今回は3 Dを始めるならどのソフトを使ったらいいのかなという話になります
ひととおり使い込んだうえでこれがベスト! みたいなことをいう内容ではなく、今回僕が触り始めるに至った経緯をゆるく話す感じです。
結論から言ってしまえば、 今のところ僕はBlenderを使ってみてますよということです。
ちなみに↑のアイキャッチ画像だけでBlenderじゃん! とわかる人に対しては僕が3Dについて有益なことを書くのは荷が重いので、お手柔らかにお願いします!
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今回僕がBlender使ってみるかってなった流れ
ほぼ初心者みたいなもんですが、じつは3D初めてではなかった
実は働き始めて最初の1年目の時に3Dで作った画像をPhotoshopでレタッチしてしてしあげるといった形で作成するというプロジェクトがありました。
そんなわけでじつは僕は2D背景をやる前に数ヶ月間3Dの背景をやっていました。
その時使っていたのはLightWave 3Dでしたね。
そのプロジェクトのあと2D背景をやり始めたときには意外と3Dで得た知識を活用できた気がします。
その後は特に3Dを使う機会もなく主にPhotoshopで2D背景を主に描いてきました。
ゲーム業界で3Dと言えばMAYAでは?
ゲーム業界で実際によく使われてるソフトと言えばMAYAになると思います。
僕が以前働いていたゲーム会社でも3DはMAYAを使っていました。
ぜんすけ
僕自身は3D担当ではなかったので使ってなかったですが
MAYAは、結構な金額なので個人でやるには金銭的にかなりの参入障壁高さになります。
すでに会社で使っていたとかで3Dのプロとしてやっていくという覚悟があるは使い慣れていて選択する可能性はありますが、金銭的な敷居が高いイメージですね。
僕の勝手なイメージですがBtoB(企業が企業相手にする商売)なソフトって印象です。
- MAYA ¥272,800/年(税込)
- MAYA LT ¥40,700/年(税込)
MAYA LTっていう機能限定のほうはまだ年4万なので、個人でもありえなくはない金額という気もしますがどちらにしても3Dでちゃんと仕事をしていないと厳しい感はありますね。
そんなわけで、MAYAが業界で一般的とわかりつつも今の僕の状況からかんがみて選択肢から外しました。
スカルプトツールなるものがあるぞ
何年か前の話になりますが以前勤めていたゲーム会社の同僚の3 Dの人からZBrushとかスカルプトという粘土で作るような雰囲気でモデリングをすることができるソフトがあるというのは聞いていました。
スカルプトというそういったタイプのものは以前僕が3Dを少し触った10数年前にはなかったもので興味を持ちました。
ちなみに2D絵師も美術解剖書の傑作としてみんな持ってるスカルプターのための美術解剖学もこの3Dスカルプトやってる人向けだったんではないかと、タイトル的に。
ZBrushは金額的にも10万ちょいということで頑張れば買えなくもない金額ですしZBrushCoreの方であればそれこそ2万とかで全然買えそうな価格帯だったのもよくて、試しに買ってみてもいいかなと思ってました。
▲機能限定版であるZBrushCoreの方は板タブに付属したモデルもあったりします。
ぜんすけ
僕は実際、ソフトこそまだ買っていなかったのですがZBrushCore超入門講座って本はkindleで安くなってるときに先行して買っちゃてたりします
Blenderでもスカルプトができるんかい!
そんな中、ZBrushではなくてもどうやらBlenderでもスカルプトができるらしいということを目にしました。
本職で3Dをやっている人からしたら何をいまさら、何年前からあると思っているんだと言われてしまいそうですね……。
軽く検索してみたらこんな感じのツイートがありました。
ガチならZBrushがよさげだけど僕のような初心者が試しにっていうならBlenderで全然いいみたいですね!
Blenderはスカルプトだけでなく総合的に色々なことができるソフトだと思うので、慣れておくことに越したことはないので、どのみちを遊びで試すのであれば、これがベストなんじゃないと思いました。
何より Blenderは無料ですからね。使ってみてあとで他に移るにしても金銭的にはノーダメージですし。
じつはそんなこんなでBlenderをインストールしたものの、ローポリのモデリングをしていてスカルプトをいじったりはまだほとんどしていないんですが……。
3Dをやるのにパソコンのスペックは大丈夫なのか
僕は現在作業用端末としてSurface Pro 7を使っています。
しかし、まぁ3D といえばスペックが求められるイメージもありますしネットのパソコンショップのページなので3Dモデルみたいなハイスペック機が紹介されているので、大丈夫ですかねと思いますよね。
今まで3Dやってなかった人が興味もったときに最初に気になるところだと思います。
実際、僕が Surface Pro 7を買う時にも 3D のソフトが使えるのかっていうのは気になりました。
とりあえず今のところは僕が買ったSurface Proのなかでも上記記事で紹介したとおり中間ぐらいのスペックなやつなんですが、それでもBlenderでローポリモデリングをしてみた範囲では問題なしですね。
負荷の高い作業をとくに僕がまだしていないので、そういうのもやってみたら追記しようと思います。
ちなみにBlenderではないですが、Substance Painterっていうテクスチャを3D画面で直接塗れるソフトがあるんですが、それも無料期間で触ってみたんですが、これはちょっと重く感じましたね。
その他の3Dソフトは
3DS MAX
MAYAと同じAUTODESKの製品ですよね。
僕が一番最初に勤めていた会社では3D担当の人はこのソフト使っていましたね。
サブスクリプションで毎年二十数万とかお金がかかるのでAUTODESKの製品はガチでやっている人向き感はありますね。
MODO
わいっしゅ ファンタジー・SF背景作品&メイキング
MODOはこちらの本でわいっしゅさんが使用されている3Dソフトですね。
▼ソフト自体の解説本だとこういうのでしょうか。
MAYAや3DS MAXほどではないですが、MODOも25万ほどするんですね。
ただ、こちらは恒久ライセンスということなのでとりあえず毎年かからないのは大きな違いではないでしょうか。
その他
Shade3D、メタセコイア、Sketchupなど、さらにUnityでモデリングできるProBuilderなんてのもあるとか。
昔、六角大王って3Dソフトとかあったよなって思って調べてみたら今はクリスタのセルシスが譲り受けているんですね。
https://www.clip-studio.com/clip_site/download/rokkaku/rokkaku_top
クリスタは3Dを2Dのイラストや漫画に活用することに秀でていると思いますが、こういったソフトの権利などを譲り受けたりして3Dと2Dソフトの融合に力を入れていたんですね。
とまぁ、各ソフトを並べ始めてしまいましたが別にこの記事は3Dソフト比較記事というわけでもないので、他にもまだまだありそうですがここらへんにしておきます。
そんなわけでBlender
こんな感じでいろいろありすぎて正直3Dソフトはどれ使えばいいのやらになってしまうわけですね。
そんななかで、Blenderは積極的に3Dの情報を集めようとしていなかったときでも、名前を見聞きする頻度が上がったように思っていました。
▼
それによって需要が増えるので初心者向けの動画とか解説も多い。
▼
さらにが使い始める人が増える
という好循環になってそうな気がします。
そしてどうやらBlender2.8っていうバージョンで使いやすくなったり機能が追加されたとかでその流れが加速してるっぽそうですね。
そんなBlender2.8良いらしいぞ、という情報と前述のスカルプトも試せるんだってなことで僕はBlender使い始めてみましたよということです。
正直、3Dって色々ソフトありすぎて選択疲れしそうなレベルじゃないですか?
とりあえずガチのプロでないならBlenderでいいんじゃねって感じになってくれていたほうが、3Dに手をつけやすいよなぁ、と個人的には思うわけです。
それにしても僕はまだ買っていないのですが、本格的にBlender使うなら本買ったほうがやっぱ便利ですかねー。
Blenderはネットなどでも情報が結構出てきますが書籍が手元にあると、さっと調べやすいですし。
それにしても3Dソフトって機能とかできることたくさんあって解説本もページ数多いからわりといい値段しますよね。
ぜんすけ
僕もはるか昔に3D触ってたときに7千円ぐらいする辞書みたいな厚さの本持ってましたね
ちなみにBlenderは2.8で大きくUIとか変わっているようなので、本を買う場合は対応バージョンが要確認ですね
Web検索するときも 『Blender2.8』とバージョンを入れて検索したほうが求めている情報にたどり着きやすいです。
スカルプトもVRの時代!?
そんなわけで最近は3Dの情報も目にとまるようになってきたわけですが、スカルプトツールもVRとかでやる時代になってきていたんですね。
▲こんな感じらしいです。すごそうですよね!
正直なところ今までVRって世間で話題になっていても僕自身はあまり食いつくでもなくVR機器を買おうという気も起きなかったのですよ。
でもVRスカルプトとかクリエイティブ制作ツールとして使えるってことを知って、ここにきて初めてVRに興味が出てきましたね!
▲5万とかそれなりにいい値段するんで気軽には買えないですが、このVRデバイス作っているoculusのVRスカルプトツール「oculus Medium」をAdobeが買収しているということなので今後の動きには注目しておきたいですね。
前述したSubstance Painterっていうテクスチャを3D画面で直接塗れるソフトもAdobeが買収しているってことでAdobeの3Dへの力の入れ具合が感じられますね。
ちなみに 「oculus Medium」 を使うためには
推奨プロセッサー: Intel Core i5 7400
推奨グラフィックカード: Nvidia GTX 1060またはAMD Radeon RX 480
推奨メモリ: 16 GB
ってなスペックが求められるので僕のSurface Pro7では無理な感じです。
GTX 1060 以上推奨ってことなんで GTX 1070とかRTX2060とか書かれているとよいみたいです。
ちなみに3Dの話ではないですが、AIで実写風景が描けると話題になったNVIDIA CANVASを使いたいぞという場合などはGTXでなく RTX が必要になってきます。
マウスコンピューターのサイトとか見るとノートパソコンとかでもわりと グラフィックカード は要件満たしてそうです。GTXかRTXかも表でわかりやすく対応機種が分類されて紹介されていますね。
まとめ
ということでBlender使い始めてみましたよってことで、とりあえずSurface Pro 7でも動きますぞってな話でした。
VRスカルプトは楽しそうでワクワクしますなぁ、と思うもののそれほど情報がないので5万とかぶち込んで挑戦していいものか検討中という感じです。
そんなわけで今後たまに自分自身の備忘録のためにBlenderの記事も書いておこうかと思います。一度やったことも慣れていないとすぐなんだっけってなりがちなので。