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CLIP STUDIO PAINTのレイヤー合成モード一覧

6 min

こんにちは出雲寺ぜんすけ(‎@blankcoin)です。

この記事ではCLIP STUDIO PAINTのレイヤー合成モードに種類と効果を把握するすることができます。

レイヤー合成モードについては使いながらおぼえるでいいと思いますが、どんな効果のものがあるのか最初にしっておきたい場合に役に立つと思います。

Photoshopなど別ソフトでもレイヤーの合成モードはだいたい同じようなものなので参考にできると思います。

CLIP STUDIO PAINTをお持ちでない場合はこちら▼

当ブログのCLIP STUDIO PAINTのまとめ記事はこちら▼

≫CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)の使い方を徹底解説!【初心者向け】

レイヤー合成モードの設定場所

レイヤーパレットの上部の下矢印をクリックすると選択が可能になります。

レイヤー合成モードの種類

  1. 通常
  2. 比較(暗)
  3. 乗算
  4. 焼き込みカラー
  5. 焼き込み(リニア)
  6. 減算
  7. 比較(明)
  8. スクリーン
  9. 覆い焼きカラー
  10. 覆い焼き(発光)
  11. 加算
  12. 加算(発光)
  13. オーバーレイ
  14. ソフトライト
  15. ハードライト
  16. 差の絶対値
  17. ビビットライト
  18. リニアライト
  19. ピンライト
  20. ハードミックス
  21. 除外
  22. カラー比較(暗)
  23. カラー比較(明)
  24. 除算
  25. 色相
  26. 彩度
  27. カラー
  28. 輝度

ざっとこんな感じで28個とかなり多いです。

暗くする合成モード
明るくする合成モード
コントラスト合成モード
色の合成モード
その他の合成モード

レイヤー合成モードの効果

たくさんあるけど効果で大きくわけると5つ

  1. 暗くする
  2. 明るくする
  3. コントラスト
  4. 色を変える
  5. その他

 それぞれひとつ使えれば問題ないので、以下の5つがわかればとりあえずOK。

コントラストというのは明るいところをより明るく、暗いところをより暗くするイメージです。

  1. 乗算
  2. スクリーン
  3. オーバーレイ
  4. カラー
  5. 通常

細かい説明を理解するよりも、実際に適用させてみたほうが手っ取り早いです。

オーバーレイなどをコントラストと分類していますが、直接的にコントラストを高めるとかなら色調補正でやるほうが手っ取り早いです。
オーバーレイなどは色味を出しつつ効果をいれたいときに使い勝手のよい合成モードです。

レイヤー合成モード名は算数!?

小中学生の「勉強って社会に出てから何に使うの?」ってお約束の質問。

その答えの一つとして
「それはね、レイヤー合成モードがどんなものか理解するのに使うんだよ」
と、これからは答えられるようになるというわけです。

四則演算 【加減乗除】
加算 減算 乗算 除算という、足し算、引き算、掛け算、割り算という算数の基本ですね。

レイヤーに塗られている色のRGB値を使って乗算加算など四則演算 をやることで明るくしたり暗くしたり合成しているということがわかると、どんなことをその合成モードで行われているかを理解できるようになります。

ぜんすけ

ぜんすけ

とはいえ、結局習うより慣れろで実際に使ってしまったほうが効果を理解するのは速いんですけどね…

暗くするレイヤー合成モード

暗くするレイヤー合成モード1 『乗算

乗算とは『掛け算』のこと。
合わせるレイヤーのRGB値で掛け算し、最後に255で割った値になります。
白の場合は255をかけた値に対して255で割るから変化ありません。

影を描いたりなどに便利なので暗くする場合にもっとも扱いやすい合成モード。

暗くするレイヤー合成モード2 『焼き込みカラー』

下のレイヤーの画像の色を暗くし、コントラストを強くして合成。
乗算などよりも下のレイヤーの色が残ります。
明るい箇所は乗算だと色のフィルムを乗せたように色が重なってしまいますが、焼きこみカラーだと元の色が残ります。

暗くするレイヤー合成モード3 『焼き込み(リニア)』

焼きこみカラーよりは乗算に近く、乗算よりも暗いところがより 暗くなります。

暗くするレイヤー合成モード4 『比較(暗)

RGBそれぞれの値の比較し、数値の低い(暗い)方の値を使った色になる。

暗くするレイヤー合成モード5 『カラー比較(暗)

RGB値の合計値で比較して、数値小さい(暗い)ほうのRGB値の色になります。
用途:明るい箇所にだけ塗りたいとき

明るくするレイヤー合成モード

明るくするレイヤー合成モード1 『スクリーン

乗算の逆の効果で明るくなるレイヤー合成。
黒は透過する。

明るくするレイヤー合成モード2 『覆い焼きカラー』

焼きこみカラーの逆。
下のレイヤーの画像の色を明るくし、コントラストを弱くする

用途:金属に光沢

覆い焼き(発光)

覆い焼き強化版

明るくするレイヤー合成モード3 『加算』

加算は足し算』。RGB値を足した数値の色になります。

RGB:50・100・200と
RGB:50・40・200なら

RGB:100・140・255になります。


(255が最大値なので200+200は400ですが、最大値の255となります)

明るくするレイヤー合成モード4 『加算(発光)』

加算強化バージョン
半透明部分に対して[加算]よりも強い効果

明るくするレイヤー合成モード5 『除算

除算とは『割り算』のこと
255を掛けた値に対して、RGB値で割る。
白の場合は255をかけた値に対して255で割るから変化なし。
255をかけられているのでRGB値の小さい暗い色だと明るく色飛びする

明るくするレイヤー合成モード6 『比較(明)』

RGBそれぞれの値の比較し、数値の高い(明るい)方の値を使った色になる。

明るくするレイヤー合成モード7 『カラー比較(明))』

輝度(RGB値の合計値)を比較し、値が高い方の色を表示
用途:暗いところだけ塗りたいとき

コントラストをつけつつ色を調整するレイヤー合成モード

コントラスト、レイヤー合成モード1 『オーバーレイ』

ソフトライトに近い効果
ソフトライトよりも彩度の高い色になる

コントラスト、レイヤー合成モード2 『ソフトライト』

覆い焼きや焼きこみなどに比べてやさしい効果

コントラスト、レイヤー合成モード3 『ハードライト』

重ねるレイヤーの色がソフトライトよりも強くでる

コントラスト、レイヤー合成モード4 『ビビットライト』

焼き込み』や『覆い焼き』のようなコントラストの強い画像にします。
オーバーレイの明暗を強調したような合成方法

コントラスト、レイヤー合成モード5 『リニアライト』

ハードライトよりも彩度があるがビビットライトほどではない。
この二つの中間的な合成方法

色を変える、レイヤー合成モード

色を変える、レイヤー合成モード1 『色相』

下のレイヤーの『輝度と彩度の値を維持』し、色相を適用します。

色を変える、レイヤー合成モード2 『彩度』

下のレイヤーの『輝度と色相の値を維持』し、彩度を適用します。

色を変える、レイヤー合成モード3 『カラー』

下のレイヤーの『輝度を維持』し、色相と彩度を適用します。 

色を変える、レイヤー合成モード4 『輝度』

下のレイヤーの『色相と彩度の値を維持』したまま、設定レイヤーの輝度を適用

その他のレイヤー合成モード

その他のレイヤー合成モード1 『通常』

レイヤーの色をそのまま重ねる

その他のレイヤー合成モード2 『ピンライト』

下のレイヤーの白い箇所に色をのせることができる合成方法

その他のレイヤー合成モード3 『ハードミックス』

RGBそれぞれの値の合計が255以上になる場合、255に変換します。
値の合計が255に満たない場合は、0に変換
結果としてRGB(255.255.0)とか極端な値になる。

その他のレイヤー合成モード4 『減算』

減算は『引き算』。RGB値で合成する色の値を引きます。
合成する色の補色に近い色になります。
特定の色味を抜きたいときに使えます

その他のレイヤー合成モード5 『差の絶対値』

RGB値で比較して、数値の大きいほうから小さいほうを引いたRGB値の色になります。

黒の場合はRGB値000なので引いても同じ数値なので色も変わりません。
同じ色をのせると引き算の結果がすべて0なので黒くなります。

イラストを描く場合には頻繫には使いません。
修正を依頼してビフォーアフターでどこが変わったのかを見比べるときに使える合成モードです。

その他のレイヤー合成モード6 『除外』

『差の絶対値』に近い効果で、『差の絶対値』よりコントラストが低めに合成されます。

レイヤーフォルダー専用の合成モード 『通過』

レイヤーには使わずレイヤーフォルダに使う合成モードに『通過』というものがあります。

レイヤーフォルダの合成モードは個々のレイヤーの合成モードよりも優先されます

そのため、たとえばオーバーレイやスクリーンの合成モードのレイヤーが入っていてもレイヤーフォルダーの合成モードを乗算にすればすべて乗算レイヤーとして適用されます。

しかし、合成モードに『通過』にしておけば各レイヤーで設定した合成モードで効果を与えることができるのです。

まとめ

レイヤーの合成モードはたくさんありますが、
基本は『スクリーン』『乗算』『オーバーレイ』の3つ
この3つが使いこなせればあとは必要に応じて使えばいいだけです。

5つの分類だけ把握していたら、実際に描いたイラストに効果を入れるときに『オーバーレイ』でもいいけど『ソフトライト』や『ハードライト』だとどんな感じかなと試してみて実際の効果を確認して良かったらその合成モードを採用するという感じです。

合成モードについての記事をいまさら作成した理由、それは

今後もいろいろとイラストの描き方の記事も追加することもあると思いますが、そのつど合成モードについて解説をいれる煩雑。

なのでこうして一つの記事としてまとめておいて今後はこの記事を参照先として活用していこうと思います!

……正直なところ、合成モードの解説記事はすでにネットにいくらでもあるので普通にブログ運営だけであれば自前で書く必要はなかったりします…。

ではなんで僕がわざわざ自分で書いたのかというと今後も背景描き方技法書の出版をしたときのためです。

書籍という媒体は一応一冊の中で初心者がおいてけぼりにならないよう基本的な解説は必須です。

でも、この合成モードや基本的なパースの解説などすべての本に書いていたら紙面の無駄ですよね。

なのでそういった基礎解説については書籍ではグッと圧縮した内容だけサラッとふれて、より有益な内容を増やしたいというわけです。

書籍という媒体はブログに比べて変更が容易ではないので参照先が自分の管理しているページでないとリンク先のページがなくなってしまう可能性があるので自分で用意せざるをえなかった、というわけです。

合成モードの実践的な使い方のテクニック

おまけ

写真の色味などの調整テクニックのツイートをちょうどこの記事を書いているときに、たまたま見かけたので紹介します!

写真だけでなくイラストも最終仕上げの段階など仕上げの調整でも合成モードを利用しますので参考になるんではないでしょうか!?

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