今回新たなブラシとして、『本の背表紙』ブラシを発売しました!
室内背景を描くとき定番の家具として本棚がありますが本を描くのは大変ですよね。
適当に済ませようにも、たとえばキャラの私室だったりすると本棚にある本でキャラの性格を表現したりすることもあります。
僕も今まで多くのキャラの部屋背景を描いてきました。
背表紙を1つ作るだけならそこまでの手間ではないですが、多くのバリエーションを作ろうと思うとかなり面倒になってきます。
実際に今回 『本の背表紙』ブラシ を作るにあたって過去に作成した背表紙素材をリメイクしたり新たに作ったりという作業をしたんですが、じつにこれを作るのに時間がかかりました。
仕事と仕事の合間に過去の素材の整理を兼ねてサクッとブラシ化させようと思ったもののなかなか完成せずに大変でした。
人生の中で一度ある程度素材を作ってしまえば、同一絵柄であればわりと一個人の中では使いまわすことのできる背表紙の素材のストックができたりするものです。
しかし、今まで一度も現代物の本棚を描いたことがない人にはこの本棚の背表紙を作成するという作業が待っているというわけです。
でも、もう大丈夫です!
そんな手間のかかる素材作成に絵描き皆が時間を使わざるを得なかった日々は終わりました。
この『本の背表紙』ブラシがあれば初めて本棚を描く人もサクッと本の背表紙を用意できてしまうというわけです。
この本の背表紙の素材を一からすべて自分で作成するのに2、3時間で作成するのはまず無理です。
すなわち、今後の人生で本棚を描く機会があれば、このブラシを買うことで金額以上のメリットが得られるというわけです。
さまざまな種類の本の背表紙を描くという気が遠くなる作業工程をすべての人がやる必要はないのです。
今日からはもう本の背表紙を描くための時間を買うことができるのです!
ジャンプできる目次
『本の背表紙』ブラシのクオリティについて
いくらお金で買えるようになったといっても質が低くて、さすがに自分で描いたほうがいいということであれば、無料でもいらないというのが本音のところではないでしょうか?
その点についてもご安心ください。
僕は実際に20年ほどプロとしてゲーム背景などを描くことを仕事としてきています。
≫出雲寺ぜんすけの過去の仕事を確認できるポートフォリオサイト
すなわち、このブラシ素材を使うことで本棚の背表紙についてはプロと同等レベルのクオリティになるというわけです。
初めて背景を描く場合であれば本の色の配色なども極端になってしまうなど、意外とむずかしいものです。
本棚の本の背表紙という手間のかかるところを安心感のあるプロクオリティのブラシで制作できるので、それ以外のところにかける時間をしっかり確保できるというわけです。
これまでの背表紙ブラシは自分の用途に合うものがなかった
背表紙ブラシというものは今までもありましたが、漫画用のモノクロのものであったりバリエーションが少なかったり絵柄が違いすぎて使いにくいといった問題がありました。
- カラー
- プロクオリティ
- 絵柄が特徴的すぎない
これらの条件がそろったものがなかったので、今回発売することにしました。
もちろん万人の用途にマッチすることはないと思いますが、今回の『本の背表紙』ブラシがちょうどこんなの欲しかった!
というかたもなかにはいるんじゃないかと信じております。
『本の背表紙』ブラシで想定している使用方法
ブラシサイズを大きくすることである程度近景の本に使うこともできると思いますが、基本的には近景ではなくADVゲーム背景などの本棚作画を想定しています。
ようするに文字が可読ではない状況です。
ブラシサイズを大きくするとこのような何が書いてあるかわからない文字のデータになっています。
ブラシサイズが小さくなるとこのような感じで文字はつぶれてドットになります。
そのぐらいの離れたところにある本なら背表紙をそもそも描きこむ必要あるの?
という話ですが、たしかに用途によっては背表紙は無地で済ますことも可能です。
実際にこの本ブラシでもサンプルとして無料体験版のブラシを配布していますがそちらは無地のものになります。
こうした無地の背表紙であればそもそも専用の本ブラシでなくともザクザクと通常のブラシで描いていくことも可能ですし、それのほうががむしろいいといったケースもあります。
それはもちろん理解しています。
そうではあるのですが、ゲーム背景などはわかりやすい例ですが複数のキャラクターの部屋が出てくるときにはその部屋にある小物によってキャラクターの性格の方向性を表現します。
その要素の一つとして
『どのような本が本棚に並べられているのか』
というのが、キャラクターを間接的に表現する方法の一つの要素として有効なのです。
そんなときにこそ、このブラシが効果を発揮するというわけです。
『本の背表紙』ブラシの内容
- 文庫本一般書ブラシ
- ゲームソフト_漫画本ブラシ
- 洋書ブラシ
今回の背表紙ブラシは上記のような内容になります。
セットのほうはすべて入っていますが、全部いらないので出費を抑えたいというかたのために3種類の分割販売もしています。
①文庫本一般書ブラシ
こちらは一番スタンダードな現代もの用の背表紙ブラシです。
一つのブラシに複数冊の本の塊がブラシ先として3から4種類登録されています。
右から左へのストロークと逆の左からのストロークで並びが逆になります。
同じブラシでも連続して同じ方向からのストロークにしないことによってコピペ感を薄めることができます。
文庫本など現代ものの背景の本棚で汎用的に使いやすいブラシになっています。
②ゲームソフト_漫画本ブラシ
漫画とゲームのブラシです。
漫画やゲームに興味がありそうなキャラクターの部屋を描くときにはこのブラシを使うと便利です。
おまけで辞書の背表紙ブラシもあります。
辞書の背表紙ブラシは本のバリエーションがあまりありませんので単体で使うというよりも、他の本の背表紙ブラシと併用することでアクセントになると思います。
③洋書ブラシ
洋書の背表紙ということで難しい本を読みそうなキャラの部屋やファンタジーものなどでも使いやすいブラシです。
現代ものでも図書館や知的なキャラの部屋の本棚など活用できる機会は多いです。
『本の背表紙』ブラシの価格
3種すべてが入った『本の背表紙』ブラシセットとそれぞれ単体での販売をします。
ブラシ名 | 価格 |
---|---|
①文庫本一般書ブラシ | ¥700 |
②ゲームソフト_漫画本ブラシ | ¥700 |
③洋書ブラシ | ¥700 |
『本の背表紙』ブラシセット (全部入り) | ¥1,980 |
当初は全部入りのセットのみでの販売を考えていましたが、人によっては不要なものもあるかもしれないので分割してみました。
単体もセットと同じ販売ページから購入できます。
全部入っているセットがお得!
バラで買うと700円×3で2100円なのが1980円になりますのでセットのほうがお得になっています!
さらにセットには
- 文庫本一般書ブラシ
- ゲームソフト_漫画本ブラシ
- 洋書ブラシ
これら3つに加えて、以下のセット特典もついてきます!
- 本棚素材PSDデータ
- 裏表紙素材PSDデータ
- BC_本側面の厚みブラシファイル
セット特典① 本棚素材PSDデータ
本の背表紙がブラシで描けるのはいいけど本棚もサクッと用意したいという希望に応えるべく本棚の素材も用意しました。
本棚の正面と側面の素材がありますのでこちらを変形させてイラストのパースに合わせていただければ、あとは角度によっては多少描き加えるだけで本棚も仕上げることができます。
セット特典② 裏表紙素材PSDデータ
さらに、今回のブラシは本の背表紙ブラシなので、本棚以外の場所に出された本については対応できないのでそれをカバーするべく裏表紙PSDデータも特典として用意しました。
すべての本のタイプを用意するとそれはもはや特典ではなくてひとつの素材商品になってしまうので、文庫本などの裏表紙に使えそうな画像素材となっています。
(洋書ブラシの本などの背表紙には不向き…というか使えないと思います。すみません…)
セット特典③ BC_本側面の厚み ブラシ
たとえば、本棚に並べた本の上に重ねた本なんかは背表紙側でなく上面とか反対側だったりしますよね。
もしくは、几帳面ではない性格のキャラを表現するためにあえて背表紙ではない側でならんでるとか。
他にも俯瞰気味な位置にある場合など本の厚みの面が見えることはありますよね。
そんなときに対応するための本側面の厚みブラシも用意しました。
これら全部入って1,980円!
背表紙ブラシだけではカバーしきれない痒いところもフォローした特典付きでなんと1980円です。
このクオリティでこの本のバリエーション、そして特典内容も含めて自分で用意しようと思うと途方もない時間と労力を要します。
会社やスタジオなどに所属していたらそこで過去に先輩などが作った素材があったりして使えるかもしれませんが、個人で描いているとそうもいきません。
会社所属の人も辞めてフリーになったりしたら会社の素材を使うこともできません。
もちろんプロとしてやっていれば自分で作ることは余裕でしょう。
しかし、こういった素材作りは地味に手間がかかるところ。
そんなときにはぜひ『本の背表紙』ブラシを活用していただければと思います!
個人でイラストを描いている人にとっても屋内のイラストを描くときに本棚というのはさけて通れないところ。
絵を描くことをやめてしまわないかぎり、このブラシに使っていただいた金額の元は取れる機会はくるはず!
そう自信を持ってお届けしています。
▶『本の背表紙』ブラシのご購入、無料体験版のダウンロードはこちら
セット特典だけ欲しい場合
いやいや、そんなセット特典だけ入手しようなどという都合のいい方法などない、と言い切るほうがビジネスとしては正しい方法なのかなと思います。
なんですけど、やはり買い手の立場になって考えたら、せっかく単体のブラシ販売があるのにセットだけ特典あるなんてズルいぞ、と思うかもしれません。
そんなわけで、単品購入者のためにFANBOXにて特典の入手可能にしました。
FANBOXはサブスク課金ですが、入って即止めすれば250円で済みます。
僕自身がサブスクにお金使うの好きじゃないタイプなので、わりと即止め前提で運用しているので、今回みたいに何か欲しいものが追加されたときだけ購入するような感覚で活用していただけたらと思います。
(もちろん石油王のかたは投げ銭として継続課金してくれてもいいのですよ?)
ちなみに、FANBOXに『部屋素材3点セット』という部屋の壁、床、天井の素材もあるので、入った際にはそちらもダウンロードしておくといいと思います。
部屋背景を初めて描く人にとっては今回のブラシと合わせて使っていただければ、かなり便利になるんじゃないかなと思います。
▶セット特典のみのお求めの場合はこちらのFANBOXから
ぜんすけ
すべて手探りでやってきた自分とくらべたら、いきなりプロレベルの壁や本棚の素材を手にして始められるのは軽くチートなレベル
これらの武器を最初から手にして室内背景を描き始めていただいて、さらに高みを目指していただければと思います。
『本の背表紙』ブラシ無料体験版
ブラシファイルの.sutファイルを読み込んで実際に使えるのかのお試し用に無料体験版の『BC_本ブラシ文字なしサンプル.sut』を用意しました。
ご自身の環境でCLIP STUDIO PAINTのブラシファイルが読み込むことができるかの確認などもこちらを使って試していただければと思います。
なお、体験版のファイルは製品版の以下の利用規約と同様の範囲で自由に使っていただくことができます。
▲無料体験版は商品ページのラインナップの一番下にあります。
『本の背表紙』ブラシの動画紹介
当記事の内容は以下の動画でも紹介しています。
≫室内イラストで活躍するクリスタブラシ登場!【本の背表紙ブラシ】
ライセンスについて
・本製品購入につき1ユーザーのライセンスとなっております。 複数の端末で使用はできますが、購入されたお客様本人のみがご使用いただけます。
第三者への貸与・譲渡・配布などはできません。
・フリー、シェア問わずに、ゲームやイラストなどの制作に使用していただけます。
素材を加工していただいてイラストに使用することも可能です。
禁止事項
このブラシ素材を元にした素材集やブラシファイルの配布、販売をすることはできません。
免責事項
素材を利用する、もしくは利用できないことにより発生した損害、 ならびに二次的に発生した一切の損害について製作者側にて保証を行う事はできません。
著作権
素材関する著作権その他の全ての権利は出雲寺ぜんすけに帰属しますが、上記使用許諾にそった使用であれば、その創作物(ゲームやイラストなど)に著作権表示の必要はありません。
※まとめ:ご自身の創作物に使って頂く分には自由に使って頂いてかまいませんが、この素材の販売を害する行為はしないようにお願い致します。
▼自然物などさまざまなシーンで活用できるブラシセットも合わせて宜しくお願い致します。
出雲寺ブラシセット_クリスタ版
出雲寺ぜんすけのブラシプリセット_Photoshop版
▲BOOTHにて販売中です。
クリスタがPhotoshopのブラシ読み込めないころに作成したのでPhotoshop版とクリスタ版がありますが基本的に内容は同じものになります。
▼ブラシの詳細記事