買い切りのpCloudは圧倒的にコスパの高いオンラインストレージということに感動したので、先日▼こちらの記事を書きました。
≫Dropboxを卒業して買い切りのpCloudにしたぞ【脱サブスク】
pCloudならDropbox数年分と同等の価格で一生使えるんでやはり外せるサブスクは外すにかぎりますね。
上記記事では、なぜpCloudを使うことにしたのかということやpCloudの特徴などを紹介しましたが、今回はpCloudをそれなりの期間、実際に使ってみてどうだったかって話をしていきたいと思います。
ちなみにpCloudにも個人利用だけでなくビジネス用のプランもありますがそちらのほうは買い切りはなくサブスクプランのみなります。
この記事は僕自身が個人で買い切りのライフタイムプランを使ったレビューになりますので、個人利用のオンラインストレージを探している人には参考になるんではないかと思います。
ぜんすけ
ただpCloudの良いところを並べるだけでなく実際に使ったからこその注意点なども正直に解説しています!
ジャンプできる目次
pCloudの基本的な使い心地
pCloud公式サイトからダウンロードしてもらって無料容量内で実際に試用するのが一番ですが、とりあえず先に使ってみた僕の感想をお伝えしたいと思います。
pCloudを試しに使ってみるかの判断材料にしていただければ幸いです。
pCloudは外付けドライブに近い使い心地
色々なファイルをアーカイブとしておいておくことができて、必要なときに使えるのは便利です。
有線接続不要の外付けドライブってイメージで使えます。
ちなみにpCloudのスマホアプリのほうでは特にそういったサムネの重さはなかったです。
最初に一括で自動アップロードされた場合はしかたありませんが、一度フォルダわけしたりしてしまったりキャッシュができたあとはさほど問題ないんではないかと思います。
フリーソフトもpCloudから使える
リネームソフトやテキストエディタなどのちょっとしたフリーソフトもpCloudに置いてそこから開くこともできたりします。
しかも普通にpCloudにあるフリーソフトもWindows11のスタートメニューにピン留めもしておけます
アプリを右クリック→その他のオプションを表示→スタートメニューにピン留めをする
ぜんすけ
同期していなくてもクラウドストレージのpCloud上から直接フリーソフトを普通に使えたのは少し驚きました
キャッシュされているということなのかもしれませんが、なんにせよ普通に使えています。
pCloudが遅いと感じたら同期フォルダを活用する
pCloudフォルダ内のデータも指定したデータ分はキャッシュされるとはいえ、使い方によってはやはり作業中のファイルなどのようにローカルで扱う操作感が必要なデータもありますよね。
pCloudの特徴といえば仮想ドライブ式! でもじつはpCloudも同期フォルダも作れる
pCloudの魅力としてローカルには置いた同期をせずに、仮想ドライブ方式としてクラウドオンリーのシンプルさを魅力として先日の記事では語ってきましたが、じつはpCloudにも同期をすることは可能だったりします。
pCloudのデフォルトの設定としては同期ではなくまるで外付けドライブのように使える仮想ドライブ式ですが、このように同期するフォルダを追加することができます。
下のほうの注意事項の英語では、「同期フォルダで消したファイルはpCloudのクラウドにあるデータとキミのPCにあるデータ、両方なくなるから注意してくれよな」ってなことが書いてあります。
頻繫に閲覧する資料画像などは大量の画像のサムネイルが遅延なく読み込まれると快適ですよね。
資料画像が遅延するとストレスになるので、一部のフォルダのみローカルに同期しておくのは悪くないかと思います。
ぜんすけ
人によって保存するものも使ってるソフトなども違うので、pCloudにも同期の機能があることで、そういった様々な状況に柔軟に対応できるというわけです
pCloudライフタイムプランを使い始めたときに注意しておきたいこと
外付けHDDからデータをpCloudにアップロードするときPCのローカルストレージを一時的に使います。
そのためpCloudを使い始めてすぐのときなど今まで持っていたファイルを一度にアップロードするときには注意が必要です。
というわけで、2TBとか4TBなどサイズの大きなプランにしたからといって「外付けHDDにある2テラのデータ丸ごとぶち込んでやるぜー」というのは、ご自身のパソコンのローカルストレージの空きに余裕がないといけないので確認が必要です。
僕はそこまでPCのローカルに余裕がなかったので複数回にわけて徐々にpCloudにデータの引っ越しをしました。
▲ローカルディスクの空きがない状況でpCloudにファイルをぶち込み続けると上記のようなウィンドウが出ます。
※現在は日本語化対応されているので日本語で表示がでると思います。
外付けHDDからでなく他のオンラインストレージからの引っ越し
pCloudには他のクラウドストレージからのバックアップ機能もあります。
そこに最新のデータを保管しているなら前述のローカルのキャッシュ問題はなく一気にデータを移せるかもです。
ぜんすけ
僕の場合はDropboxからpCloudに切り替えるまでに少し間があったため最新データが外付けHDDになってしまったのでこのサードパーティーのバックアップ機能を使いませんでしたが、本来はもっと手軽にできたのかもです
pCloudをしばらく使っての感想
良さそうなところだけなら少し触っただけでも伝えることはできます。
しかし逆にネガティブな側面などはある程度使わないとわからないところだと思いますので、これから使うか検討している人のためにもそこもしっかりとお伝えしようと思います!
pCloudは大量にある外付けHDDからデータを引っ越す場合はアップ完了までは少し手間がかかる
前述したように外付けHDDから移すときはローカルをキャッシュとして使うのである程度の量を空けておかないと、ちまちまアップロードすることになります。
そして大量のデータをアップロードするにはそれなりに時間がかかります。
ただ、バックグランドでアップロードはさせておけて作業の邪魔にはならないので、なんなら1日中アップロードさせておけるのでさほど問題ではないかと思います。
ちなみに僕の場合はCLIP STUDIO PAINT PROのようなイラスト制作などのグラフィックソフトを使って仕事をしていても、その作業の裏でpCloudアップロードはさせておくことができました。
裏で動かしていても作業に影響がでるような重さなどは特に感じなかったので、pCloudのアップロードはかなり低負荷で動いているんではないかと思います。
pCloud 暗号化フォルダに入れたものが消えた!? そう思ったそんなときは
次に暗号化フォルダにガンガンアップロードしているときに僕のPCで起きた症状です。
暗号化フォルダは開かれていて中にあるフォルダは表示されるもののフォルダの中身が空ということがありました。
ロックされているときと違ってサブフォルダは見えているので、暗号化フォルダのデータが消えたの……!? とあせりますよね。
ぜんすけ
じっさいに僕はわりとあせりました
でも、安心してくださいまだ慌てるような状況ではないです。
pCloudの公式ページは購入後はマイページに遷移しますが、そちらからもCryptoフォルダに入ることができます。
そっちのWeb版のpCloudのほうでみてデータが存在していれば大丈夫です。
タスクバーにあるpCloudのアイコンを右クリックして環境設定から上記画像の赤枠の『my.pcloud.com』からでもWeb版のpCloudに入れます。
ようするにPCのpCloud暗号化フォルダの中身がなくなったように見えてもWebのpCloudにデータがあるのならばPCアプリ側のエラーなので、PCを再起動するなどすれば解決です。
平時はこういうことも起きずに不便なく使えるのですが、最初にデータを一気にアップするときに同様なことが起きても慌てずにPCの再起動をしていただければと思います。
pCloudは自由で安心、そしてコスパ最強
pCloudの使い心地をレビューしてきましたがエラー対策とか手間がかかったことばかりでもなんなんで、僕が実際にpCloudを使ってよかったこともお伝えさせていただきます!
個人的にはpCloudはクラウドストレージの利点が最大限に利用できるサービスだと思っています。
端末切り替えの自由と災害時の安心
普段使っているデータやフリーソフトなどをpCloudなら同期ではなくまるで外付けHDDのように仮想ドライブとしてクラウド化できるのでPCなどの端末本体自体への依存度が下げることができる。
- データがほぼクラウド化されてローカルに少ない状態だと端末の切り替えが容易だし、故障などした場合も元の状況への復帰しやすい。
- 災害にあってもデータも安全なので、自分自身の身が守れればPCなど端末は新しく入手できたらほぼ同じ作業環境を復旧できる。
災害大国の日本に住んでいる以上、どこに住んでいてもいつどんな災害にあってもおかしくはないので、そんなときに備えてせめてデータの安全が確保できていると安心ですよね。
アーカイブ的なデータがクラウド管理になるのでローカルにあまり大きなストレージを必要としなくなる。
アーカイブ用のストレージ容量が不要になるので新しくPCを買うときにストレージ容量を理由に高いスペックのPCを選ばなくてよくなります。
ぜんすけ
あまりにローカルのストレージ量がすくなくてもキャッシュなどで利用できなかったりするかもしれませんが、とりあえず大容量は不要になります
pCloudCryptoを使えば安全性や安心感がある保管ができ、すべてをクラウド化できる。
くわしくはpCloudのCryptoのレビュー記事を書いたのでそちらを参照ですが、かなり安全な完了で保管できるので、データの一元管理ができるようになる。
僕は、以前は足らなくなったらHDDを買い足したりしていましたが、昔の外付けハードディスクは容量もすくなかったりで、複数のHDDのどっちにデータ入れてたか煩雑になりがちでした。
継続出費の不安からの自由、
一度払ってしまえばその後はクラウドストレージの出費はいらない。
出費があり続けるということはそれだけ自由と対極になるので、その後の継続出費がいらないと思うとすごく開放感があってよいものですね。
pCloudは非地位財だからお金の使い方としては幸福度が持続しやすい
お金の使い方には『地位財』と『非地位財』があるというのは聞いたことがあるでしょうか?
経済学者のロバート・H・フランクの定義した言葉ということで詳しくは▼こちらの書籍参照
『地位財』というのはブランド品の車、時計、服などのような他人との比較や社会的地位のためのもの。ようするにドヤァするためのお金の使い方が『地位財』。
それに対して『非地位財』は自由や健康、環境など個人の安心安全のためのもの。
他人と比較するのではなく自分の中で安心や満足感を得ることができるのが『非地位財』。
『地位財』よりも『非地位財』のほうが幸福度は持続しやすいといわれています。
実際に僕自身、ここしばらく使ったお金の使用用途を振り返ってみて特に満足度が高かったのが、このpCloudでした。
色々とガジェットなど買ってみても意外と使わない物とかあったりしますが、pCloudは日々の利用で活躍しているので、買ってよかったなと個人的に思っています。
pCloudレビューまとめ
実際に無料容量だけでなく課金をして大量のデータをアップロードしてしばらく使ったからこそわかる、データアップ時のエラーなどや注意事項もしっかりと紹介させていただきました。
とはいえ注意事項も基本的に大量に最初にアップロードするときの問題だったりします。
追加でアップロードするときなど問題はなく、快適に使えているのでデータをアップが終わったらあとは問題なく快適にサービスを使えています。
Dropboxなど今までのクラウドストレージはサブスクで毎月の出費が存続してしまうので、せっかくデータをクラウドにすることでデータの安心感を得ても引き換えに金銭的な不安感が発生してしまいました。
pCloudは買い切りなので、その点も問題なく理想的なサービスだと思います。
Dropboxだと毎年1万4千円以上かかるので3年後以降はpCloudのほうが使い続けるほどコスパが高くなっていきます。
ここしばらくは上記の65%オフで販売されていますが、この割引がシェア拡大のための割引かもしれないので上記金額で現在も販売されているかは公式サイトのプランと価格のページから確認してみてください。
ぜんすけ
買い切り最高! ではあるものの、さすがに定価だとなかなかしんどい価格帯だと思うので、割引価格で入手したいところです
pCloudの評判や口コミ
他の人たちの反応はどんなものかネットの評判を以下に掲載しておきます。
今のDropBox期間終了したらpCloudに移行しよう これ系サービスで買い切りがあるなんて…最初から選んでたら良かった
dropboxが騒がれている中 なんだかんだでpcloud結構使ってることに気づいた 買い切り2TBの安心感よ
pcloudいつの間にか結構速度出るようになっててすごい
pCloud、いつの間にか日本からでも下りがめっちゃ速くなってた
pCloudのアップロード速度が平均20MB/secくらいで以前の10倍以上になって快適。10GBくらいなら10分ちょっとでアップロード完了できる。 200GBほどアップロードしたけど、速度の低下等なし。
最近Pcloudに大容量データ送っていなかったけれど結構速度でるのですね~
https://x.com/TsuyuriMinazuki/status/1803810336971407440
以前はpCloud遅いという口コミもありましたが、最近は速くなったという評判を目にすることが増えてきました。速度改善に取り組んでくれているのがわかって利用者としても嬉しいかぎりです。
いつのまにかpCloudがWebDAVに対応していたので色々なサービスでWebDAV経由でpCloudを使えるようになったのを発見、凄く利便性が上がるので最高です。iPhone 15ProMaxではデータ転送が爆速なのでDocumentsを使って爆速でデータやりとりします!
— 大北天魔王:如月翔也⋈TRPGer (@showya_kiss) September 23, 2023
いつのまにかpCloudがWebDAVに対応していたので色々なサービスでWebDAV経由でpCloudを使えるようになったのを発見、凄く利便性が上がるので最高です。iPhone 15ProMaxではデータ転送が爆速なのでDocumentsを使って爆速でデータやりとりします!
円安為替相場がきっついけど素直に買い切り型ライフタイムプランのあるpCloud使うのがコスト的にベターかなーとは思う。GAFAM系列のクラウドサービスは動画や写真が理由でBANされると全サービスが利用停止に陥るから切り分けした方が良い。 https://t.co/NOeEOWCCQC
— 娑婆助 (@shabasuke) September 19, 2023
円安為替相場がきっついけど素直に買い切り型ライフタイムプランのあるpCloud使うのがコスト的にベターかなーとは思う。GAFAM系列のクラウドサービスは動画や写真が理由でBANされると全サービスが利用停止に陥るから切り分けした方が良い。
GoogleOneの100GBを年額契約して写真とか動画をバックアップしていたけど、容量が逼迫してきた。 pCloudで5TBを買い切りで購入したので、そちらに全て移行中。 GoogleOneは100GBのストレージ意外にもお世話になっているので継続する。 しかし、買い切りのクラウドストレージはありがたいね。
pCloudの広告消せないのかな… 2TB買い切り買ってあるんだけど
こちらの口コミにあるとおり年に何回かpCloudのセールのあるタイミングで広告が表示されます。
ストレージ容量が追加の必要のないときにはこのかたのように消せないかと思うのはわからなくもないですが、これによってpCloudのサービスの永続性が向上すると思えば許容できるかなと個人的には思います。
pCloudという買い切りクラウドオンラインストレージを買ってみた。仮想ドライブ化出来るのでダウンロード先を紐付けて本体にダウンロードせずクラウドに直接保存出来るのが良い。これで問題ないならPC買い替えの時も一番容量少ないの選べるし
▲当ブログのこの記事で他にもpCloudの評判や口コミとレビューを紹介しています。
pCloudハロウィンセール【2024】(2024年10月)
pCloudのハロウィーン・キャンペーンは三つの48時間限定フラッシュセール!
- pCloudパス・プレミアムとファミリー・ライフタイム
- pCloud暗号化
- pCloud プレミアム 新規1TB年間プラン
これら3種類のセールが順番に開催されます。
キャンペーン名 | プラン | 開催時期 | 価格 (割引率) |
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セール第2弾 | pCloud暗号化 | 2024年 10月30日 | pCloud Encryption Lifetime – $115 (50% OFF) |
セール第3弾 | pCloud プレミアム 新規1TB年間プラン | 2024年 11月1日 | $69.99/年額 (20% OFF) |