Photoshopは定期的にバージョンアップされていますが、
古いバージョンでも必要な機能は完成されていてるし馴染んだバージョンで充分。
そのように考えていると意外に便利な機能を見落としてしまうことがあります。
せっかくバージョンアップしても新機能を活用できていなかったりしてもったいなかったりします。
たとえば、PhotoshopCS2からスマートオブジェクトという機能があります。
普通は一度縮小したレイヤーは拡大させてもグダグダな感じになってしまいますが、
このスマートオブジェクトを使えば、変形させてもフィルターかけてもいつでも元に戻せるというイカした機能です。
このように、レイヤーを右クリックしてスマートオブジェクトに変換を選択すると
サムネール右下にスマートオブジェクトのアイコンが表示されます。
試しにこのスマートオブジェクトにしたレイヤーを適当に変形させてみますが、実はスマートオブジェクトのアイコンをダブルクリックすると
このような.psbという拡張子のついたウィンドウで元の変形前の画像が開かれます。
普通に縮小や変形をしてしまうと元の状態に戻すことができませんが
スマートオブジェクトでは元の画像が保持されているので、再変形などしても画像が劣化せずにすみます。
また、この.psbというスマートオブジェクトのファイル自体も普通のファイルと同様にレイヤーを増やしたりできるので、このスマートオブジェクトの平面の画像に色を塗って保存すると、変形した方も塗られた状態に適用されます。
ようするに変形後に後で修正するかもというものはスマートオブジェクトにしておくと後で同じ形に再度変形させなくてもいいので、便利だと思います。
しかし、このスマートオブジェクトの機能非破壊で色々といじれるというのは便利なのですがPhotoshopCS3まではスマートオブジェクトの変形で通常のレイヤーと同じように「自由な形に」が使用できなかったのです。
CS3までは通常のレイヤーではできる「自由な形に」がスマートオブジェクトの場合、グレイになっていて使用できない状態のため、このように平行にしか変形できませんでした。
CS4からはこのように普通のレイヤーと同じようにスマートオブジェクを「自由な形に」で変形できるため、パースに合わせることができるようになりました。
CS3までは、このようにスマートオブジェクトをパースに合わせて変形することができなかったので背景を描ために利用するには致命的でした。
しかし、CS4以降ではスマートオブジェクトを「自由な形に」で変形できるようになったことで背景を描くのにも便利な機能になりました。
これを利用すれば立面図を修正することで実際の背景に修正を変更できるというわけです。
また、スマートオブジェクトは複製できるので、同じ物が複数ある場合は一括で修正できるのです。
使い方しだいで色々と便利になりそうな機能です。
自然物背景イラストの描き方 | |
空と雲の描き方 | 夜空(星空)の描き方 |
月の描き方 | ランダム感_自然物の描き方基礎 |
夕空の描き方 | 曇り空の描き方 |
岩の描き方 | 海の描き方 |
花畑の描き方 | 木の描き方 |
山の描き方 | 草原の描き方 |
その他背景の描き方 | |
電柱の描き方 | 魔城背景の描き方 |
逆光シルエット背景の描き方 | ビル群背景イラストの描き方 |
写真トレース背景の描き方 | |
室内(部屋)背景の描き方 | 室内背景添削講座 |
▼当ブログ以外のもたくさんの背景描き方サイトがありますのでそれらをご紹介。
≫背景の描き方イラスト講座サイトまとめ
この世のすべての背景描き方サイトを集めるかのごとくまとめた記事です。