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Keyのキネティックノベル『終のステラ』のスマホ版がリリース!!

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こんにちは出雲寺ぜんすけ(‎@blankcoin)です。

ついにKeyの『終のステラ』がスマホでプレイできるようになりました!

終のステラ

終のステラ

VisualArts Co.,Ltd.無料posted withアプリーチ

昨今はタブレットやスマホの普及でPCをお持ちでないかたも増えていると思いますので、そういったかたにもようやくおススメできるようになりました。

すでに一度PCでプレイ済みの人にとってもスマホでくつろいでプレイできるのは助かりますよね。

『終のステラ』は運び屋“ジュード”と少女型アンドロイド“フィリア”の旅を描いた物語です。

▼あらすじなど詳細は公式サイトでご確認を!

終のステラ公式サイト

終のステラのスマホ版の価格

ストーリー解放 ¥1,200

1200円! PCのダウンロード版もお手頃価格でしたがさらにお求めやすい価格になってますね。

なにより課金が必要になるところまで無料で長時間読み進めることができるのでとりあえず試しにダウンロードしてみてほしいです!

たくさんの“運び屋たち”が終のステラをさらに遠くまで運んでくれているよ!!

僕自身も背景担当の一人として携わらせていただいたので、こうしてプレイしてくれたかたの感想を目にすることで、この素敵な作品を皆様のもとに運ぶことの一助になれたのかなと、とても嬉しい気持ちになりました!

そして今回、終のステラのスマホ版が出たということで反応はどんな感じかなと検索してみて気が付いたのですが……
PC版をやった人たちが未プレイの人にたくさんおススメしてくれているんですよ!

こういった一連のツイートを見て僕はグッとくるものがありました。

この作品を運ぶ、運び屋はもはやスタッフなど関係者各位だけでないんだなと。

この『終のステラ』という作品をプレイして気に入ってくれた人たちが新たな“運び屋”として、受け取ったものをさらに遠くに運んでくれているじゃないかと。

終のステラという作品をプレイして僕自身も感動して涙しましたが、
いやまさか作品自体だけでなく、それをプレイしたユーザー様の反応でまた目頭が熱くなるとは……。

画像生成AIが人間と置き換わるのはフィリアのようになったときかもしれない

昨今の画像生成AIの進歩はすさまじく、今現在あるAI生成画像のあらはすぐになくなりそうです。

はたしてそんな時代に僕ら背景絵師の存在意義ってなんだろう?
そんな哲学的な自問をせずにはいられません。

もはや背景素材としての“使用価値”において僕らはAIに敵わない時代になるでしょう。

では人間が描く意味はというと、
『その絵を描いた人の意図や思い、情熱がのること』
ではないでしょうか。

この言葉だけだと、ただのキレイ事のような言葉ですね。

もう少し言い方を変えましょう。

背景描きは一枚の背景を描くことに結構な時間を使います。

そのため、その作品を作り出すための日々やこだわったことなど様々な愛着も抱きます。

これが数分で生成されるAI画像ではこの愛着は画像生成者には生まれないでしょう。

今回終のステラという作品でKeyの作品に携わることができたので、せっかくだから過去のKey作品の曲を作業用BGMとして流しながら終のステラの背景を描いていました。

過去のKey作品をユーザーとしてプレイした記憶を呼び起こされながら未来にKey作品になる終のステラの背景イラストを製作するという思い出深い経験になりました。

しかし、AIで生成したら1曲も流し終わらないうちに一枚の背景が生成されていることでしょう。

もちろん、
「そんなの知ったことか、ものさえ良ければ作り手の思いや舞台裏なんてどうでもいい」
そういった考えもあるでしょう。

たしかに受け取る人によっては、ある面ではそれはそうかもしれません。

でも、その1枚の背景を描くのに時間を使って描いた絵描き自身にとって、その作品は他の作品とはまったく異なる特別なものになります。

描くためにかけてきた日々があるからこそ、そのプロジェクトを応援したいと思うのです。

だからこそ今回のように多くの方々が終のステラを“運んで”くれているツイートを見て
こんなにも仲間が増えていっているのか
と熱いもの感じるのではないかと思うのです。

AI技術を作り出した人たちはその技術を作り出すために膨大な時間や手間をかけてきたんだと思いますしすごい価値があると思います。

しかしAIが生成した画像自体には使用価値はあっても労力がかけられていないため価値はありません。

画像生成AIの作り出したものに労働力が加えられて初めて商品となりえるわけです。

なので、一枚のイラストのために数十時間かけてAI画像生成をしたという作品があればそれには使用価値だけでなく価値もあるわけですね。

画像生成AIの問題はクオリティが上がりすぎたこと

労働力を追加して初めて商品になるので画像生成AIが道具たりえるためにはもう少し質が低いぐらいのほうが受け入れられやすかったんじゃないかなと思います。

逆にここまで上がってしまって、これからさらに精度が上がってしまうであろうAI画像にいったいどんな労力を付け加えることができるのか興味深いところではあります。

今までアナログからデジタルになろうが、3Dになろうが知識や技術の習得には必須でした。

画像生成AIについてはその習得コストが低すぎて技術のコモディティ化がこれまでの比ではないわけなんですよね。

ホントいったいこれからどうなっていくんでしょうね……。

技術も労力も情熱も不要なものに僕らは価値を見出すことができるのだろうか?

応援したいと思えるのだろうか。

たとえ未熟だったとしても人が情熱を注いできたことに僕らは何かを感じるものがあるんじゃないでしょうか?

クリエイターが熱を持って作ってこそ、それが伝播するのではないか。

それはあくまでも希望であり期待なのかもしれません。

しかし、少なくとも今回紹介したようなユーザー様方のツイートを見て、
その熱が伝播しているさまに感動するためには、クリエイターは時間と情熱をその絵にその作品に投入している必要がある
のは間違いないだろうと思いました。

ぜんすけ

ぜんすけ

研鑽も熱意もなく、ポチっとなで作ったものが評価されて喜べるクリエイターっていないと思うんですよね。
それで喜べたらもはやクリエイターではないような……。

そんなわけで、AIイラストが本当の意味で人間と置き換わるのは、今の画像生成AIのように感情もなくただ画像を生成するAIではなく『終のステラ』のヒロインであるフィリアのように感情を持ったAIが誕生したときなんではないかなと思いました。(希望的観測)

画像生成AIの作る画像の完成度が高まるのはそう時間はかからないでしょうけど、画像生成AIが感情を持つようになるまではまだまだ時間がかかりそうですし、僕はまだ絵を描き続けていきたいと思います。

そして、ユーザーの皆様とともに感動を分かち合い、作品を届ける運び屋仲間として共に歩んでいけたらと思います

それがこの時代に僕ら“人間”の背景絵師だからできることなのではないかなと、今回一連のツイートを見て思ったわけです。

終のステラ

終のステラ

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とはいえ、なかには実績公開不可の仕事もあるわけで、そういった仕事だと感動を分かち合うことすらままならないケースも多々あるわけなんですけどね……。

はてさて、僕ら人間の絵師に未来はあるのか!?

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