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【後編】これからの時代も生き残るクリエイターに必要なこと③ランニングコストの最適化

14 min
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こんにちは出雲寺ぜんすけ(‎@blankcoin)です。

生き残るクリエイターに必要なこととして以下の3つをあげてこれまで解説してきました。

これからの時代も生き残るクリエイターに必要な考え方
  1. 変化に対応する力(逆に見送る勇気)  
  2. 安売りをしない           
  3. ランニングコスト(生活費など)の最適化 ←今回の記事はココ

≫【前編】これからの時代も生き残るクリエイターに必要なこと①【逆に今やらなくてもいいこと】

≫【中編】これからの時代も生き残るクリエイターに必要なこと②【安売りをしない】

今回で最後の3つめの『ランニングコスト(生活費など)の最適化』の解説となります。

ランニングコスト(生活費など)の最適化

出費が多いと稼がないといけないハードルが上がるので、生殺与奪の権を自分で握る難易度も上がります。

ですからランニングコストを下げることはフリーランスのクリエイターにとってはとても重要です。

今回の記事ではそのランニングコストを抑える方法について解説していきたいと思います!

最大のランニングコスト、家賃

細かい節約についてはともかくとして、まずは家賃です。

これこそが現代の最大の重荷。一番大きなところを検討することが必要ですよね。

実家

親との関係や家庭事情にもよるところではあるので万人向けではありませんが、許される環境なら無駄に一人暮らし費用を払わないで済むので最強ですよね。

シェアハウス

シェアハウスで複数人で借りることで一人あたりの家賃が下がるので、実家にいられない状況なら仲間を探してシェアハウスという選択もあり。

僕自身はやったことないですが、元同僚絵描きさんなんかではシェアハウスしている人もわりといました

激安中古戸建を買ってしまう

家賃のように毎月のでかいサブスクなんてやってらんないね、といっそ家買ってしまうのも手なんですよね。

新築だと価格がでかすぎてその人の価値観によるってな感じですが、激安中古は意外とありではと思うのです。

僕自身も実家を出るタイミングでわりと検討して実際に物件をいくつか見に行ったりしたこともあります。

意外にも東京に通勤できる首都圏でも1000万以下のものもあったりして、年間100万とか家賃を払うぐらいなら数年住めば元とれるんじゃないですかってのもあったりするんですよね。

通勤圏の物件なら自分が10年住んで元を取った後でも数百万で売れそうですよね。

ぜんすけ

ぜんすけ

なんなら住むだけ住んで、購入時の価格とさほど変わらない価格で売れるとかもワンチャンありそう

僕の場合は結局買わずじまいで今にいたりますが、当時買っていたらすでに元をとって家賃というでかい出費から解放されていたかもなんですよね。

まぁ、当時でも築年数はそれなりだったわけで修繕なり建て替えなり出費はあるんでしょうけども。

でも家ってなにも知らないと数千万ってイメージがありますが、なかには数百万のもあるんだってのは一つの気づきだったりしますよね。

ちなみに、実家を相続する場合などは自分の持ち家に住んでいると「家なき子特例」って減税を受けられなくなるかもってのもあるので、ご自身の状況をご確認くださいませ。

地方暮らし

正直なところフリーランスで働くなら家賃の低い場所に住むのが得策だと思います。

出社するなら首都圏の利点はありますがそうでないなら毎月の家賃が下げられるところに住むほうがランニングコストが下がりますよね。

ただ、地方といっても車がないと生活できない場所だと今度は車の維持費もありますし、寒い場所ならそれまでよりも光熱費もかかるかもしれないので、単純に家賃の差だけでコストが比較できないのがまた難しいところです。

ベストの居住地に詳しいかたがいましたらコメントなどで教えていただけたらと思います!

まぁ、僕の場合は共働きなのでベストな場所がわかっても気軽に移住できないんですが……。

駐車場代

車は税金やら駐車場代とか家賃同様に結構な大きい金額が定期的にかかります。

車は後述の地位財の側面や趣味的に持つケースもありますが、生活の足として必須の環境もあるかと思うので必要かどうかは状況によります。

僕の場合は免許だけは学生時代に取ったもののほとんど活用しなかったので、今おもえば無理にとる必要なかったかなと思っています。

昔はマイナンバーカードもなく身分証明書としての存在意義もありましたし、周囲の学生もみんな学生時で時間のあるうちにと免許とっていました。

僕もそれに流されて免許をとりましたが、もう少ししっかり検討しておくべきだったなと。

自分がどこに住むか、もしくは車に乗ることや所有することが趣味となりえるか、そしてその維持コストを払うだけの価値があるかを検討する必要ありって感じですね。

たとえば新卒で手取り月20万程度だったケースで車の維持コストが月2万円だったとしても、手取りの10分の1なので、1か月の労働の10%、すなわち丸2日間は車を持っていることのために働くぞ! という感じになるというわけです。

しかし、収入が多い人の場合であれば同じ金額でも維持コストのために働く必要のある時間は変わってきます。

その人の置かれている状況によって負担感の重みが違うため、これまた他人の発言を鵜呑みにできないので、自分の状況の場合はどうなのかをフラットな目線で考える必要があるというわけです。

その他の節約

一般的な節約はとりあえずおさえておく

  • ラテマネー
  • 通信費
  • 保険
  • サブスク
  • 税理士
  • レンタルサーバー

ラテマネーを節約

ラテマネーってのは数百円の出費でも一年でえらい金額にってやつですね。
274円でも毎日使えば一年間で約10万円になります。

ラテマネーという言葉は飲み物以外でもそういった細かな出費全体を節約する際に使われる言葉かと思いますが、とりあえず語源であるコーヒー代の節約で考えてみます。

外でコーヒーを飲もうと思うとまぁ普通に250円ぐらいはかかるでしょう。コンビニのコーヒーでも100円ぐらいはしますね。

家で自分で入れればコーヒーも20円程度なので毎日飲んでも一年間で1万円以下に抑えられます。

単価一年のコスト
コーヒー店250円9万1275円
コンビニ100円3万6500円
自前20円7300円

ちなみに僕の場合は粉を買ってきて陶器製のKalita コーヒー ドリッパー で入れる感じです。

昔はコーヒーミル使って豆をゴリゴリしたりしてみていたこともありましたが、ちょっと仕事前に淹れるには時間がかかるので今は粉からにしてます。

夏はアイスコーヒーですが、これはペットボトルのブラックコーヒーを買ってきちゃってますね。

それでも950mlで100円以下で売ってたりするんで一日あたりなら20~30円程度になるのかなと思います。

通信費を節約

スマホ代

通信費はもう耳タコなんであらためていうまでもないですね。

大手キャリアから格安系に変えるだけですね。スマホ代は月1000円ぐらいになるかと。

そもそもスマホでなく携帯電話の時代は1000円ぐらいが普通だった気もしますがいつのまにか高くなって、また戻ってきた感じですね。

僕のようにフリーランスで家の外でスマホをマジで使わない人はpovo2.0で無料です。(最低半年に一度はに課金必要ですが、外出するタイミングにでも課金すれば問題なし)

ちなみにpovo2.0は課金していないと外ではラインぐらいしかまともに使えないです。

ラインでも画像とか開くの時間かかるレベルですし、普通にネットでブラウジングするのもままならないです……。

なので、僕も以前使っていた楽天モバイルもそうでしたが1000円程度で使えるプランのところが最近はわりとあると思うので普通に外でスマホを毎日使う人にはそっちのほうがいいかもですね。

povo2.0はトッピングプランが色々あるので自分の使用量とプランしだいでは通勤通学でスマホ使っていてもお得に使えるケースはあるかなとも思いますが、そこはその人の状況によりそうですね。

光回線代

povo2.0のようにスマホの通信を0円にする場合さすがに光回線は必要ですね。マンションなら4000円前後程度が相場でしょうか。

僕自身いろいろと変更してきましたが、キャッシュバック系とか煩雑なのは面倒なのでそういうのなくて、代わりに解約違約金がないやつがいいかなと思っています。

ちなみに僕は今はMEC光ってやつを使ってます。

最初の一年はキャンペーンとかで3355円で、それ以降は3850円ってことでキャンペーン後価格も4000円切っています。

ぜんすけ

ぜんすけ

長く同じところを使いたい場合はキャンペーン割引以後の通常価格が一番重要。

やはりプランがシンプルなほうが好感が持てますね。

保険を節約

医療保険とかも国保入ってれば不要なのでとりあえずいらないですね。

学資保険もいらないかと。

文美国保も加盟団体に払う金額など考えると自治体や収入によっては国保のままでOKなケースもあるので、ノリで文美国保にせずちゃんと自分で計算することをおすすめします。

この保険ほぼ不要論もネットで情報を見聞きしていればいいかげん聞き飽きた話だと思うので詳細は割愛してサラッと次に行きます。

サブスクを節約

僕が今でも継続しているサブスクはAmazonプライムぐらいでしょうか。

昔使ってたけどやめたのはオーディオブック、Dropbox、家事代行、これらですね。

オーディオブック

オーディオブックとかはわりと昔それなりの期間使ってた感じです。

昨今はオーディオブックに課金せずとも、本の要約系YouYubeとかあったりするんすよね……

以前は書籍の情報を、他の雑務をしながら得ようと思うとオーディオブックぐらいしかなかったんですけど、今は無料のYouTubeである程度済んでしまうこともあります。

節約という側面でいうとありがたい話ではありますが、一方でこの状況ははたして健全な状態なのだろうかという疑問は残るところではあります。

昨今はビジネス書の類が以前より売れなくなったとかって話も聞きますが、そらそうですよねと思います。

紹介された本自体の売り上げはスポット的にあがるかもしれないですけど、書籍市場全体はわりとYouYubeに食われていてもおかしくはないですよね。(ビジネス書などマス向けのジャンルの本は特に)

Dropbox

くわしくは以下の記事で以前書きましたがDropboxはpCloudという買い切りのクラウドストレージに変えました。

このpCloudというサービスはすごく気に入っているんですが、さんざんレビュー記事のほうで書いたのでとりあえず、ここでは詳細は語らずにサラッと次にいきます。

家事代行

子供が小さいときは家事代行サービスを使ってた時期も少しありましたがこれも割高なんでやめちゃいました。

自分でできることはわりと自分でやったほうが節約になることは多いなとは思います。次に紹介する税理士もそうですけど。

ぜんすけ

ぜんすけ

まぁ、よほど本業が利益あげているなら、雑務は他人に任せて時間作ったほうが得になるケースもあると思います。

しかしそれが万人向けのアドバイスなのかということには疑問があるのですよね

核家族化のこの時代としては未就学児がいたりする家庭では助かるタイミングもあるんですが、長く使うにはコストが気になるところですね。

長期的に使い続けれるのは基本的には資産収入で生きてる人なのかなと。

消耗品

あとサブスクとは違うかもですが、定期的な出費という意味では消耗品を見直すというのは思いもよらない無駄な定期的な出費が見つけられたりします。

掃除道具とか消耗品が多いですが、別のモノで掃除すること消耗品を減らせないかとか。

たとえば

「実家では猫を飼っていたから当然のようにコロコロを買っていたけどよく考えたら今はペット飼ってないからじつはいらないんじゃない?」

みたいな感じでわりと不要な消耗品があったりするんですよね。

税理士費用を節約

このあたりは人によって意見が分かれるでしょうし、僕自身も数年後に意見が変わっている可能性もありますが、税理士も無理に頼む必要なくないかなと思っています。

というのも今の時代便利なアプリなどのサービスで意外と使った経費と収入をポチポチ入れていけばわりとそのまま青色申告でやれるようなサービスがあったりします。
(たとえばマネーフォワード クラウド確定申告とかfreeeとかですね)

そんなわけで今のところ税理士さんにお願いしたことはないわけです。

もちろん素人にはわからない節税テクがあるかもしれませんが、確定申告だけでも10万ぐらい税理士費用がかかるっぽいのでそれ以上の額の節税がなければマイナスになるわけでして、個人で細々とやっているなら依頼する必要はないんだろうなと。

わりと知り合いの絵描きさんでも税理士を使っている人もいますし、使っている人はわりと税理士を推しますけども、万人が必ず頼んだほうが特になるものではないかなと思います。

フリーの絵描きには文美国保とかもよくお得だと喧伝されてるけど、よくよく見てみたら住んでいる場所や収入によっては、逆に損するケースも多々あるのと同じように、税理士も状況によっては得にならんだろってのはあると思います。

インフルエンサー的存在は結構稼いでいる人も多いと思いますので税理士文美国保でかなり得しましたという情報が目に入ってきやすいですが、これら『その人の状況によって違う』系のものはうのみにできないかなと思います。

ぜんすけ

ぜんすけ

個人的なイメージですが、受注側だけでなく自分の仕事を手伝ってもらう発注もやっている人はわりと税理士いれてる印象があります

確定申告っていろいろなことをやっているほど複雑になるので、フリーランスだとしても取引先の数が少なくて請負仕事しかしていない人の場合かなりシンプルなので税理士に頼むほどのこともないように思います。

逆に、受注先の会社も多くて、発注先もたくさんあって、不動産や株もやってて……などといったように、いろんなことをやっている人は確定申告のめんどくささがアップするわけですよ。

確定申告のめんどさってじつは人によって違ったりするから、みんながいうほど確定申告大変じゃなかったなって意見があったりする理由もこのあたりが関係しているかと思います。

レンタルサーバー代を節約

僕のようにブログを運営していたり、独自ドメインのポートフォリオサイトを持っているクリエイターにはこのレンタルサーバーは盲点になりがちなポイント。

2023年現在、当ブログではConoHa WINGを使っていますが、こちらから年内にレンタルサーバーを乗り換えることを計画しています。

2019年ぐらいまで使っていたロリポップが月500円ぐらいでそれドメイン代が月150円ぐらいったんで、合計で月650円。

キャンペーン割引で3年契約でドメイン代込み月 640円のConoHa WINGに乗り換えていたんです。

ぜんすけ

ぜんすけ

ConoHaWINGパックはドメイン代も込みだから、それまでと変わらない価格なのに性能がよさげなのかなと思って移行したのですが、更新時の価格は定価になってしまうというのは盲点でした……

で、2023年でその3年が経過するわけですが、更新時は初回契約の金額ではないので毎月の利用料が倍増して1000円超えそうなわけです。

エックスサーバーのような国内シェアとってるところも月千円ぐらいはするからそんなものといえばそれはそうですが、節約という観点で考えると見逃せないところなので今一度見直してみました。

で、その結果僕が移行先として考えているのはCORESERVER(コアサーバー)ってとこです。

元使っていたロリポップに戻るのもありかなと思ったんですが、CORESERVERV2プランならバリュードメインにドメイン移管すれば既存のドメインでもドメイン料金が無料になるっぽいんですよね。

で、僕なりに調べた感じだとV2プランの中で一番安いCORE-Xってやつでも個人ブログレベルであれば充分なスペック。

それで月331円

これはお得です。

ドメイン代込みなら安くても600円以上はするかなという印象だったのでこれは非常にコスパ良さそうです。

ちなみにCORE-MINIっていうV1プランの220円ってさらに安いプランもあるのですが、ドメイン代が月に100円以上は普通にするのでだったら性能のいいV2プランのほうのCORE-Xでいいんじゃなかろうかと考えたわけです。

月あたりだとの数百円の節約ですが、年間だと6000円以上とか変わりますし、10年なら6万円以上。

僕が生きている間は閉鎖する予定もないので20万円とか変わってくるレベル。

そんなわけで、年末によほど立て込んでるとかでないかぎり2024年にはCORESERVERにサーバーのお引越しが完了している予定です。

以前ふとした疑問が浮かびました。

「レンタルサーバーとクラウドストレージの違いってなんなんだ?」

もしかしたら買い切りのクラウドストレージとかでサイト運用できたりするかもという可能性、もしかしてあるんですかね?

もしそれが可能ならレンタルサーバー代丸ごと浮いてしまうのでは!!??

と思って調べてみたわけです。

その結果

動的サイトだと無理のようなのですが、静的サイトってやつならワンチャンいけそう。

ってことでした。

ちなみに当ブログや僕のポートフォリオサイトはWordPressというのを使っているので動的サイト

すなわち不可能……orz

僕の場合はWordPressだと無理っぽいなと分かったので、その時点で調べるのをやめてしまいました。

なので、昔ながらのHTMLサイトで運用していてレンタルサーバー代節約したい場合なら調べてみる価値はあるかもです。

ぜんすけ

ぜんすけ

もし、調べてみた結果無理だった場合はすみません……

地位財不要論

高級時計のようなものは基本的に用途として見栄のためのものですが、そういったブランドものを地位財と呼びます。

この地位財っていらないんじゃね? という話ですね。

財産を没収される危機にそなえてダイヤのような持ち運びの容易なものを持つユダヤ人のように、資産家が緊急脱出用に資産価値のあるものを持つというのはリスクヘッジとしてわからなくもないです。

しかし、庶民がそんな用途で持ってるわけじゃないのに、地位財に踊らされるのはバカバカしい話かなと思います。

メディアによってはそういったのを煽る特性のものもあるので、地位財か非地位財なのかの見極めをするようにしておきたいですよね。

学歴も地位財

「生まれてこのかたブランドものには興味持ったことないから大丈夫です」

と思うかもしれません。

しかし、子供ができたら少しでもいい大学に行かせたほうが安心かなと思いがちな親心ですが、これもまた地位財なんですよね。

僕自身も
バブル期の受験戦争最盛期からの~~就職氷河期!!
という時代を生きてきた人間としては学歴とかほんとバカばかしい話だなとは思います。

とはいえ、これは進路しだいなところもあります。

「“財務事務次官”に!!!! おれはなるっ!!!!」 ドン!!

みたいな人の場合はそれは学歴を得ないことにはスタートラインにも立てないわけですし。

そういった学歴に依存した職種を目指す場合は別。

しかし、学歴必須の職種以外の仕事をするなら、基本的に学歴も地位財なのではと思うわけです。

ぜんすけ

ぜんすけ

特にクリエイティブ職なんかだと学歴よりもポートフォリオのほうが重要ですしね

この学歴という地位財のコストがなければじつは子育ての経済的な負担って世間で言われるような金額ではなくなるんで少子化問題も改善しますよね。

教育費と養育費どっちが高いかっていったら、教育費のほうが高いご家庭って結構あるんじゃないかなと。

時給換算すると無駄なコストがバカらしくなる

会社員は基本的に稼ごうが稼がなかろうが時間を縛られていることには変わりませんが、フリーランスなら別に時間拘束されて働かなくてもいいわけです。

すなわち毎月出費しているものをなくすだけでその時給換算時間分働く必要がなくなるというわけです。

ぜんすけ

ぜんすけ

まぁ、実際には節約の有無にかかわらずフリーランスでも会社員時代の習慣で時間通り働いてたりしちゃうんですが……

しかし、フリーランスで働くと、それだけの時間を働いてまで受けるべきサービスかと問い直せるってわけです。

月に1000円のサービスも人によっては1時間、別の人には15分とかその人の収入によって時間はかわるものの、その時間を使うだけの価値があるかなと検討すると無駄か得かがわかりやすくなります。

生殺与奪の権の取り戻すもう一つの方法_請負仕事ではない仕事をする

無理に受注しなくても問題ないクリエイターは生き残るってことでランニングコストについて語ってきましたが、もう一つ生殺与奪の権の取り戻す解決策があります。

それは『請負仕事ではない仕事をする』ということです。個人事業ってやつですね。

わかりやすい例が同人です。

同人誌は販売ではなく頒布というのが元来の意味だと思うので仕事といってしまうのは違うのかもしれませんが、伝えやすさを優先させていただきます。

実際のところ同人というものがなかったら立ち行かないイラストレーターはいくらでもいるんではないでしょうか。

同人というのは言ってみれば自分で原稿を用意し、印刷、販売するということで、企業から依頼された請負仕事ではなく、個人事業なわけです。

このように企業など他者から依頼を受けることなく自分でやれる収入源があると生き残りやすくなるんではないかと思います。

じつは僕自身がフリーランスになってからも同人をやってなかったのもあって、この記事では最後に付け足すように書いていますが、じつはクリエイターが生き残るための重要度としては高いと思います。

ぜんすけ

ぜんすけ

収入増になるかはともかくとして、イベントに参加することで横のつながりとかもできそうです

ちなみに同人に限らず、BOOTHなどで個人で商品を販売することは請負仕事ではない仕事ってわけです。

人によってはFANBOXとかも上手く運用していたりしますよね。

個人事業はやっても利益がでなければ収入にならないので、マーケティングとかも必要になってきます。

求められた絵を描くだけの請負仕事とはまた違った難しさがあるので容易ではありません。

しかし、それでも挑戦する価値があると思います。

と、こんなことを書いていながら僕自身は他の請負仕事にかまけて、あまり取り組めてないのが残念なところですね……。

請負仕事をやっていてもチェック待ちのタイミングとか作業の空きができるタイミングありますよね。

そんなときにも請負仕事でない個人事業なら取り組めるので、コツコツ隙間時間で進めたりできるのもいいところです。

請負仕事で生き残れるのか?

請負仕事以外の重要性を語っていたと思ったら、また正反対の請負仕事で生き残る方法について語り始めます。

このあたりも人によって戦略も違うので単純ではないので、そのあたりのフォローになります。

請負仕事でない仕事(個人事業)というのは当たりはずれといいますか、収入に安定性や確実性がなかったりします。

これまた同人で考えるとわかりやすいですが、

いくら時間をかけて作ったとしても初参加でいきなり壁サークルのように爆売れして利益がでると思いますか?

って話なのです。

なので、1回ダメだったぐらいですぐに詰んでしまうような経済状況の場合は個人事業にフルベットはおすすめできません。

そういった場合には安定性のあって確実に収入になる請負仕事もやったほうがいい状況は結構あるわけです。

イラスト制作会社からの仕事

請負仕事の中でもイラスト制作会社は会社にもよりますが安定的に仕事振ってもらえるところもあるので、状況によっては助かるかなと思います。

実績や単価の面など考えるとイラスト制作会社の仕事以外を受けていくほうがいい場合もあるのでそのあたりは状況によりけりですね。

▲この記事でイラスト制作会社もまとめています。僕も以前お世話になった会社などもあります。

直接依頼の仕事

イラスト制作会社の仕事は安定性という面を利点としてあげましたが、そもそも安定性を重視するならサラリーマンとして働いたほうがよくないかって話もあったりします。

そんなわけで、直接仕事を受けることができるようにするにはどうするのかって話です。

  • 知り合いの紹介
  • リピート
  • 営業

知り合いの紹介

この数年、知り合いからの紹介でご依頼をうけた仕事も色々とやってきたので過去のつながりって重要だなと

プランナーさん、ライターさん、デザイナーさん、編集さんなど過去の仕事の同僚やお世話になった人の紹介で受けた仕事が結構ありました。

いきなりフリーランスやるんでなく一度どこか会社に属したほうがいいよ

とプロが口をそろえていう理由がこのあたりにもあるのかなと思います。

リピート

最初の取引時にちゃんとご満足いただける内容を納品していたことで一度取引したところから再びご依頼いただけるパターンですね。

いくらご満足いただけたとしても依頼するべき仕事が発生しないことにはリピートは発生しないのでこれはあくまで運のところもありますね。

運ではありますが、それでもそもそも良いものを納品しないことには始まらないので一つひとつの仕事をしっかり取り組むことは重要です。

運営コンテンツのようなものだと比較的長期的なリピートになったりしますね。

サ終はユーザー的にもゲームが遊べなくなるので残念ですが、フリーランス的には仕事が終了になるのでおおごとだったりします。

営業

直接営業やSNS営業など。

僕もフリーランスになってすぐのころにTwitterなどの記事を書いているようにSNS営業などもフリーでは必須かなと思っていました。

しかし、思っていた以上に一人の人間が受注できる仕事量というのは少ないんですよね……。

なので、あまり営業に力を入れなくても前述の紹介&リピートやイラスト制作会社の仕事などでも意外と途切れずにいけたりします。

とはいえ、フリーランス3年限界説のように発注がなくて厳しくなるケースもあると思います。

そんなときにはやはり基本に戻って、営業活動にテコ入れするべきタイミングなのだろうなと思います。

といっても発注って先方のタイミングしだいなんでこちらの都合は関係ないので、営業したらすぐ効果がでるとは思わずに長期的な効果を期待するというスタンスでいるのがいいのかなと思います。

そんなわけで、ちょっとばかり仕事の空きができても動じずに淡々と個人事業を進めたりできるような余裕を作るために今回解説してきたランニングコストの最適化がポイントになるってわけですね。

替えのきかない存在へ

個人事業だろうが請負仕事だろうが結局のところ替えのきいてしまう存在だったら単価は上がらないわけですよ。

だから誰でもできる仕事ではなく指名で依頼されるようにならないといけないなと思うわけです。

僕自身もそのために技術研鑽ふくめ、今後も色々とがんばっていこうと思います!!

まとめ 

そんなわけで長々と3記事に渡って、生き残るクリエーターに必要なことについて語ってきました。

  1. 変化に対応する力
  2. 安売りをしない
  3. ランニングコスト(生活費など)の最適化

前編では最新の情報には踊らされないように見送る勇気も持ちつつも絵柄などテクニックは柔軟に取り入れて変化できるようにしてはどうかという話をし、

中編では、来た仕事をなんでも受けてると長続きしないぞという話。
フリーランスの受けられる仕事はわりとすぐに埋まってしまうので精査しないといけないですよということを語ってきました。

そして、今回の後編では仕事を精査したり請負仕事以外の仕事もやる余裕を作って生き残れるようにするためには、そもそも生活のランニングコストを下げると生き残りやすくなるんでは って話をしてきました。

こんな感じで3年半以上フリーとして仕事をしてきた経験から語ってみました。

自分は目の前の環境の変化に対応できているのだろうか?

フリーランスとして生き残ることは今回解説してきた記事の感じで継続できると思います。

しかし、そもそもコロナ禍の影響でリモートワーク が広がったことで、通勤時間0というフリーランスだけの利点がすでにサラリーマンにも開放されているんですよね。
(会社によるかもですが……)

しかもインボイス制度が2023年の10月からってことでフリーランスのような小規模な個人事業主には逆風なこのご時世。

前編の内容である変化に対応する力を発揮して、フリーであり続けることにこだわらりすぎずに会社員に切り替えることも考慮に入れるのが「これからの時代も生き残るクリエイター」だったりするのでしょうか?
「会社員になったらそれはクリエイターではなくスペシャリストでは?」という言葉の定義問題については、クリエイティブ職っておおざっぱにとらえていただきたい……

それともインボイス制度なんかも世間が騒いでいるだけだと静観してスルーを決め込むべきなのか……?

本当に日々むずかしい変化が起き続けていますよね。

どう対応するべきかは、人それぞれで正解はわからないかもしれません。

しかし、僕自身が一人のクリエイターとしてどう立ち回っているのかは、これからもこうしてブログで発信していくと思います!

そんなわけで今後もどうぞよろしくお願い致します!

ではまた。

≫【前編】これからの時代も生き残るクリエイターに必要なこと①【逆に今やらなくてもいいこと】

≫【中編】これからの時代も生き残るクリエイターに必要なこと②【安売りをしない】

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