イラストを描いているけど、なかなか上手くならないない。
練習をしないと上達しないのはわかっているけど毎日練習をできない……でも、絵が上手くなってプロになりたい。
「いったいどうしたらイラストなど絵の仕事でプロになれるんだ!? 上手くなくてもプロになる方法はないのか」
そんな疑問をお持ちのプロ絵描き志望学生のために、絵を描くことで十数年生きてきている僕、出雲寺ぜんすけが『お金をもらって、絵が上手くなる方法』を解説します!
プロになるためのポイントは、上手くないとプロになれないという思い込みを取り除くところにあります。
▼イラストを始めるのに必要な道具、学習、就職など当ブログ内容の総まとめ記事
≫イラストレーターになる方法の全知識まとめ【現役のプロが解説】
現役で絵の仕事をしている出雲寺ぜんすけが執筆しています。
Key作品『終のステラ』に背景イラストで参加。キネティックノベルのロボット三部作の楽曲をレトロテイストアレンジしたアルバム『JUKEMATA』ジャケットイラストの“背景”を担当
終のステラ
VisualArts Co.,Ltd.無料posted withアプリーチ
≫近年のお仕事(公開可能)実績紹介
こちら以外にも実績非公開の仕事で、スマホゲームの背景などを今も毎日で描いて仕事しています。
ジャンプできる目次
プロになってから絵の練習をして上手くなればいい
絵が上手くなってからプロになるのではなく、プロになってから絵が上手く描けるようになればいいのです。
はい? 順番がおかしくないかい? と思われれそうですね。
「パンがなければお菓子を食べれば…」的な無茶な話のようですが、そうでもないのです。
そもそも練習して絵が上手くなってからプロになるって、アマチュアでいったいどこまで上達する気ですか?
PixivやTwitterなどのSNSを見るとすごく絵の上手い人がたくさんいますけど、結構その人たちプロだったりしませんか。
その人達に並ぶレベルになってからようやくプロを目指すという思考が、人生ハードモードにしている原因ではないかと僕は思います。
プロになってしまうことで得られる絵が上手くなる効果
イラストレーターやグラフィッカーなど、プロになることで次のように絵が上手くなるために必要な効果が得られます。
いやでも毎日イラストなどを描く環境ができる
絵のプロとして働き始めてしまうことで、『絵の練習をするぞ』などと思わなくても仕事として描くので勝手に継続することができるのです。
自分の意志力や継続力とか関係なしに毎日長時間、絵を描く時間が自動的に確保することができます。
苦手な物や描いたことないものも描くことになる
趣味で描くと自分が苦手なものを描くことを避けてしまったりしませんか。
仕事にしてしまえば描く対象を自分で決めるのではないので、今まで描いたことがないものも自然と描く環境になります。
美大、専門学校に行かずにイラストレーターなど絵のプロになることは可能
お金を払って絵を習うよりお金がもらいながら絵を描いて上達したほうが実践的だし得です。
もちろん、いけるなら行ってもいいですが、通える環境でなけいのであればいかなくても大丈夫です。
状況によっては美大や専門学校に通ったほうがいい場合や利点もありますが、それはまた今度別の記事で書こうと思います。
ひとついえるのは専門学校に通うのは年間で120万で2年で240万ほどぐらいかかるってことですね。
ちなみに美大は4年間で670万ほどみたいですね。
美大の学費
もしイラストの専門学校へ通う可能性があるなら
専門学校はマストではないとはいえ、そこで出会える仲間やプロの講師などもいます。
また学生というモラトリアムや、各種ソフトなどの学割など学生という立場のメリットもあります。
なので金銭的に余裕があれば専門学校という選択をする人もいるでしょう。
専門学校に通う可能性があるなら、もしかしたら得になるかもしれない情報を一つ共有します。
なぜこれが得になるかというと資料請求とかすると、専門学校に学生になる可能性がある人として認識されるので、キャンペーンやイベントの情報などが来たりする可能性があるからです。
そして、そういった情報でたとえば夏休み短期コースとか低価格でお試しみたいなのがあったりして参加したりすると本来かなり高額のコースを参加者限定で大幅に割り引かれたりする可能性があるのです。
これは確実に行われることが保証された割引ではないのであくまでも可能性ですが、学費というのはかなり高額なので割引も大きな金額になりますので、同じコースを安く受講できるチャンスを探ってみる価値はあるかと思います。
絵が下手でもイラストなど絵のプロになる方法
プロになってしまうのが絵が上手くなる方法として手っ取り早いのはわかった。
では、どうやってプロになるの? と当然疑問に思いますよね。
プロのなりかたは簡単です。
単価(労働環境)を下げればいいだけです。
技術力の高い人がやらない仕事をやるわけです。
ちなみに僕が画力がなかった学生卒業直後のときは別の記事で書いたとおり、ブラック環境のアルバイトから入りました。
アルバイトでなくても、ココナラやクラウドワークスなどの低単価激戦区でもいいです。
いわゆるこんなのタダ働きに近いじゃん、やりがい搾取でしょ!
って感じのところであればあるほど、高単価で働ける技術力のある人は近寄らないので最適です。
Twitterなどで技術力のあるプロがこれは単価低くてやばい的な話をしていたら、逆にそれをやるイメージです。
ブラック仕事をやるときの思考法
「激安働きはカンベンだなぁ、そんな働きかたを勧めるとか正気ですか?」
と思われるかもしれませんね。
安い単価で受ける人がいるとイラストの料金が安いと勘違いをする人を生むことにもなるので、僕もあまり積極的に勧めたいわけでもないです。
でも、学費を払う(毎月マイナス10万円になる)学校を勧めるのとどちらがマシかという話ですね。
実際の現場で経験を積んで、専門学校に行かずにすんでいるので、専門学校の月謝10万円ぶんをまるまる稼いでいるようなものです。
たとえ一ヵ月働いて稼ぎが5万円にしかならなっかたとしても専門学校学費の10万円払わずにすんだと思えば15万円稼いだような気分になれます。
ちなみにこれはプロレベルの実務能力がない時期に、自ら理解したうえで心が折れずにやばい仕事をやるときの思考方法です。
ぜんすけ
そうとでも思わないとやってられなくなると思いますので
もし、この論理を雇用側、発注側が発言した場合はやばさ度マックスなブラック環境だと思いますので脱出を検討しましょう。
職場近くの銭湯のおばちゃんに顔をおぼえられたくなければ絵が上手くなるために練習をしよう!
プロになるために絵の練習をしなくてもいい理由ということで語ってきました。
そんなわけでプロになるためだけであればそんな練習しなくても大丈夫です。
しかし、ある程度実力があれば、ブラック環境をすっ飛ばして、最初から良い環境で働くことができるので
「ブラック環境に身を置くのはごめんです!」
という場合はしっかり絵を上手くするために練習するといいと思います!
家庭の事情などで美大や専門学校にもいくことができないという人も結構いるんではないでしょうか。
「自分より年下でも上手い人ばかりだし、自分には才能がない、絵で食べていくのは無理なんだろうな……」
そんなふうに夢をあきらめようとしている人が、この記事でプロになる前でなく、なった後に仕事をこなすことで画力を上げるという考え方があるということを知って最初は楽ではないかもしれないけど、道があることを知って頑張れるきっかけになったらなと思います。
今ならオンラインや書籍でイラストのプロになるための知識を学べる
無料で絵の描き方を学ぶ
美大や専門学校以外で学ぶためにはどうすればいいのかという問題があると思いますが、今はインターネットがありますのでかなり多くの知識が無料で得ることができます。
当ブログ以外でもブログやTwitterで自分のノウハウを公開してくれている絵師の方々も多数いますね。
今だとYouTube動画解説とかしてくれている人もたくさんいると思います。
有料でイラストなどの絵の描き方を学ぶ
いや、有料よりも無料がいいです。
そう思うと思いますが、現実のところ本当の意味での無料は成り立たないというのがあります。
ぜんすけ
YouTubeなんかもお金を払わなくても広告はでますよね
有料であるとそれだけに読むことにできる人が限られるので、情報的優位性を得られるというのがポイントの一つではないかと思います。
pixivFANBOX
個人の絵師のかたが提供する有料情報であればpixivFANBOXでPSDとかブラシファイルを公開している人も結構います。
僕の場合はFANBOXはPSD公開とかやっていたころにまだpixivFANBOXとかなかったのでDLsiteで販売したりしていました。
pixivFANBOXはサブスクですが、探せばコスパのよい価格で有益な情報を得ることができるのではないかと思います。
オンライン教室
個人のイラストレーターが独自で行っているもの以外にも企業が運営しているオンライン教室なんてものもあります。
イラストやマンガの描き方が学べるオンライン教室パルミー(Palmie)
- 広告による無料の見れるブログに対して有料のテキストが書籍
- 広告により視聴無料のYouTubeなどに対して有料の動画がオンライン教室
みたいな関係性なのかなと思われます。
とりあえず1週間無料で見れるみたいなので、そのうち僕も見てみようと思います。
▲その後、実際にパルミーを受講してみたので記事にしました。
書籍
書籍は有益な情報を得られるのでコスパいいと思います。僕もたくさん買ってきましたし、これからも買っていきます。
有料のサービスを色々やろうと思うと多少お金がかかるかもしれませんが、専門や美大の月謝10万オーバーに比べるとかなり抑えられるのではないでしょうか。