pCloudは僕も日々利用しているクラウドストレージサービスなのですが、そこが作ったパスワード管理アプリpCloud Passというサービスができてました。
以下の記事で解説したようにpCloudじたいは僕も一年前に購入してとても満足したサービスなので、そこが新たにパスワード管理アプリにも参入したということで軽く調べてみましたので情報共有したいと思います。
≫Dropboxを卒業して買い切りのpCloudにしたぞ【脱サブスク】
さて、そんなわけで今回の新たなパスワード管理ツールであるpCloud Passですが、そもそもパスワード管理ツールの必要性って何? って話を簡単にしますね。
「同じパスワードを使いまわすとセキュリティ的に良くないよ」というものの、あらゆるサイトでパスワードを求められる世の中、すべてのパスワードを暗記するというのは現実的ではないですよね。
そのためパスワードを保存したり入力補助をしてくれるのがパスワード管理ツールというわけです。
さまざまなサービスで連携をあまりせずにパスワードを変えることで攻撃にあったときの防御力を少しでも上げておくというわけですね。
≫イラストレーター必見! 仕事依頼の添付データを開いただけでアカウント乗っ取られる『標的型攻撃』から身を守る方法とは!?
▲以前こちらの記事で書いたようにイラストレーターにとっても乗っ取りなどの攻撃については他人事ではありませんよね。
ちなみにpCloud Passのサイトに無料オンラインデータ侵害チェッカーなるものがありました。
こちらで自分のデータが流出しているか確認できるようです。
こういうので確認するとマジっすかってなりますが、まぁ迷惑メールとかそういう流出データから来たりするんだろうなぁと納得せざるを得ないところはあります。
pCloud Passの特徴
pCloud Pass公式サイトの説明によるpCloud Passの特徴は以下のとおりです。
- 安全なパスワード管理ツール
- 完全な暗号化を提供するパスワード管理ツール
- あらゆる端末で安心アクセス
- 複雑で安全なパスワードの作成
- 乗り換えのチャンス
他のパスワード管理アプリと共通するところは省略してpCloud Pass独自のポイントを解説しようと思います。
pCloud Passはパスワードを暗号化されて保存される
クラウドストレージサービスのpCloudでも特徴的な機能の1つだった暗号化機能はpCloud Passにも導入されています。
▼クラウドストレージサービスのほうの暗号化機能については以前こちらの記事で解説しています。
≫pCloudの暗号化で情報漏洩を回避【軍用レベルのクラウドストレージのセキュリティ対策】
軍用レベルの暗号化アルゴリズムが例によってpCloud Passでも使われているそうです。
pCloud Passはスイス発のサービスですし、特にこの暗号化や安全性については力を入れているようです。
ぜんすけ
それにしても今までの他のパスワード管理アプリって、平文で保存されていたんですね……。
まぁ自分のミスで乗っ取られてログインされてしまえば変わらないかもしれませんが、それでも攻撃のされかたや流出のしかたも色々あるでしょうから、暗号化されて保存されてるこほうが安全なのでありがたいですよね。
pCloud Passは他のパスワード管理ツールからの移行が容易
すでに別のパスワード管理アプリ使っていると乗り換えが億劫になりがちですが、pCloud Passは数秒で他のアプリで書き出したCSVファイルからインポートできるってことなので乗り換えは容易ということですね。
ぜんすけ
すでに他のパスワード管理アプリを使っている人にとってはこれは非常に助かりますね。
pCloud Passの評判
pCloud Passが新しくできたサービスなので、当記事を作成している時点では日本語での評判や口コミはまだ多くはないようです。
やはり1Passwordなど既存のパスワード管理アプリからの乗り換えがあるようですね。
既存のサービスでも1端末ならいいですがスマホとPCのように複数使う場合はどうしてもサブスクの継続課金が必要でしたが、pCloud Passなら買い切りプランもやっぱり用意してくれているのが素晴らしいところ!
pCloud Passの価格
さて、一番気になるpCloud Passの価格については以下のようになっています。
有効な端末が1台で良ければすべての機能が使えて無料です。
無制限の端末で使うには買い切りで$149です。(サブスクで年なら$29)
ここでもちゃんと買い切りプランを用意してくれるのがpCloudですよね。
とはいえ、この円安の時期にはなかなかの価格ではあるのでとりあえず、端末が1台で済むなら無料で使わせていただければって感じではないでしょうか。
そのうえでやっぱり複数端末で使いたいと思ったときに買い切りのライフタイムプランがあるのは安心ですね。
僕自身は以前から他のパスワード管理アプリを利用しているんですが、機能の追加など状況をみつつ移行するか検討してみたいと思います。
パスワード管理ツールについては実際に使っているものをあまり明確に公表することになんとなく気分的に躊躇するところがあるので、実際に移行したかどうかは想像にお任せします。
- 平文ではない軍用レベルの暗号化
- 買い切りのライフタイムプラン
既存のパスワード管理アプリよりも上記のようなかなり大きな利点がある上位互換ので、今までパワード管理アプリを使ってなかった人だけでなく既存のアプリを課金するかどうか悩んでいた人にも注目のアプリだと思います。
pCloud Pass Familyが追加!
クラウドストレージサービスのpCloudでのノウハウを生かした共有や家族利用のpCloud Pass Familyといった機能が追加されました。
pCloud Pass Familyにもライフタイムプランがあります。
ライフタイムは$253ということです。最大5人ということで家族がいるなら一人あたりの価格としてはお得になりますね。
ぜんすけ
まさに家族割ってかんじですね!
ちなみに家族と項目を共有することはできるものの、それぞれのアカウントを持つので家族に自分のパスワードを知られることはないということです。
この記事はパスワード管理アプリのpCloud Passの紹介でしたが、クラウドストレージサービスのほうのpCloudは僕自身が昨年購入して満足感の非常に高かったサービスなので以下のように他にも記事を書いていますので合わせて読んでいただければと思います!