今回はタブレットPC(Surface Pro 7)と液タブでデュアルディスプレイかつどちらの画面でも描画できる環境の構築を試みた話です。
結論からいうとPhotoshopCS6だとデュアルディスプレイはできましたがどちらの画面でも描画できるというほうはダメでした。
そもそもなんのためにそれをやろうとしたかというと
作業机以外ではSurface Pro本体で描いて、しっかり作業机でやるかってときには大きい液晶タブレットで作業できたらいいかなと思ったからです。
▼当ブログのSurface Pro 7のレビュー記事。
デュアルディスプレイかつどちらの画面でも描画できる場合とできない場合
クリスタなら特に問題なくどちらの画面でも描画やれます
先日のSurface Pro 7のレビューで解説した注意点に気をつけつつ、接続を間違わなければデュアルディスプレイなうえ、どちらの画面でもクリスタを筆圧効いた状態で使えるようになります。
クリスタならと書きましたが実はPhotoshopもおそらく最新のCCなら問題ないと思われます。
(僕はCCで試したわけではないですが)
というのも新しいPhotoshopCCであればPhotoshopも後述するTabletPCに対応しているようなので。
ようするにソフトがTabletPCに対応してればOKってことです。
WintabとTabletPC
正直なところ今回調べるまで意識したことなかったのですが、この二つのAPIがあるらしいです。
お絵描きソフトのペン入力には、Wintab APIとTabletPC APIという2つの形式があります。CLIP STUDIO PAINTやSAI2進捗報告版など最近のソフトはTabletPC APIにも対応しているのですが、Photoshop(CS6以前)やSAI(Ver.1.x)などはWintab APIにしか対応していません。
引用元肉うどん
APIってなんだよって話ですが、アプリケーションプログラミングインターフェースの略みたいですよ。
APIというワードはプログラマーさんの会話で耳にしたことがあるようなという気もしますが、まぁ僕が深入りする必要のない情報だろうとこれ以上調べはしませんでしたが、まぁようするに古いPhotoshopCSとかだとWintabにしか対応してないってことが重要です。
Wintabは上書きされちゃう
TabletPCってのは複数のドライバが共存できるようなんですけどWintabってのは上書きされるから一度に一つのみらしい。
そう上書きされちゃうんです。
せっかくさっきまで問題なく使えていたのに、別のタブレットのドライバを入れると筆圧効かなくなったりしちゃうわけですよ。
なので、今回のSurface Pro本体でも液タブでもどちらでも描けるというのにはWintabは致命的と言えるわけです。
PhotoshopCS6とかWintabにしか対応していないソフトの筆圧感知
というわけで、両方でPhotoshopCS6を使うのは厳しいとわかりました。
しかし、そもそもSurface Pro 7本体だけでもCS6だと筆圧感知していないんですがという場合は以下の方法で筆圧感知されるかと思います。
https://www.microsoft.com/en-us/download/details.aspx?id=38826
こちらからWintab_x64_1.0.0.20なるものをダウンロードしていただければとりあえず本体でPhotoshopCS6の筆圧感知はできるようになると思います。
なんかSurface Pro3とか書いてあるけど自分のSurface Pro 7で大丈夫なの? と思うかもしれませんが、
これの上のほうにあるダウンロードしないやつらがSurface Pro 3用ってことでこのWintab_x64_1.0.0.20自体はSurface Pro のバージョンとは関係ないようですね。
まとめ
- TabletPC対応している最新のソフトなら本体液タブどちらでも筆圧感知する環境できる。
- PhotoshopCS6でも本体のみ、もしくは液タブのみのどちらかだけで描くのであれば問題はなく、デュアルディスプレイ環境自体はOK。
- Wintabはドライバの共存ができないので他のタブレットと同時使いNGです。