほど板タブに慣れるのに時間はいらないと思います。
正直なところそこまで大きな違いはないというのが個人的な感想ではあります。
たとえば物理的な定規を液タブで使うという描き方をする人にとっては液タブであることがマストになります。
しかし、そういった使い方をしないのであればそこまで違いはないです。
ぜんすけ
……と他人に言われても、納得できないのが人情というものですよね。
昔は液タブは2、30万して高かったですが、今は板タブとほとんど変わらない数万円で手に入る液タブもあるので実際に使ってみるのが手っ取り早いかなと思ってます。
いやいや、学生にとっては安くなったとはいえそんなお金ないですよ……とそんな場合であれば
ぶっちゃけその場合は板タブのほうが安いですし板タブから買うで問題なしです。
板タブ よりも液タブのほうが価格が高いので、液タブのほうが上位互換かと勘違いしてしまうケースも多々あるんではないかと思いますが、別にそういうわけではないのです。
それぞれに利点や弱点があってそれに対して自分はどういう使い方をするかによるので、すべての人に対する正解はないわけです。
どちらでも最初の使い始めの違和感などはわりとすぐに慣れます。
それとどっちかを長期間使っていて切り替えたときもまた違和感はあると思いますが、それも何枚か描いているうちに馴染むと思います。
僕もしばらく液タブ使っていたんで、今回この Deco Pro SW でひさしぶりに板タブで作業してたらついつい板タブのペンでディスプレイに触れるってのを何度かやりましたw
Deco Pro SWをオススメしないのはこんな人
最安ペンタブを探している
とにかく安くという場合はXP-Penの板タブでもDeco01などシンプルなタイプがあります。
なので、とにかく初心者なのでペンで描ければいいという人であれば Deco Pro SW ではなくより廉価な製品の購入するといいかなと思います。
液タブを検討している
やっぱり液タブが使いたいという人の場合はあたりまえですがDeco Pro SWはおすすめではないですね。Artist12 Proとか液タブでも3万切るような手ごろな価格で買えるのでそれもありかなと思います。
ただ、 Artist12 Pro のコンパクトさも悪くはないけどやはり狭く感じると思うので予算が許せばArtist 15.6 Proとかワンサイズ大きいほうがいいかもですね。
Deco Pro SW がオススメなのはこんな人
板タブでプロ向けの高機能のを探している
ホイール型の左手デバイスが好き、もしくは使ってみたいと思っている。
コードが好きじゃない。マウスもキーボードも無線! 当然ペンタブレットも無線で頼むぜという人
iPhoneやiPadで板タブを使いたい人
XP-PenのDeco Pro SW 総評
PCでもスマホでも使えて、 Bluetoothで無線で使える板タブ XP-PenのDeco Pro SW 。
タッチと物理ダイヤルの2種類で回せるデュアルホイールもありつつコードレスでシンプルな作業環境にできるというのは中々魅力的なタブレットではないかと思います。
個人的にはまだ脱キーボードできていないので、ここが板タブの完成形だ! とまでは言いませんが、2021年の現時点でiPhoneでも使える最先端の板タブということでこれから始める人が買う最初の一台としてもホイール型左手デバイスユーザーの選ぶ板タブとしても、この XP-PenのDeco Pro SW は最適なペンタブレットといえるんじゃないでしょうか。
XP-Pen公式リンク
公式Twitter:twitter.com/XpJapan/
XP-Pen公式サイト : https://www.xp-pen.jp/
ぜんすけ
▼公式ストアはキャンペーン価格で他より安くなっていたりクーポン利用でお得に変えたりすることがあるので、念のため購入前に確認しておくと良いかと思います!
さらに公式ストアに購入された製品は製品保証が長くなり18ヶ月になります!