絵師による絵師のための無料写真素材サイト『Blank Phostock』公開!

タブレットPCでキーボード使わずにイラストを描く4つの準備

4 min
【Surface Pro】タブレットPCでキーボード使わずにイラストを描く4つの準備
当サイトはアフィリエイトおよびアドセンス広告を利用しています

こんにちは出雲寺ぜんすけ(‎@blankcoin)です。

昨今ではPCではなくiPad Proなどタブレット端末でイラストを描く人も増えてきていますね。

ちなみに僕はiPadではなくPCとしても使えるSurface Pro 7を買いました。

≫Surface Pro 7(サーフェス プロ)レビュー デジタルイラスト絵を描くPCと液タブも2-in-1

タブレットPCであるSurface Proを買ったので、せっかくならタブレットモードでイラストを描くということに挑戦しているので今回はその話をしたいと思います!

タブレットで描いてみたい気持ちはあるけども、普段キーボードショートカットをバリバリ使ってるから無理じゃないかなと思っちゃったりしませんか?

僕もそのくちだったのですが今回試してみて、意外といけるかもと思ったのでぜひこの記事を読んでいただければと思います!

【Surface Pro&クリスタ】タブレットPCでキーボード使わずにイラストを描く4つの準備

Surface ProなどタブレットPCでタブレットモードでイラストを描くためには、今までキーボードでやっていたショートカットの代替えが必要になります。

そのため次の準備が必要です。

  1. 環境設定 タッチジェスチャー
  2. TouchKeyというフリーソフト
  3. ショートカットキー設定
  4. 修飾キー設定

環境設定 タッチジェスチャー

CLIP STUDIO PAINT を使う場合はタッチジェスチャーの設定でかなりショートカットをまかなえます。

このタッチジェスチャーは最初から有効になっているので特別準備するというほどでもないですが、逆に描いていてジャマになった場合に無効にしたりする感じです。

メニューから[環境設定]>[タッチジェスチャー]

タッチジェスチャー

クリスタの場合このタッチジェスチャーによって移動や拡大縮小 戻るのCtrl+Zなどの基本的なショートカットをタッチ操作で行えます。

プレスアンドタップっていうのが少し普段しない動作ですがたとえば中指で画面長押ししたまま人差し指でタップするような動きです。

ローテートというのでキャンバスの回転もできますが、僕の場合は誤作動するので今のところ無効にしています。

タブレットモードで各種ツールを選択するときは左手でツールパレットを選択すればいいのでツール切り替えのためのショートカットは不要になります。

じつはこのタッチジェスチャーが使えることとツール切り替えのためのショートカットが不要なことで、PCモードの時に比べて必要なショートカットをかなり削ることができています。

とはいえ、これだけだと足らないショートカットがありますので次のTouchKeyを活用することで対応します。

TouchKeyの設定

このTouchKeyがキーボードや左手デバイスの代わりになるもので、スクリーン上にショートカットボタンを作成してくれるソフトです

ショートカットボタン
▲このように画面にショートカットボタンが表示できる

ipad版クリスタだとエッジキーボードというのがあるのでそこでショートカットを登録できるようですがPC版にはこれがありません。

そのため、タブレットで絵を描くためにはTouchKeyというフリーソフトを使うのがほぼ必須となります。

このソフトだとショートカットの数をいくらでも追加できるのでむしろエッジキーボードよりも理想の環境を構築できる可能性があります。

一つだけ致命的な点があって、対応端末でないと簡易版になってしまうというのがあります。

簡易版だとショートカットのキー長押しなどが対応できなかったりするのでそこはひとつネックですね。

TouchKeyのダウンロード

TouchKey
TouchKeyダウンロードページ
こちらからダウンロードします。

TouchKeyの>macro.txtを設定する

TouchKeyのフォルダ内のmacro.txtを編集してショートカットを登録します。

自分の使うショートカットを登録します。
僕のカスタマイズ状況はこんな感じです。

TouchKey設定
出雲寺ぜんすけのTouchKey設定

 

4
OFF,,0,?macro_off.txt,1,1
[ブラシ小,,0,+219 -219,1,1
]ブラシ大,,0,+221 -221,1,1
Alt長押ブラシ,,1,+18,1,1

BackSpace,,0,+8 -8,1,1
Esc,,0,+27 +17 +68 -68 -17 -27,1,1
Del,,0,+46 -46,1,1
Enter,,0,+13 -13,1,1

Ctrl+D選択解除,,0,+17 +68 -68 -17,1,1
D白黒,,0,+68 -68,1,1
TAB,,0,+9 -9,1,1
Ct+Alt複製,,0,+17 +18 w550 -18 -17,1,1

Ct+ShE表示結合,,0,+17 +16 +69 -69 -16 -17,1,1
Ctrl+E結合,,0,+17 +69 -69 -17,1,1
Ctrl+T自由変形,,0,+17 +84 -84 -17,1,1
Ctrl+Sh+T,,0,+17 +16 +84 -84 -16 -17,1,1

Ctrl+C,,0,+17 +67 -67 -17,1,1
Ctrl+V,,0,+17 +86 -86 -17,1,1
Ctrl+U色調,,0,+17 +85 -85 -17,1,1
AltDel塗潰,,0,+18 +46 -46 -18,1,1

Ctrl+J 複製,,0,+17 +74 -74 -17,1,1
Ct+ShJ切取り,,0,+17 +16 +74 -74 -16 -17,1,1
Ctrl+Gレイヤーフォルダ,,0,+17 +71 -71 -17,1,1
Ct+Al+Gクリッピング,,0,+17 +18 +71 -71 -18 -17,1,1

Ctrl,,0,+17 w1500 -17,1,1
Shift,,0,+16 w2500 -16,1,1

こちらが僕の設定内容です。

macro.txtにコピペすると僕と同じ状態のショートカット構成でTouchKeyを活用できます。

冒頭の4という数字はショートカットの列数です。これを3にすると3列になってもう少し細く使えます。

逆に登録したいショートカットが増えて収まらなくなったら5とかに増やすことで拡張できます。

詳しくはTouchKeyのフォルダ内のkeymap_document.txtに書かれています。

ショートカットキー設定

TouchKeyでショートカットを登録したものの、クリスタでデフォルトで割り当てられているショートカットとことなる場合はショートカットキー設定で調整が必要になります。

僕の場合は比較的Photoshopと同じショートカットになるようにしています。

メニューから[ファイル]>[ショートカットキー設定]
ショートカットキー設定

ぜんすけ

ぜんすけ

僕のクリスタの設定をダウンロードできるようにしたので▼こちらを適用させてればショートカットズレはないかと

▼クリスタの使い方のまとめ記事はこちらから

≫CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)の使い方や設定をわかりやすく解説【初心者講座】

修飾キー設定

メニューから[ファイル]>[修飾キー設定]

修飾キー設定
現在の僕の設定だとAltキー長押しでブラシサイズの変更をできるようにしているのでそのようにここで変更します。

Altキー本来のスポイト機能についてはSurface Pro ペンのサイドボタンに割りあてています。

ちなみにこのSurface Proペンですがサイドボタンは右クリックの動作で特に変更できません。

なので、修飾キー設定でマウスの右クリックをツールを一時変更:スポイトにしています。

これによってペンのサイドボタンを押すことでスポイトで色を取ることができるようになります。

以上で設定完了。

あとは必要なショートカットが出てくるたびに追加していけばOKです。

ぜんすけ

ぜんすけ

僕の場合、今回紹介したぐらいショートカットを登録しているとわりと左手デバイスもキーボードなくても結構描ける感じになってきました

TouchKeyがないとタブレットモードでのお絵かきは、ままならないので本当にTouchKeyの制作者様には感謝ですね!

あわせて読みたいCLIP STUDIO PAINTの記事

CLIP STUDIO PAINTの使い方
クリスタの使い方まとめ【初心者向け】作業画面の広げ方(上部のバーを消し方)
CLIP STUDIO PAINTブラシ関連
ブラシ作成の紙質は透過が必須ブラシ先端登録_レイヤーの表現色を変更する
クリスタのブラシ(.sutファイル)の書き出し(保存)と登録方法ランダム設定と入り抜きの設定を解説
関連記事

3 件のコメント

  1. はじめまして
    参考にさせていただいてTouchKeyを導入してみましたが、対応機種にSurface Pro7が無く、機種をSurface Goか簡易版以外だと選択できません。対応機種は何を選択されていますでしょうか。
    Surface Goか簡易版を選択しているせいなのか、ショートカットキーをタッチしても実行が遅くて使い物になりません。快適に使えていらっしゃるようなので、もしよろしければご教授いただけないでしょうか。

  2. そうなんですよねSurface Pro7だと対応機種ではないので
    >利用する機種が一覧に乗っていない場合、「その他」を選択し、簡易モード
    とreadmeにあるとおり「その他」で簡易モードで使用しています。

    簡易モードなので、修飾キー長押し系などは完全とはいえない状態ですが、普通にブラシサイズやコピペや変形など通常のショートカットについては問題ないかと思います。

    あとはソフトの問題でクリスタだといいけどPhotoshopだとダメなキーがありそうです。

    自分の場合古いPhotoshop使っているので、そもそもSurface Pro 7本体で筆圧効かせられないこともあり、TouchKeyをPhotoshopで使ってなかったんですが、
    今確かめてみたところPhotoshopだとブラシの大きさショートカットについては遅延しているようです。
    (遅延というかペンが触れるまでブラシの大きさが反映されない状態)

    もし、解決した場合は他の同様の状況の人の助けになると思うのでコメントいただけたら幸いです

  3. 返信ありがとうございます。

    Photoshopのブラシでマウスの右クリック表示が使いたかったのですが、設定してみても表示されたりされなかったりします。(ブラシ右クリック表示の仕様変更前のCC 2017を使用しております。)

    仕方がないので、左手キーボードへ右クリック割当てにしようかと考えております。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA